2019-01-01から1年間の記事一覧

2019年の総括:「公人・私人・個人」

年初の計画に沿って、2019年を「公人・私人・個人」で総括する。 ◎公人 〇専任教授から特任教授へ。 ・テーマは「研究」ーー「大全」と「選集」へ ・多摩大総研所長。--未来教育環境研究会への道筋 ・「多摩大学時代の総決算」の完成と配布 〇NPO法人知…

田端文士村会館「芥川龍之介の生と死」展ーー「企画展」「家族の言葉」「文豪とアルケミスト」

先日、田端文士村会館で開催中の「芥川龍之介の生と死」展を訪問した。芥川龍之介記念館がないのを不思議に思っていたが、田端に多数の文人がいたことに納得せざるを得ない。この企画展は充実していて見ごたえがあった。 田端の文士、画家など:岩田専太郎。…

『坂田一男 捲土重来』展ーー日本人抽象画の先駆者

先日、「坂田一男 捲土重来」展を東京ステーションホテルで観た。副題は「格納された世界の全て、風景のすべて」。 「捲土」は土煙が巻き上がること、「重来」はその土煙が再びやって来ること。坂田 一男(さかた かずお、1889年8月22日 - 1956年5月28日)。…

田端文士村会館「芥川龍之介の生と死」展。すみだ北斎美術館「北斎視角のマジック」展。表参道の「未来フェス」忘年会。

田端文士村会館で開催中の「芥川龍之介の生と死」展。充実した企画展だ。 親友の室生犀星は、田端文士村を「賑やかな詩のみやこ」といい、その「詩のみやこの王様は芥川龍之介」と語っている。龍之介という名前は、生年月日時が辰年辰月辰日辰刻だったことに…

柳兼子(声楽家。柳宗悦夫人)「やっと80歳になって歌が歌えたなという気がいたしますからね。長生きをしてよかったなと思います」

日本民芸館の向かいに建つ柳宗悦旧居。2階には柳宗悦記念室がある。日本民芸館の設立趣意書、自筆原稿、著書などをみることができる。また書斎の壁半分を占める自らデザインした本棚には4万冊の蔵書がおさまっている。「今日も空 晴し又」という書がかかって…

野田一夫先生と語る会ーー「凛然として」

広尾で野田一夫先生(92歳)と語る会を開催。 立教大学OB、多摩大学OB、宮城大学OBなど40人ほどの教え子たちが集合。立教OBの高橋茂人さんの挨拶の後、私は「現代の論語 野田一夫語録」出版プロジェクトの開始を宣言した。https://forms.gle/7mMTadp4…

「散歩が日本一エキサイティングな街」ーー多摩ニュータウン

ココロ社という人のブログで、私の住む街・多摩ニュータウンを紹介している文章を発見した。同感だ。 ・多摩ニュータウンがひとりで住むのに最高に楽しい街である。 ・広くて住み心地最高の部屋があるというのに散歩がやめられず、なかなか家に帰れない有様…

音声講座「ビジネスに活かす偉人の名言」50本が完成

「こえラボ」の岡田社長に励まされて、2019年の1年でポッドキャストでの毎週1本の音声講座50本(30分)の放送が終わり、12月をもって完結した。インタビュー形式なので、語る内容が広く、深くなった感がある。大事な財産になった。さて、これをどう使おうか…

日本ペンクラブの機関誌「P.E.N.」(2019年12月号)

会員になっている 日本ペンクラブの機関誌「P.E.N.」(2019年12月号)が届いた。本日の「名言との対話」の早乙女貢は、日本ペンクラブで常任理事、専務理事をつとめ、国際ペン大会に数多く出席していることもあり、じっくりと読んだ。 12月1日現在で会…

「化学工学会」の経営ゼミナールで行った講演のアンケート

朝の散歩で。 11月30日の公益社団法人「化学工学会」の経営ゼミナールで行った講演のアンケートが届いた。講演テーマは「人生100年時代を迎え撃つ、アタマとココロの革命を!」。 http://k-hisatune.hatenablog.com/entry/2019/11/30/000000・ 図解での表現…

日本近代文学館(高見順初代理事長)、喫茶「BUNDAN」。日本民芸館と旧・柳宗悦邸「柳宗悦記念室」「柳兼子記念室」。東大駒場キャンパス。

駒沢公園内にある日本近代文学館を訪問。 初代理事長・高見順(1907-1965)の銅像。文学館の起工式の翌日に死去。 高見順、小田切進ら有志の文学者・研究者が、文学資料を収集・保存する施設の必要を広く訴え、1962(昭和37)年5月、設立準備会を結成、翌196…

多摩(授業。ラウンジ)。九段(JAL)。代々木(知研東京セミナー)。

今年最後の「立志人物伝」の授業。「日本への回帰」がテーマで、司馬遼太郎と梅棹忠夫を取り上げた。 昼休み:久米先生、樋口先生、長島先生と。 九段の文庫カフェ:旧知のJAL総合政策センターの中原センター長(4年ぶりに香港支店長から戻った)とセンタ…

けやき出版。日本地域社会研究所。ビストロ。

10時:ひと仕事。 12時:多摩大総研の定例ミーティング。 ーーーーーーーーーーーーーー 13時:多摩をテーマとする出版社の「けやき出版」の小崎社長と木村マネジャーが来訪。『多摩の人物散歩』企画を中心に盛り上がる。 長島先生からの紹介。松本先生も同…

多摩大T-Studio「トレンドウオッチャー」17回。ゲストは久米信行客員教授。 テーマは「フィンランド」。

多摩大T-Studio「トレンドウオッチャー」17回。ゲストは久米信行客員教授。 テーマは「フィンランド」。 www.youtube.com www.tama.ac.jp------------- 大学でひと仕事。ラウンジで客員の関秀雄先生からゼミの成果を聴く。ご苦労さまです。 ---…

横浜そごう美術館の「ミュシャ展」ーー究極のライフワーク「スラヴ叙事詩」

横浜そごう美術館の「ミュシャ展 運命の女たち」。2017年5月の国立新美術館の「ミュシャ展」に続き2度目のミュシャ。今回は畢竟のライフワーク「スラブ叙事詩」に焦点をあてて鑑賞した。 「あるゆる国民の進歩は、それぞれがそのルーツから生命体のように絶…

霞が関の環境省大臣官房で審議官と面談。作戦本部株式会社を訪問。10数年ぶりの友人との会食。

11時頃半:霞が関5号館の環境省。大臣官房の審議官(サイバーセキュリティ・情報化)、環境情報室長・危機管理室長、出長補佐と面談。多摩大総研側は、所長の私と松本副所長、橘川客員主任研究員。総研に発足させる「未来環境研究会」への環境省職員の研究員…

「正倉院 時を超える想い」。「人、神、自然ーーザ・アール・サーニ・コレクション」展。「法隆寺宝物館」。「東京都特別支援学校28回総合文化祭 舞台芸術・演劇祭」

上野の東京国立博物館・東洋館で「TMN&TOPPANミュージアムシアター」で「正倉院 時を超える想い」をみた。先月で終わった「正倉院展」を見逃がしたので、VR映像を楽しんだ。 特別展「人、神、自然ーーザ・アール・サーニ・コレクションの名品が語る古代世界…

ブログ連続5555日目。「没後50年 獅子文六展」(神奈川近代文学館)ーー「昭和の漱石」になれたか?

「没後50年 獅子文六展」(神奈川近代文学館)。 獅子 文六(しし ぶんろく、1893年(明治26年)7月1日 - 1969年(昭和44年)12月13日)は、日本の小説家、演出家。本名は岩田豊雄。 1922年フランスへ私費留学し演劇を研究。見た部隊の感想や舞台装置などを克…

知研東京セミナーのお知らせ。12月20日、『子ども地球歳時記』

知的生産の技術研究会 東京セミナーのお知らせ 12月20日(金)。18時半から。ゲストスピーカー:柴生田俊一さん『子ども地球歳時記』(日本地域社会研究所)の著者。日本航空、日航財団出身。場所:代々木BVハウス 〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷5丁目20…

リレー講座:白井さゆり先生「最近の世界経済情勢と日本経済の見通し」。

リレー講座。白井さゆり先生(慶應義塾大学教授)。タイトル「最近の世界経済情勢と日本経済の見通し」。 アメリカ:国内政策ーー大幅減税・歳出拡大・規制緩和で短期的には経済はいい。対外政策ーー保護貿易の強化(グローバルセーフガード・安全保障が理由…

「兄弟会」あらため「お笑い会」に改名。ミュシャ展。獅子文六展。

午前:横浜そごう美術館の「ミュシャ展」。2017年に国立新美術館で「ミュシャ展」をみて、サラ・ベルナールのデザイナー作品やスラブ叙事詩という超大型作品をみている。今回は、山本冬彦さんのアドバイスどおり、展示解説は見ずに、作品だけを見て歩いた。…

「交通事故死は1日10人弱、自殺者は6倍以上の1日66人」

免許更新で町田警察署へ。 「平成30年交通事故」という表示が目に入った。交通事故死は全国で3532人。都内で143人。ずいぶんと少なくなったと思い、調べてみた。1970年がピークで16765人。1万人を超えていた1990年前後から減少期に入り、2018年は3532人にま…

打ち合わせ面談、ひと仕事、修士論文指導、出版スケジュール確認、セミナー「徳川光國、、」

9時半:京王永山で「こえラボ」の岡田社長と面談。「大全」と塾。 11時:大学でひと仕事。リレー講座11年間の学びのまとめ本、、。徒歩往復。 15時半:社会人大学院生の酒向さんの修士論文指導。「エンゲージメント」。本人から後でもらったメール「今まで授…

旧聖蹟記念館で開催中の「関根要太郎展」ーー記念館を設計・建築した建築家。

旧聖蹟記念館で催中の「関根要太郎展」。 多摩大の近くにあるこの記念館は、何度か訪れてる。今回は、この建物を設計・建築した建築家・関根要太郎(1889年ー1959年)の企画展だ。2019年は、関根の生誕130年、没後60年にあたる。 建築家。設計した建造物は10…

新宿の京王プラザホテル:中国富裕層向けの医療事業、西野流呼吸法。

新宿の京王プラザホテル。 12時:蔡さん、富田さん、久保田さんと「南園」で会食。 中国人の富裕層向けの医療事業を構想している蔡さん(宮城大一期生)と、免疫治療関係者の久保田さんと死を宣告されてその治療で2ヶ月で完治した仙台の富田さんとの会食。互…

「修養・鍛錬・研鑽」ーー安岡正篤。新渡戸稲造。野口英世。二宮尊徳。本多静六。佐藤一斎。

「立志人物伝」の11回目の授業。本日のテーマは「修養・鍛錬・研鑽」。 安岡正篤。新渡戸稲造。野口英世。二宮尊徳。本多静六。佐藤一斎。4日に亡くなった中村哲医師の「100の診療所より1本の用水路を」などの言葉を紹介。 佐藤一斎「少壮老死」、安岡正篤…

中村哲語録ー「100の診療所より1本の用水路を」

NGOペシャワール会(福岡)の現地代表の中村哲(73歳)さんが4日、アフガニスタンでテロで死亡した。九大医学部を卒業後、国内病院勤務を経て、1984年にパキスタン北西辺境州の州都ペシャワールに赴任し、20年以上にわたってハンセン病を中心とした医療活…

ハンセン病患者を救った聖医・小川正子ーー「生きてゆく日に愛と正義の十字路に立たば必ず愛の道に就け」

小川正子記念館。 1902(明治35)生まれ。山梨県出身。19歳の正子は後に第三次吉田内閣の国務大臣となる樋貝詮三と結婚するが、2年3ヵ月で離婚。22歳で東京女子医学専門学校に入学。30歳、光田健輔園長(1876-1964)の長島愛生園に入る。1938年休職。療養中…

「没後70年 吉田博展」ーー「冬の精神を描き込むなら、画家は寒さの中にいなければならない」

河口湖美術館で開催中の「没後70年 吉田博展」。 吉田 博(よしだ ひろし、1876年(明治9年)9月19日 - 1950年(昭和25年)4月5日)は、日本の洋画家、版画家。自然と写実そして詩情を重視した作風で、明治、大正、昭和にかけて風景画家の第一人者として活躍…

川口湖美術館の「吉田博展」。河口湖ミューズ館「 与勇輝 館」。

川口湖美術館の「吉田博展」。吉田博(1876-1950年)は木版画による風景画の第一人者。「絵の鬼」「山の画家」「世界百景」の夢。図録と安永幸一「大和水の画家 吉田博」を購入。 河口湖ミューズ館「 与勇輝 館」。楠本正明展も。 与勇輝 ・ 立たないという…