2023-08-01から1ヶ月間の記事一覧

知研読書会ーー「偉人伝」「戦争と海の中国」「手の時代」「福から渋へ」「新語」。

知研読書会の第14回目。本日紹介された本は以下の5冊。 私にとってのキーワード:「偉人伝」「戦争と海の中国」「手の時代」「福から渋へ」「新語」。 細密画で辿る生物進化の足跡 大人の解剖図鑑 作者:渡辺採朗 本の泉社 Amazon 世界を変えた50人の女性科学…

不労所得の「散財」の楽しみーー吉田健一・吉田茂・牧野富太郎

吉田健一(1912-1977)という作家がいた。文芸評論、翻訳、そして小説を書いた。この人は「書く楽しみ」に加えて、「食べる楽しみ」と「飲む楽しみ」をあわせて三楽と呼んでいる。食と酒についてのエッセイも人気があった。その味覚は留学先のイギリスのケン…

小島政二郎『明治の人間』ーー明治の人の偉さの中身を教えてもらった

小島政二郎(1894年1月31日ー1994年3月24日)は、小説家、随筆家、俳人。享年は100。明治27年生まれの小島政二郎の『明治の人間』(鶴書房)を読んだ。先日、神保町の古本屋で手に入れた本だ。 明治27年生まれの小島にとって、国家くらい大事なものはなかっ…

大泉洋子編著『下村誠アンソロジー 永遠の無垢』(虹色社)

大泉洋子編著『下村誠アンソロジー 永遠の無垢』(虹色社)。 下村誠(1954月12月12日ー2006年12月6日)は、『新譜ジャーナル』などで活躍した音楽ライターだ。そしてシンガーソングライター、プロデューサー、レーベルのオーナー、環境活動家とたさいな活動…

寺島実郎の「世界を知る力」(時代との対話)のテーマは「教育」ーー原体験的緊張感

寺島実郎の「世界を知る力」(時代との対話)のテーマは「教育」。 対談の相手は、慶應義塾塾長で日本学術振興会理事長、中央教育審議会会長をつとめ、近年の教育改革を主導した安西祐一郎(1946年生)。二人とも団塊の世代。 以下、2人の対談と私の場合。 …

4年ぶりのお祭りを楽しんだ日。

4年ぶりの「長池ぽんぽこ祭り」に参加し愉しんだ。 大分の郷里・中津の鶴市傘鉾(かさぼこ)祭りも4年ぶりという。全国で4年ぶりにお祭りが盛大に行われているのだろう。 屋台の店が出て人出の多い会場、そしてイベントを開催するアリーナ会場はみたことのな…

知研セミナー「手話って何? もう一つの言語を表してみよう」

知研セミナーは、鈴木章子さんの「手話って何? もう一つの言語を表してみよう」。 高校時代から手話をはじめ、43年目になるおいうから相当な年季だ。手話通訳士(厚労省)の資格もある。参加型、実践型のセミナーだった。 「雨」(小雨、ザーザー、、、)「…

「川柳まつど」で投句が初めて「天」に採られた。

「川柳まつど」に投句を始めてから半年になった。 句会で発表された句を、「天・地・人」や「佳・客」に選ばれるというやり方だ。8月号では、初めて私の句が「天」に採られた。 宿題は「楽楽」で、採られたのは「政治家でなく政治屋でなく政治業」。 中川記…

図解塾:梅棹忠夫著作集第5巻「比較文明研究」の48枚の図解講義が終了。

図解塾は、梅棹忠夫著作集第5巻「比較文明研究」の48枚の図解講義が終了。今回は「比較という方法」「文明学と日本研究」「経済機構の比較文明学」「高度技術社会の成立」「宗教の比較文明学」「近代日本とキリスト教」「言語と文学の比較文明学」の7枚の図…

youtube「遅咲き偉人伝」シリーズ:「樹木希林」編をリリース。

youtube「遅咲き偉人伝」シリーズは、「樹木希林」編をリリース。 https://youtu.be/jiSfVy-Qku8 20歳でデビュー。テレビドラマで親しまれる。テレビCMの女王となる。そして60歳以降は映画で大活躍。 以下、『一切、なりゆきーー樹木希林のことば』(文春文…

本日発刊の「週刊大衆」の「全国ぶっとびミュージアム47選」に協力。

「週刊大衆」(8月21日号)の、「全国ぶっとびミュージアム47選」にインタビューが掲載された。 「多摩大学と宮城大学で名誉教授を努め、これまでに1000館以上の人物記念館を巡った久恒啓一氏」として、以下「全国ベスト10」にコメント。 1位「カップヌード…

寺島実郎の「世界を知る力」8月編(東京MXテレビ)ーー「最新シリコンバレー報告」「21世紀の日本の国家構想」

寺島実郎の「世界を知る力」8月編。 シリコンバレー最新報告(7月) 基礎知識:ゴールドラッシュ(1849年)。スタンフォード大学(1891年)。マイクロコンピュータ時代(1970年代)。インターネット・IT革命(1990年代)。データリズムの時代(GAFAM)。IT…

薬史学会「柴田フォーラム」で講演(東大薬学部)

本郷の東大薬学部にて、薬史学会の「柴田フォーラム」で講演。テーマは「薬史学における図解思考のすすめ」。1時間。この会に呼んでいただいた日本薬科大学の船山信次先生の司会。船山先生は「知的生産の技術」の仲間。 参加者は30名ほどで熱心に聞いてもら…

「歴史探偵 半藤一利」展(昭和館特別企画展)

「半藤一利」展が、神保町の「昭和館」で開催されている。 半藤さんは2021年1月に90歳で亡くなった。昭和館は漱石の孫の未利子夫人から、遺稿や遺品の寄贈を受けて企画展を開催した。また図書室ではこの企画展の関連図書を展示。そして「半藤文庫」という書…

神保町、武蔵小山、そして高円寺の「夏の忘年会」。

神保町 「昭和館」で「歴史探偵 半藤一利」展。詳細は明日にでも。 隣に「蕃書調所」の碑。勝海舟の顔と説明がある。 シェア書店「猫の本棚」で自分の棚をチェック。樋口店長と雑談。 武蔵小山 橘川さんと「CHUM APARTMENT」で打ち合わせ。 久米さんが加わる…

長池公園自然館:絶滅を危惧される水生植物「ジュンサイ」「ミズユキノシタ」「ヒメミクリ」、「ヒルムシロ」

近所の長池公園を夫婦で散歩することが多い。今日は自然館で珍しい水生植物をみることができた。 池の水を抜く「かいぼり」で、都のレッドリストに「絶滅種」(EX)に分類されている水生植物「ジュンサイ」「ミズユキノシタ」が発見された。また、環境省レ…

「蓋棺録」を読む。

文藝春秋の「蓋棺録」を毎月読んでいる。棺桶の蓋を閉めるという意味の言葉だが、生涯を終えた直後という感じがあり、厳粛な気持ちになる。似たような言葉に、墓碑銘、エピタフ、追悼、弔辞などの言い方もあるが、蓋棺録という命名は秀逸だ。 エピタフ(墓碑…

橘川幸夫編『女子高校生いまー令和JKココロのひきだし』(バジリコ)

8月8日発刊の橘川幸夫編『女子高校生いまー令和JKココロのひきだし』(バジリコ)を読み終わった。 世代論からいうと、団塊世代(現代っ子)の子どもの団塊ジュニアの子どもたちだ。団塊の孫たちだ。現在16歳、それは2007年生まれ。アイフォーン発売の年だ。…

ゴロ―ニン『日本幽囚記』ー「文学性もあり、記録性もある。世界の財産みたいな本」(司馬遼太郎)

佐久間象山の没年月日は、元治元年7月11日(1864年8月12日)。 今年の「名言との対話」では7月11日で取り上げているが、西暦の8月12日にアップした。このため7月11日が欠けることになった。幕末のゴロ―ニン事件に名をとどめている、ゴロ―ニンを書いてみた。 …

日航機事故から38年。「遅咲き偉人伝」(youtube)は「綾小路きみまろ」をリリース。

8月12日は日航ジャンボ機が御巣鷹山へ墜落し、520名の乗客・乗員が亡くなった日だ。38年前のこの日、外出から帰った私は会社からの電話で知り、テレビの映像を見て、羽田に駆けつけた。この事故で乗客とご遺族も大きな痛手を負ったことは痛恨極まりない。ま…

『川柳まつど』への投句も半年かーー採られた句

今年になって『川柳まつど』に投稿している。私の自宅から会場へは遠いので、投稿だけの会員。3月号から7月号まで、「宿題」(二人選・三句詠)と呼ばれる題が基本4つほど出る。「吐鳳」という柳名でそれに応募してとられた句を並べてみたい。 投句の成績は…

『名言の暦 明治誕生日編』(上巻・下巻)が完成ーー8年目に入り「代表的日本人」というテーマになってきた。

『名言の暦 明治誕生日編』(上巻・下巻)が完成した。 昨2022年に毎日書いた「名言との対話」をまとめた私家版。明治生まれの人々が対象。上巻は368ページ、下巻は340ページで計708ページになった。 このシリーズは2016年の『偉人の命日366名言集』、2017年…

『幸福塾』は「実年期の肖像」の2回目。キーワードは「晩成力。

「幸福塾」は「実年期の肖像」の2回目。キーワードは「晩成力。 エンゲルスとマルクス。フランクリンと福沢諭吉。老子。新村出。 山本博。樹木希林。親鸞。津本陽。 以下、塾生の学び。 久恒先生、みなさま、本日もありがとうございました。今回は、「実年期…

世界の二大自伝:『フランクリン自伝』と『福翁自伝』を対比してみると、、、。

ベンジャミン・フランクリン(1706-1790)と福沢諭吉(1835-1901)。二人の自伝は、世界の二大自伝と言われている。『フランクリン自伝』を読み、『福翁自伝』と比べてみたい、この二人の生涯の軌跡と考え方の異同を確かめたい。 フランクリンはアメリカの政…

kindle-oasisで「選書と読書と執筆」のスタイルに再度トライ。

昨年初めに購入したkindle-oasisを今年なくしてしまって不便をしていたが、再び購入して本日から使い始めた。選書に有効。読書で、線引き、引用が自由自在。 Kindle Oasis 色調調節ライト搭載 wifi 32GB 広告なし 電子書籍リーダー Amazon Amazon 以下、昨年…

今日の「一浴一冊」は『フランクリン自伝』

今日は書斎の書類を整理しゴミ出しをした。アタマも整理され、精神の健康を取り戻した感じがする。ということで、夕刻から「一浴一冊」。 『福翁自伝』と並んで世界の二大自伝として名高い『フランクリン自伝』を風呂とテレビをみながら居間で読み終わった。…

朝はヨガ、その後は公園の自然館で遊ぶ。夕は週刊誌の取材。

朝:8年続けているヨガでカラダとココロを整える。 夕:ある週刊誌から電話取材を受ける。人物記念館がテーマ。記録と記憶をたよりに、うまく答えられたと思う。 昼:遊びにきている娘と孫たちと過ごす。近所の公園の自然館。鉄道模型運転のジオラマ。ハヤブ…

世田谷文学館の「石黒亜矢子展 ばけものぞろぞろ ばけねこぞろぞろ」。

世田谷文学館の「石黒亜矢子 ばけものぞろぞろ ばけねこぞろぞろ」展。 石黒亜矢子は妖怪や化け猫をモチーフとした作品が人気の絵描き。絵本作家、イラストレーター。 1973年生まれ。ユーモアと愛らしさと怖さを併せ持った妖怪などを描き人気がある。 動物が…

「一浴一冊」の習慣(目読・耳読・電読)と「座右の書」。

カワラナデシコ 私には風呂で本を読む「一浴一冊」の習慣がある。 最近、読んだ、聞いた本をあげてみる。 目読:津本陽『津本陽 こうして生きて、こう死にたい』。色川大吉『ある昭和史ー自分史の試み』。『川喜多かしこ映画ひとすじに』。萩原英雄『美の遍…

図解塾:比較文明論。文明学。日本文明。

図解塾⑥期⑳ 「二つの比較文明論」「比較文明論の」「文明学と日本学」「近代世界における日本文明」の4枚の図解をもとに講義。 以下。塾生の学び。 久恒先生、皆様、おつかれさまです。本日、図解塾。久恒先生近況のお話から。①雑誌取材、夏休み企画「ユニー…