2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧
大学の帰りに、思いついて市民プールに寄って、少し泳いでみた。通勤と組み合わせて水泳をするというコースもいいので、来年度、といっても明日からだが、このメニューも取り入れたい。ホームページ図解Webを、桜の咲く「春バージョン」に変えました。http:/…
川田龍吉は、1856年生まれで没年は1951年とあるから、江戸、明治、大正、昭和、そして戦後まで生きた95年の人生だった。「生まれは南、最後は北、江戸--昭和」と本人がいっているように、凄い人生だった。土佐出身の父・小一郎(三菱創立、後に日銀総裁)に…
「日誌と日記は違う」という考え方がある。 日誌は航海日誌などのように事実を淡々と時系列で記していくものである。日記は出来事などに関する感想や意見を述べるものである。日記を書こうとして挫折する人が多いのは、感想や意見という内面を書かなければな…
「開発の記録−−資料に見る多摩ニュータウン」(パルテノン多摩歴史ミュージアム特別展)をみる。3000へクタール、居住人口33万人を目指す大いなる開発。開発主体の東京都と都市整備再生機構の事務所が閉鎖されることに伴う企画展。「記録映画にみる多摩…
4月10日刊行の本が進行している。NPO法人知的生産の技術研究会が創立40周年を機に企画した出版の一つだ。「知の現場」(東洋経済新報社)は21人の知的生産者の取材だったが、こちらの本は9人と少なく、その分それぞれの方の個人史も入っているなど内容が…
小金井市にある「江戸東京たてもの園」を訪問。両国にある江戸東京博物館の文館として1993年に東京都がつくったものである。現地保存が不可能な文化的価値の高い歴史的建造物をこの地に移築し、復元・保存・展示し、文化遺産として次代に継承することを目的…
東山魁夷(1908年−1999年)の風景画はいつ観ても心が洗われる気がする。以下、最近読んだ五冊の本からの大事なところの「抜き書き」から。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 「魁偉」の魁には先駆けという意味がある。北斗七星の一番最初に位置して星の名でお…
高村光太郎については、「智恵子抄」でその詩を愛唱したことがある。彫刻家でもあったが、断然詩人としての顔に親しみがある。高村光太郎に関する書物は実に多いが、多くは智恵子と光太郎との純愛を巡るものだ。光太郎の後半生に訪れた戦時の役割と、その反…
作家の新田次郎(1912年-1980年)というペンネームは、生まれた長野県諏訪市の新田の次男坊であるところからつけたものだ。本名は藤原寛人。 中央気象台(現在の気象庁)に勤める役人であったが、1951年(39歳)に「強力伝」で懸賞小説に当選する。その作品…
作家・野上弥生子は、1885年5月6日に大分県臼杵町で生まれ。1985年3月30日に逝去している。あとひと月少しで百才になるところだった。 夫・野上豊一郎を通じて夏目漱石の指導を受ける機会に恵まれる。22歳で「縁」を書いてから99歳で亡くなるまで70年…
日野市にある新選組関係の三つの資料館は、第一・第三日曜日の午後のみの開館なので、なかなかタイミングを合わずに訪問することができなかった。スケジュール表の該当日に「土方歳三資料館」と書き続けてきたのだが、ようやくその日がきた。土方歳三、と井…
このブログ「今日も生涯の一日なり」の連続記入が、本日で2000日を達成した。始まりは、楽天ブログで2004年9月28日だったから、もう5年半になる。最初その日の出来事のみを記した日誌的な内容が多く、数行という量だったが、感慨、感想、意見、見たこと…
九段でギリークラブ渡辺さんと相談、市ヶ谷で国際協力機構(JICA)で研修講師、日本橋で東洋経済新報社との新規プロジェクト打ち合わせ。緒方貞子さんが理事長をつとめるJICAは、日本の国際貢献の重要な柱である政府開発援助(ODA)を一元的に行…
国際情報誌「フォーサイト」は1990年創刊だから20周年。その20年で紙雑誌としての寿命を終えるが、今日届いた最新号で「これからの20年」という特集を組んでいる。その中に「次の20年の20人」という記事がある。2010年から2030年にかけて活躍を期待される世…
NHKの「クローズアップ現代」で、ドラッカーを特集していた。飲食、介護、ゲームなど様々の業界の人がドラッカーの経営書を読んで刺激をうけているという内容だった。ゲストは、コピーライターの糸井重里さんとドラッカーの翻訳を一手に引き受けている上…
遠藤周作は1923年(大正12年)生まれだから、亡くなった私の父と同年生まれだ。この世代のことは見ているからなんとなく親しみを感じる。著作以外に覚えているのは、二つ年上の兄・正介が素晴らしい秀才で東大を出て専売公社のトップにまでのぼりつめており…
雑誌の廃刊が続いている。生き残っている雑誌にしても広告が入らないのですっかり薄くなってしまった姿を書店で見かけるようになった。 「文芸春秋」という年配向けの雑誌は、意外に健闘していて、40万部という線を維持していると聞いた。4月号を改めてめく…
町田市立自由民権資料館を訪問するが、資料整理で3月末まで休館だった。資料のみもらってくる。明治10年代に盛り上がった自由民権運動は、憲法を立てて、国会を開設し、国民の政治参加の権利を保障し、後進国である日本の危機を打開しようとする全国的な政治…
学部教授会、大学院学位授与式、大学院教授会、大学院修了生による謝恩会と続く一日だった。10時40分からは、学部教授会。昼食は教員ラウンジでみんなで話をしながら摂る。朝8時から関西でのテレビ出演をしていた寺島学長は15時半過ぎに大学に入る。短い時間…
メルマガの図解編を始めました。冒頭に短い「図解Web探訪」、そして毎回、「図解コミュニケーション」に関する理論や事例を紹介します。以下は、 2010/3/11発行の「久恒啓一の学びの軌跡 図解編 第5号」です。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 図解web探訪 第4回 「大…
NPO法人知的生産の技術研究会の本日のセミナーは、寺島実郎さん(知研顧問)の「「2010年の世界潮流を予測する〜世界全員参加時代来る〜」である。この「世界潮流」セミナーは2001年から続いており、今年で10年目。130名ほどの人が集まった。私は司会…
Twitterのフォロワー数が1000を超えた。自分の毎日の「つぶやき」を読んでいる可能性のある人をフォロワーというが、そういう人がある水準に達したということになる。総計で1441回のツイートだから、毎日6−7回つぶやいているという計算だ。 ネット世…
桐野夏生の新刊「ナニカアル」(新潮社)を買った。「戦争に翻弄された作家・林芙美子の秘められた愛を、桐野夏生が懇親の筆で炙り出し、描き尽くした衝撃の長編小説」とオビにあるからには、読まざるをえない。林芙美子については、尾道や、新宿区落合の記…
朝10時に品川駅のスターバックスに到着。多摩大総研の松本先生と会い、本日の会議資料の説明を受ける。 11時、駅直結のインターシティ27階の多摩大品川サテライトで、研究開発機構評議員会に出席。大学関係の各研究所の代表者の会合で、本年度の事業計画推進…
伊勢神宮は、あらゆる神々のなかで最高位にある日本国民の総氏神である太陽を司る「天照大御神」(あまてらすおおみかみ)を祀っている。 「この神風の伊勢の国は、常世の浪の重浪よせる国なり。傍国のうまし国なり」。 伊勢神宮には、天照大御神を祀る「皇…
朝7時50分の近鉄特急で前日集合した妻と一緒に三重県松阪へ向かう。コンビナートの四日市、県庁のある津市を過ぎて松坂に到着。松阪は、戦国武将・蒲生氏郷が1588年に城を築いた町で、楽市楽座などの善政を行ったため、商人の町として発展する。松坂商人と呼…
朝、東海道新幹線で名古屋へ。名古屋からは、名鉄特急で20分ほどで、知立(ちりゅう)に着く。愛知教育大学の富山先生に迎えにきていただいた。ミスタードーナッツで打ち合わせをしながら情報交換。富山教授は6-7年前に福岡の広告代理店に勤めていたのだが、…
あるニーズがあって、「多摩」に関する鳥瞰図絵の作成に挑戦している。 大学のある多摩市を中心において、多摩川、相模川、東京、横浜、鎌倉、八王子、東京湾、相模湾、木更津、JR東海道線、JR横浜線、JR中央線、京王線、小田急線、鎌倉街道、九段、湘…
八王子市遣水に「絹の道資料館」がある。生糸貿易商人の代表格である、石垣大尽と呼ばれた八木下要衛右門(善兵衛)の旧宅跡に建てられた資料館だ。ここには2階建て洋館風の別館があり(1851年建立)、異人館と呼ばれていたそうだが、今は残っていない。 「…
電子書籍戦争の行方はどうなるのか。「佐々木俊直のネット未来地図レポート」(有料メルマガ)の論考からポイントを抜き出してみました。 kindleは、アメリカでは2年あまりで300万台を出荷。2009年のクリスマス商戦ではアマゾンの紙の本を上まわった。 kindl…