2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧

「問題解決学入門」で講義--「図解思考を用いた問題解決の軌跡--私の問題解決人生」

1年生対象の「問題解決学入門」の講義を担当。担当は、彩藤先生、増田先生、野坂先生。 テーマ「図解思考を用いた問題解決の軌跡--私の問題解決人生」。以下、要旨。 ・なぜこの科目ができたか ・大学時代:知的生産の技術の発見。自己否定と変格の時代。 …

東京都美術館『ゴッホ展 巡りゆく日本の夢』

先日、東京都美術館『ゴッホ展 巡りゆく日本の夢』をみた。 ゴッホの日本びいきがこれほどまでとは思わなかった。また、ゴッホには天才と狂人が住んでいると改めて感じた。 ゴッホは、日本の浮世絵の澄んだ明るい色彩、自然の生き生きとした描写力によって鬱…

台風接近中、一日書斎で過ごす。戸板康二『ちょっといい話』。

台風接近中なので、自宅で来週のイベントの準備。 ・10月31日(火):1年生対象の「問題解決学入門」の講義「図解思考を用いた問題解決の軌跡--私の問題解決人生」 ・11月1日(水):T-Studioでの録画「久恒啓一の名言との対話」(センテナリアン:日野原重…

品川:修士論文予備審査会。大学院教授会。九段:インターゼミ(社会工学研究会)。

品川:大学院:9時から ・修士論文予備審査会:徳岡研究科長と。日本経済の問題とビジネスマンの苦悩がみえる。「トリプルメディア時代のPRマーケティングの仕掛け方」「中国におけるホテルノフロント」業務の研究」「企業(サービス業)ノイノベーションに…

教学マネジメント会議。大学戦略会議。大学運営会議。授業。客員の久米先生。客員の橘川先生。

「副学長日誌・志塾の風」171027 多摩キャンパス:午前 ・久米先生:懇談 ・授業「立志人物伝」:「持続する志」--牧野富太郎。大山康晴。原敬。池波正太郎。 以下、授業後のアンケートのまとめ。 九段サテライト:午後 ・教学マネジメント会議:形式と内容。…

リレー講座:寺島学長「「日本経済の現状---貧困化する中間層」

「副学長日誌・志塾の風」171026 授業評価で表彰の常連の趙先生の授業参観。新企画。30人ほどの「韓国語」の授業。参考になった。参観者は、小西先生、野坂先生、椎木先生、金先生、梅澤先生、志賀先生と私の7名。 ・ ユーモア、元気、アドリブ、楽しさ、大…

多摩「教授会」。荻窪「出版社」。代々木「セミナー」。

「副学長日誌・志塾の風」1710125 多摩 ・学運営委員会 ・教授会 ラウンジ ・高野課長 ・飯田先生:衆院選と出処進退。 ・樋口先生:「上宮永四丁目物語」 ・杉田学部長:相談 荻窪 ・日本地域社会研究所で落合社長に面談:岡山知研の本。熱中小学校。 代々木…

原田國男『裁判の非情と人情』(岩波新書)--2017年度の日本エッセイスト・クラブ賞

原田國男『裁判の非情と人情』(岩波新書)を読了。 2017年度の日本エッセイスト・クラブ賞を受賞した元東京高裁判事のエッセイ。 「寅さん」シリーズの山田洋次監督が「こんな裁判官がいる限りこの国の法曹界を信じたい」と推薦している。文体は柔らかくユ…

衆院選ドラマと主役たちの「出処進退」

今回の衆院選はドラマチックだった。 結果は与党の安定政権の継続であったが、対抗軸としてもう一方の旗が明確に立った。 首相への疑念、突発的解散、希望の党の出現、民進党の希望の党への合流、排除と選別、立憲民主党の立ち上げ、希望の党の失速、そして…

丹羽宇一郎『死ぬほど読書』(幻冬舎新書)--仕事と読書と人間関係、そこから学ぶ人間理解。

丹羽宇一郎『死ぬほど読書』(幻冬舎新書)を読了。 総合商社・伊藤忠商事の中興の祖であり、民間人初の駐中国大使を経験し、また読書人としても有名な丹羽宇一郎の読書論。 実家は本屋。60年安保の名古屋大学法学部時代は学生運動家。検察官か弁護士を志望…

中津北高・南高の関東合同同窓会。インターゼミ。がん研有明。

「がん研有明」の知人のお見舞い。1908年創立で100年を越える「がん研究会」は、渋沢栄一が尽力してできた団体だった。渋沢は500社の創立に関わったのだが、慈善事業・社会福祉事業には600だった。その一つが「がん研」だったことが分かった。 16時:インタ…

学部「立志人物伝」と、大学院「立志人物論」

「副学長日誌・志塾の風」171020 多摩 ・客員の久米先生と情報交換「LINE@。超会社力。熱中小学校、、。 ・「立志人物伝」の授業5回目。本日のテーマは「友」。 ・事務局との定例会議:川手課長、水嶋課長、杉田学部長と1時間半の意見交換。 ・杉田学部…

リレー講座:金美徳先生「朝鮮半島をめぐる国際政治と日本」

関厚夫『次代への名言--時代の変革者編』(藤原書店)を読了。 司馬さんのあしあと:「坂の上の雲」「竜馬がゆく、の風景」 日本の品格:「武士道の系譜」「経営者列伝」「信長と秀吉」「晋作と松陰」 和華一如:「子、曰く」 著者は産経新聞の記者で、「名…

「知研フォーラム」338号--10月セミナーと11月セミナー

「知研フォーラム」338号が届く。 10月25日のセミナー「イタケ島便りに書いたこと」。講師は都築義一(生物学者)。19時から。渋谷区千駄木。会場 BVハウス(http://goo.gl/W35SPc) 11月10日のセミナー「バグは本当に虫だった&知研関西30年の歴史」。水…

『加藤秀俊著作集10 人物と人生』(中央公論社)

『加藤秀俊著作集 10 人物と人生』(中央公論社)を読了。 加藤秀俊が語った「人物と人生」は、今日の時点でも納得感が高い。若いときにも読んだと思うが、本当には理解できなかったのだろう。人生の秋霜を経てきて、改めて読むとうなづくことが多い。 ・「生…

日本の名随筆シリーズの『人間』(多田富雄編)と『定年』(山田智彦)

古本屋で手に入れた『日本の名随筆』 シリーズの『人間』(多田富雄編)と『定年』(山田智彦編)(作品社)を読了。 『人間』は対象が広すぎて焦点が定まらず多田富雄が言うようにやや散漫な印象であるが、『定年』(1992年)はさすがに人生の機微に触れた…

耳学問の日

以下、耳からの勉強。 NHKカルチャーラジオ「歴史再発見」。 ・「ケネディと日本ーー日米協調ヘのターニングポイント」全13回 ・「ルターと宗教改革500年」 ・・第1回「95ヵ条」で宗教改革は始まった」 ・・第2回「宗教改革前史」。 NHK文化講演会 ・田…

「運慶」展

先日、上野の東京国立博物館平成館で、「運慶」展を堪能した。 青年期の運慶(1150年頃ー1223年)が活動拠点とした興福寺中金堂再建記念特別展である。運慶は平安時代から鎌倉時代へと時代が移り変わる激動の時代に生きた日本史上最高の彫刻家である。 運慶…

多摩:授業「立志人物伝」(岡本太郎・三島由紀夫)。トレンドウオッチャー収録(久米信行先生)。事務局とのミーティング。九段:セミナー「ソ連崩壊と対中央アジア外交--日本が知らない親日国」

「副学長日誌・志塾の風」171013 10時:久米先生と懇談。 10時40分:授業「立志人物伝」4回目:岡本太郎とピカソ。三島由紀夫と川端康成。200人を超える人数だが静かに受講。手応えあり。 12時半:T-Studioで「トレンドウオッチャー」の収録:春学期は橘川先…

リレー講座:渡部恒雄先生「トランプ政権の行方」

「副学長日誌・志塾の風」171012 出勤途中、聖蹟桜ヶ丘で松本先生と遭遇 大学にて。 ・渡辺先生 ・飯田先生:T-Studioの講座「定年後の小商い」 ・大学院同窓会の坂西会長:学部・大学院の合同同窓会企画の件 ・北海道新聞の平原記者からの電話インタビュー…

10年ぶりの「澁澤龍彦」展。前回は仙台文学館、今回は世田谷文学館。--「ミクロコスモスとマクロコスモス」

澁澤龍彦 ドラコニアの地平」展。世田谷文学館。 ・「伸縮自在のミクロコスモスとマクロコスモスの観念を、二つながら手にれることが必要なのではないか」 ・翻訳は「独創性を完全に殺したところで勝負できるからこそ面白い」 2007年に仙台文学館で開催された…

多摩キャンパスから、湘南キャンパスへ。

「副学長日誌・志塾の風」171010 午後:多摩キャンパス。ラウンジ。 ・北山さん:就職の状況 ・酒井さん:入試の状況。女子、一般入試、、。 ・酒井先生:本務校の法政大での勤務状況 ・小西先生:時間割の工夫 ・金先生:教学マネジメント会議 ・杉本係長:…

「東郷青児展」

「東郷青児展」生誕120年。 新宿の東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館。 年譜の最後をみると、東郷青児(1897-1978年)は1978年4月に熊本での二科展の巡回中に急性心不全で死去する。享年80。この年、2月にはアマゾンの奥地を探検しているから、まだ元…

中村圭介『絶望なんかしていられない--救命救急医ドクター・ニーノ戦場を駆ける』

中村圭介『絶望なんかしていられない--救命救急医ドクター・ニーノ戦場を駆ける』(荘道社)を読了。 日本ではまだ数が少ない救急救命医の誕生と活躍の物語である。著者は1952年生まれの経済学者で東大社会科学研究所教授。 救急救命の専門医は、国内では…

午前はFD/SD研修会。午後はインターゼミ。

午前:FD/SD研修会。 ・佐藤先生「グーグルクラスルームの使い方」:ヒント(レポート提出の受領、、)。 ・水谷IR室長「在校生の成績分析」:ヒント(電卓、正規科目化、、)。 九段サテライトでインターゼミ。 AI班と多摩学班。 アジア班とサービス班。…

午前:多摩キャンパスで学部の授業「立志人物伝」。夜:品川キャンパスで大学院の授業「立志人物論」。

多摩キャンパス ・10時:研究室で客員の久米明先生と懇談。地域アプリ、JMOOK(岸田)、、、。 ・10時40分から:「立志人物伝」の3回目の授業。人数は多いが、偉人の名言や人生に感銘を受けている様子がよくわかる。 ・12時20分:杉本係長と次回戦略会…

リレー講座は富士通総研の柯隆 先生の中国の話。尚美学園の前理事長の松田義幸先生の「世界遺産」のミニ講義。

リレー講座 始まる前に講師の柯 隆 (カリュウ)先生と懇談。 リレー講座:講師は富士通総研経済研究所主席研究員の柯 隆 (カリュウ)先生。 テーマ「中国と中国人を知る」。 ・2018年は、明治維新150年。日本人は制度(思想・文化)を輸入した。日本固有の…

山本周五郎展(神奈川近代文学館)。藤原帰一講演(日本工業倶楽部)。岡本太郎の愛した酒場。日野原重明誕生日。

神奈川近代文学館で、没後50年記念の「山本周五郎展」が開催中だ。 童門冬二が師匠と仰ぐ作家・山本周五郎(1903年ー1967年。享年64)は直木賞を始め、あらゆる賞を辞退している。それは、作家は良き小説を書けば良いという人生観からきている。そして山本は…

『間門園日記(まかどえんにっき)-山本周五郎ご夫妻とともに』(斉藤博子)--「苦しみつつ働け、苦しみつつなほ働け、安住を求めるな。この世は巡礼である」

『間門園日記(まかどえんにっき)-山本周五郎ご夫妻とともに』(斉藤博子)(深夜叢書社)を読了。 神奈川県近代文学館で開催されている企画展を訪問する準備として、山本周五郎に関する本を読んだ。 横浜市の旅館・間門園には山本周五郎が創作の場として…

『ジェロントロジー』(山野正義)

山野正義『ジェロントロジー』(IN通信社)を読了。 老年学、加齢学と訳されている、1970年代から発展した「ジェロントロジー」に関する本を何冊か購入し手にとってみたが、「美容」という視座から論じたこの本がわかりやすかった。著者は山野美容芸術短大を…