2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

夏の甲子園宮城大会決勝。東北高校と仙台育英高校の死闘は続く----歴史に残る名試合

夏の甲子園宮城大会決勝は、予想通り両雄の東北高校と仙台育英高校の激突となった。本日がその試合だったが、たまたま延長に入ってからテレビで観ることができた。200球以上投げ続けた驚異の体力、延長に入ってからの再三のピンチを切り抜ける冷静な精神力、…

「たたら製鉄 技と精神(こころ)---誠実は美鋼を生む」

28日のトヨタでの講演会の第二部は、プロジェクトXでも紹介された国選定保存技術保持者・玉鋼製造の木原明さんだったので、聞かせてもらった。いかにもたたきあげの職人という風貌の木原さんの話はトヨタの技術者の心を打ったようだ。タイトル:「たたら製鉄…

総合研究「泉のスケートリンクの再興」

名古屋を早朝たって、13時に大学に到着。4年生対象の総合研究の発表の最終チェックを行う。わがチームの研究テーマである「泉のスケートリンクの再興」のパワーポイントを用いて実際にプレゼンを行ってもらって、私がコメントをつけて、弱い部分の論理を補強…

野田一夫ファンクラブを開催

夜は宮城大学初代学長の野田一夫先生のファンクラブが久しぶりに開かれた。50人ほどが紅陽グランドホテルに集まって、野田先生の講演を1時間ほど聴く。テーマは仙台だが、福岡との比較は面白かった。先生の79歳の誕生祝を兼ねての会だ。第一部の司会は…

アカデミック・リソース・ガイドでメルマガとサイトが紹介された

あるブログ(アカデミック・リソース・ガイド)で、私のメルマガが紹介されていたのを発見した。このブログの発行者の岡本真さんが近々出す本「これからホームページをつくる研究者のために」の中で、私の図解Webも紹介される予定。このブログはインター…

ライバル特集

「Big Tomorrow」最新号でビジネスにおけるライバルとの付き合いが特集されている。一ヶ月ほど前に、インタビューを受けたが、その記事が届いた。一緒に、藤原和博さん(リクルートから杉並の中学校校長へ転身)が出ていた。この人とは同じグループにいてビ…

横山大観記念館

上野の不忍池に面した台東区池之端の横山大観記念館を訪ねる。7月のはじめに訪問したことがあるが休みだった。この記念館は、月・火・水が休みで、夏季休暇、年末年始は24日間、そして梅雨期も閉めている。この梅雨期にあたったというわけだ。京風数奇屋造り…

龍鵬時代

大相撲千秋楽の結びの横綱朝青龍と大関白鵬戦は、見応えのある力のこもった大一番だった。最後に体ごとのっかかって勝負を決めた姿も、お互いが死力を尽くしたことがわかる内容だった。両者の実力伯仲を強く印象付けた勝負だった。「龍鵬時代」の到来である…

日本画家・作家・社会事業家

横山大観記念館(東京都台東区池之端)を訪問。 明治・昭和時代の日本画家。戦災で焼失後1954年再建の京風数奇屋造りの自宅兼アトリエ。 作品300点や愛蔵した工芸品、古書画など900点を所蔵。画室には筆、筆洗いなどを展示。大仏次郎記念館(横浜市:港が見…

JAL時代の仲間とのコミュニケーション

先週はJAL時代の仲間との懇親会に出席した。30代前半の羽田の客室本部業務部時代の同年代の仲間だ。人事、労務、予算、人員計画などをそれぞれが担当していた懐かしいメンバーだ。この時の上司(課長)が傘下の有力航空企業の社長を退任するので久しぶり…

トヨタ自動車への業務改善指示

情報共有の取り組みに改善点がある (国交省)社内の連絡が悪く必要な情報が入らなかったりするなどの問題点があった (北川一雄国交相)不具合情報の管理や部門間での共有が不十分だった (国交省への報告)規模拡大で(品質が)少しおろそかになっていた可…

「私は長いこと、本職の余暇にいろいろな文学活動もやってきたが、それをほめてくれる人はいなかった」(鴎外)

「ほんとうの時代」8月号(発売中)の連載「人物記念館を訪ねる旅11」は、森鴎外を書いた。以下、一部(最後の部分)抜粋。

浦達也「実感の同時代史---戦争からラストモダンまで」(批評社)

NHKのディレクターでニューアカデミズムの仕掛け人だった浦達也さんが、新著を出した。1932年生れの著者は、振幅が極端に大きく特異な実体験と独自な立ち位置、そして複数の活動拠点(ジャーナリズムとアカデミズム)を持って活動してきた人物である。レトロ…

池波正太郎記念文庫

東京都台東区西浅草の生涯学習センター内に台東区立中央図書館が入っている。その一角に池波正太郎記念文庫がある。同じ建物に樋口一葉記念館の新設工事に伴って一葉記念館の臨時展示室がある。前回ここを訪問した時は、池波正太郎記念文庫は休館日だったの…

「日本沈没」

1973年、大学を卒業して社会人となった年に発表された小松左京「日本沈没」は上下巻あわせて400万部を超える空前のベストセラーになった。同じ年に公開された映画も記録的なヒットとなった。あるとき、「小松左京が第二部を考えている。それは世界各国で難民…

牛タン振興策発表会---1年生基礎ゼミ

1年生を対象とした今年の基礎ゼミの成果発表会が行われた。昨年のテーマは「楽天イーグルス」だったが、今年は「牛タン」である。4月からの3ケ月で仙台牛タン振興会からもらったテーマのの回答を競った。14グループ全部がパワーポイントを使ってのプレ…

出光興産主催の講演会

出光興産東北支店主催の販売店経営者対象に講演。ガソリンスタンド経営者やJA、出光の社員160人ほどが聞き手となった。会場は仙台駅前のホテルモントレーだった。講演に先立った昼食会では、出光の東北支店長、副支店長、担当課長、本社お客様センター所長…

代表的日本人100人---日本人が理想とする人間像、美しき生き方

文藝春秋特別版8月臨時増刊号に「代表的日本人100人を選ぶ」という特別企画がある。1908年の内村鑑三「代表的日本人」に範をとったものだが、そこでは「わが国民の長所を外の世界に知らせる」ために、西郷隆盛、上杉鷹山、二宮尊徳、中江藤樹、日蓮の5人…

泉パークタウンを楽しむフリーマガジン「My Town 泉」

最近、フリーペーパーをよく見かけるようになった。東京では「R25」という駅に置いてある若者向けのフリーペーパーが人気で、発売と同時にすぐに無くなってしまうという。現在、日本全体では1200誌あり、総発行部数は2億3千万部に達しているといわれてる…

前期の最終講義----成果は?

ビジネスプレゼンテーション1年生中心にプレゼンテーションの実践を中心とした授業を展開している。プレゼンをせざるを得ないとき、「逃げる」「苦痛を感じながらする」「仕事ならやむを得ないと思ってする」「自ら進んでする」と4つのタイプのうち、いず…

上野・湯島・本郷

今回の旅でまわったところ。 上野公園---西郷さん像(高村光雲作) 不忍池

旧岩崎邸庭園(岩崎久弥)

土佐藩の回漕業務を一任されていた岩崎弥太郎は、廃藩置県後、九十九商会を買い受け1873年に三菱商会と改称し、海運と商事を中心に事業を展開する。三菱は土佐藩山内家の家紋「三ツ柏」と岩崎家の家紋「三階菱」を組み合わせたものである。三菱商会は、明治1…

15年前の職場の仲間との懇親会

JAL広報部時代に一緒に仕事をした仲間の会が久しぶりに開かれた。関連会社の社長就任、ホテル総支配人就任、ベトナムハノイ支店からの帰還、社会貢献組織への出向などを機会に集まったのは30人ほど。3時間ほど話に花が咲いた。整備本部での講演依頼もあっ…

市町村アカデミー

市町村アカデミーという総務省所管の行政マンの研修所が幕張にある。正式には全国市町村職員中央研修所という。立派な建物と素晴らしい環境である。全国の市町村職員はこの研修所で行政マンとしてのキャリアを磨いていく。かなり以前からこの研修所の講師を…

「事業家とは社会の問題を解決する存在である」「勉強は自由な発想を拘束する」「会社とは脆い存在だ」

ビジネスモデル論は、先週は88名、今週は99名の出席だった。アンケートを読むと、セコム飯田亮、ユニクロ柳井正、パソナ南部靖之のそれぞれの人物に興味と共感と尊敬の念を持った人がほぼ同じくらいいるという結果となった。商品や広告、アルバイトなどで知…

セコム飯田亮・パソナ南部靖之・ユニクロ柳井正---優れたビジネスモデルと事業家のキャリアデザイン

明日の2回目の「ビジネスモデル論」の準備をしている。初回は主として後藤新平論だったが、今回は現代の事業家を取り上げる。講義のテーマは「優れたビジネスモデルと事業家のキャリアデザイン」である。2004年に日経ベンチャー誌で「久恒啓一の名経営者解剖…

トヨタ自動車のエンジニアが講演の打ち合わせに来訪

トヨタ自動車のエンジニアが二人が豊田市から研究室に見えた。彼らの名刺には「愛知県豊田市トヨタ町1番地」と書いてあった。7月末に予定している講演の打ち合わせが目的である。3万人以上の技術者で構成されているトヨタ技術会での講演だが、過去数年の講…

「死んだら死んだで生きて行くさ」---草野心平記念文学館

草野心平(1903−1988年)という名前は、この人物記念館めぐりではよくでてくる名前である。高村光太郎の高村山荘の入り口の書が草野心平の書いたものであったし、宮沢賢治の発見者としても名前が残っている。またこの人の書いた詩として私が唯一覚えていたの…

毎月連載している雑誌が届く--「ビジネス・データ」と「企業と人材」

月刊ビジネス・データ7月号に巻頭コラム連載「ファシリテーションの技術」の8回目の執筆記事。今回は、「考えることの正体」がテーマ。この雑誌の他のコラムとエッセイは、森永卓郎の「豊かに生きる経済戦略」、南雄三の「旅でスケッチ!」、大谷昭宏の「世…