2008-01-01から1年間の記事一覧

10年に1度の大いなる変化への対応と新しい生活と仕事のインフラ整備

2008年を総括すると、以下のようになる。 100年に一度ではないが、10年に一度の大いなる変化への対応の年だった。そして東京での新しい生活・仕事に向けてのインフラ整備の年だった。 - 仙台の宮城大学から、東京の多摩大学へ職場を変える。これに伴い一家を…

「わが、座右の銘」から

先日お会いした竹内洋京都大学名誉教授の「革新幻想の戦後史」の連載を読むために、「諸君!」(文芸春秋)という雑誌を手に取った。この雑誌は「座右の銘」という特集をやっていて各界の77人の人が、座右の銘について思い思いにエッセイを書いている。いろ…

年末年始に読む本を物色中

買い物ついでに年末年始に読む本を物色。 「悼む人」(天童荒太)文藝春秋 「女神記」(桐野夏生)角川書店 「谷崎潤一郎伝」(小谷野敦)中央公論社 「橋本治と内田樹」筑摩書房 「机」(ヒヨコ舎)アスペクト 「九鬼と天心」(北康利)PHP研究所 「でき…

万葉歌碑を巡る小さな旅--多摩・府中・八王子

「万葉集の庶民の歌」をライフワークとしている母((81歳)が来ているので、一緒に近くの万葉歌碑を訪ねる。夏は、狛江の多摩川沿いに建つ碑を訪ねた。「多摩川に曝す手作りさらさらに何ぞこのこのここだ愛しき」。今回の小さな旅では、多摩、府中、八王子の…

小中陽太郎先生を囲む「ヨタロウ会」(神田樽平)

神田樽平で行われた小中陽太郎先生を囲む「ヨタロウ会」に参加。小中先生は最近講談社から「市民たちの青春 小田実と歩いた世界」を出版した。1934年生まれの小中先生は「ベトナムの平和を!市民連合」(ベ平連)を小田実さんと一緒にやった人物で、鋭さと抱…

品川インターシティの大学院キャンパスにて

10時から品川駅直結のインターシティ27階にある大学院キャンパスで、今年最後の学部教授会。14時には、大手町の三井物産で寺島実郎さんを訪ね、大学関係のいくつかの案件報告と確認。そして一緒に車で今後のことなどを話し合いながら品川に向かう。15時から…

「飛翔する構想力」

今年の収穫の一つは、「マネジメントデザイン2」という科目名で始めた人物論の講義である。以下は、11回目の「飛翔する構想力」(前半)の講義の受講生の感想。 - 1:後藤新平の自治三訣。私も積極的に人に関わりながら心して生きていきたい・宮崎駿・石ノ…

今年のクリスマス・イブは?

クリスマス・イブの日だが、新宿・紀ノ国屋書店の近くにあるニュートップスという喫茶店で、午後に二つの会合。まず最初は、多摩大学総合研究所の松本裕一准教授から総合研究所の運営について相談を受ける。最近4年間の活動内容を詳しく聞いたが、多摩ニュー…

朝日新聞、大スクープか、世紀の大誤報か? トヨタ社長辞任

朝日新聞 トヨタ社長交代、豊田章男副社長が昇格へ 09年4月 トヨタ自動車は22日、09年3月期連結決算の業績予想を大幅に再下方修正し、通期の営業損益が1500億円の赤字になるとの見通しを発表した。併せて、創業家の豊田章男副社長(52)が来年…

故郷を離れた人ができる故郷への貢献の一つの方法

文化総合誌「邪馬台」の2008年冬号、通巻169号が郷里の中津から届いた。平成20年12月1日現在の同人のリストが載っている。同人数は381人というから大したものである。 中津、大分、玖珠、三光、北九州、豊前、豊後高田、本耶馬渓、別府、札幌、福岡、宇佐、…

「あるがまま 生きよと風に ささやかれ」

運勢によると、今年は「再会の年」だそうなので、11年の仙台時代にご無沙汰した仲間に機会を見つけてできるだけ会うようにしている。勤めていたJALの先輩たちが集まって多摩のゴルフ場で毎月ゴルフを楽しんでおり、その会合に誘われて参加した。20名ほど…

「知研フォーラム303号」--若者のモチベーション教育の実践報告

「知研フォーラム」303号(12月15日号)。184ページの大作だ。今号では3つの記事に関係している。「人物論講座始める」では、多摩大学で始めた「人物記念館の旅」をベースにライフマネジメントをテーマとした新しい講義(10月から始めた)に挑戦している途中…

「図で考える!久恒啓一のインターネット図解講座 理解・伝達編」

私が校長をつとめる「図解学校」の講座の次期開講が決まった。「図で考える!久恒啓一のインターネット図解講座 理解・伝達編」第6期。株式会社デュナミスが運営し、私が校長を務める「図解学校」。毎回好評を頂いているが、上記講座の第6期の開講が決定し、…

「若手社員社外セミナー終了者のためのセミナー」(JR東日本)

今日はリレー講座の最終日だったが、外部での研修講師と重なって欠席となった。JR新宿の南口にあるJR東日本本社ビルにでかける。10月以降3日目で今回も110人ほどの受講生で、14時から17時までの3時間。「若手社員社外セミナー修了者のためのセミナー」で…

司馬遼太郎、孫正義、明治天皇、蟹瀬誠一をめぐる一日

今日は、講義とゼミがつまっている日。9時からは、「マネジメントデザイン2」。この講義では偉人の生涯を解説し、受講生に人生のロールモデルを見つけてもらうという趣旨で授業を行っている。今回は「日本への回帰」という章の前半で、司馬遼太郎、岡倉天心…

市町村アカデミーでの講義を終えて、寺島実郎さんの年末講演会へ

午後いっぱい、千葉市にある市町村職員中央研修所(市町村アカデミー)で講義。全国の市町村の企画担当者50人ほどが受講生。総合計画、政策推進、財政などを担当する30代が中心の職員たちで、最年少は24歳、最年長は45歳。係長級は15人、主任・主…

仙台日帰りの風景

仙台での卒業論文指導にあたるため東北新幹線を使う。大学に行く途中に、仙台時代に洋服を選んでもらっていた山浦さんが他のデパートに移ったので、激励を兼ねて顔を出すがあいにく休み。電話をかけるとすぐに現われて、短い時間でスーツが決まる。この人の…

ラウンドテーブル二日目。藤原勝紀先生との縁に感謝

ラウンドテーブルの二日目。セッション7:「専門的教養知の討論に触れて」・「総括討論」。以下、出てきたキーワードを記す。専門家に対する不信・制御能力の欠如・教養の技術化・ボランティア・スクールカウンセラーの導入の功罪・空洞化現象・先生は万能…

「専門的教養知」めぐるラウンドテーブル in 京都

京都で行われたランドテーブルディスカッションに話題提供者として参加。平成20年度科学研究費補助金--基礎研究B「専門的教養知」の働きとその教育・養成に関する文理総合型研究(研究者代表:藤原勝紀)。 ラウンドテーブルディスカッション「縁起」in 京…

図解Webに多摩大周辺の鳥瞰図絵を配置。そしてリンクを遊んでみた

ホームページのトップページが賑やかになった。多摩大学周辺の鳥瞰図絵を追加。http://www.hisatune.net/3つのゴルフ場、都立桜ヶ丘公園に囲まれ、多摩川が近くにあり、晴れた日には学舎から冠雪の富士山の美しい姿が見える。この多摩大学の環境をデジタル絵…

NPO法人知的生産の技術研究会の忘年発表会

ビジネスマン時代はこの季節は忘年会の連続だった記憶があるが、大学に行ってからは回数も適度になった。 昨日は、今年入った新人教員4人に学部長を交えての食事会を多摩のエル・ダンジュというレストランで催した。食事が素晴らしくうまく話が弾んだ。今日…

点的生活者、線的生活者、面的生活者から、立体的生活者へ(手帳論)

手帳ブームだそうで、私にも今年は取材が随分と多い。「日経ビジネスアソシエ」、「マネーポスト」に続き、「週刊ポスト」からも電話取材を受けた。 また、本日は「すべての手帳は1冊の手帳にまとめなさい」(蟹瀬誠一&「知的生産」」向上委員会)という本…

「輪読図」という方法--一冊まるごと図解リレーに挑戦

品川のインターシティにあるキャンパスで大学院の講義の日。18時半から21時40分まで二コマ連続。「現代世界解析講座」(寺島実郎監修)の11本の講演録をテーマに社会人院生がそれぞれ一本づつダブらないように図解に挑戦し、全体発表を行うという趣向にトラ…

感銘、尊敬、感動という言葉が並ぶ。本多静六・二宮尊徳・小泉信三、

マネジメントデザイン2の講義も今週で12回目になる。 講義後の学生(2年生中心だから20歳あたり)のアンケートには、毎回紹介する偉人に影響を受けた言葉が並ぶ。10回目の講義では、本多静六と二宮尊徳(金次郎)に深い印象を持った人が多かった。挙げた人…

「Chabo!著者と読者との集い」の感想ブログ大集合!--「志」の高さ

12月4日に実施した「第一回chabo!著者と読者との集い」が終わって3日目だが、ネット上にそのイベントの感想、要約などがあふれている。 若い世代は発信力が高いことを実感する。表現することは考えることだから、こういう人たちは確実に人生がよくなるだろう…

「何日君再来」、「男装の麗人」--日中関係のルポとドラマ

珍しく、夜はテレビを見続けた。 午後8時から9時は、「何日君再来−−アジアの歌姫が紡いだ歌」(NHKハイビジョン)。国民党政権下の中国、日本軍、台湾、共産中国と、すべて排斥された大ヒット曲の運命をたどる番組。李香蘭、渡辺はま子、テエサ・テンなど…

尾木直樹「日本の子どもと教育--世界潮流の中で」(多摩大リレー講座

今週のリレー講座は、教育評論家で法政大学教授の尾木直樹さん。的確な数字と豊富な現場事例で説得力のある講義だった。2500回くらい講演している。日本は国としての教育投資が少ない。OECDは知識基盤社会では、人生をひらき社会参加することが学力であ…

ビッグイベント「Chabo!著者が教える 夢を叶える私の方法」

懐かしい京成電鉄の青砥駅に降り立ち、「Chabo!著者が教える 夢を叶える私の方法」というイベント会場に向かう。 18時前に入ると、メンバーの勝間和代さん、山田昌弘さん、竹川美奈子さん、神田昌則さん、和田由美さんが集合。山田さんと和田さんと神田さん…

「100年に一度の大バーゲンセール」という見方

今日は講義が二つ、ゼミが一つ。 その合間に、ビジネス誌の取材を受けた。思考や判断のスピードをどのようにあげたらいいか、がテーマだった。面白いテーマだったし、伝えるべき内容も多かったので、あっという間に1時間半のインタビューとなった。3ページ…

オール多摩大で寺島実郎先生の講演会・懇親会

「アジア太平洋時代と大学の戦略」というテーマで、寺島実郎さんの講演会を東京駅から歩いて数分の日本工業倶楽部で行った。 今回の主催は多摩大学大学院同窓会・多摩大学経営情報学部同窓会・多摩大学経営情報学部後援会で、共催は多摩大学ルネッサンスセン…