2012-03-01から1ヶ月間の記事一覧
「河北新報のいちばん長い日--震災下の地元紙」(河北新報社)を読んだ。河北新報のいちばん長い日 震災下の地元紙作者: 河北新報社出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2011/10/27メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 226回この商品を含むブログ (51件) を見…
facebookで「多摩大学同窓会」ができて数日で、登録者が400人を突破した模様です。来年度は同窓会にテコ入れをします。http://www.facebook.com/groups/384999214851724/ 大学関係者は招待をしますので、私に連絡ください。http://www.facebook.com/hisatune…
福岡伸一「動的平衡-生命はなぜそこに宿るのか」(木楽舎)。生命とは、自らを壊し、再構築するという自転車操業的なあり方である。それを福岡は「動的平衡」と言う。生きているということは、生命が壊れていく法則(エントロピーの増大)に折り合いをつける…
学内日誌 11時から14時まで研究室で仕事 16時、新宿の京王プラザホテルで諸橋学部長、今泉先生、杉田先生、金子さんと雑談。 17時、来年度の学部運営委員会の新委員の顔合わせと打ち合わせ。 就職と入試の最新情報の確認、来年度の教授会と各委員会の全体ス…
「消えた年金」ならぬ「消えた文章」でがっくり。書いたブログの文章が消えてしまったので、気を取り直して再度書きます。山折哲雄「寺田寅彦 天災と日本人」(角川ソフィア文庫)。 寺田寅彦の名前は受験時代によく見聞きした。試験によく出るのがこの人の…
銀座にあるLIXILギャラリーはイナックスの運営するギャラリーだ。面白い企画展をやっているのと、併設の書店の品ぞろえがいいので気になるギャラリーだ。今、「鉄川与助の教会建築」という企画展を開催中だ。 全国にキリスト教のカトリック教会は1020棟…
「復興構想コンテスト」の結果が発表となりました。 多摩大学インターゼミ(社会工学研究会)の「震災と日本再生」チームが、優秀賞を獲得しました。 タイトル:東北グローカルイノベーション〜水産業の将来像から見た、被災地に財・サービスが集まる仕組み…
南桂子生誕100年展。 義父のお見舞いのついでに群馬県の県立舘林美術館を訪問。この美術館は「自然と人間」をモチーフとしている。 腐食銅版画家の南桂子(1911-2004年)は、富山県高岡市で生まれた。祖父は高峰譲吉の妹であるなど、政治家、学者、弁護士な…
三浦しをん「舟を編む」(光文社)。 15年という歳月を費やして辞書編集に携わった志ある人々の愛と友情と人生の豊かな物語。 出版、辞書、という特殊な職人の世界の雰囲気と使命感の表現、そしてコミカルだが愛情を持って人間を描く描写、三浦しをんの腕前…
学内日誌。 - 学長室ミーティング。高野さん、金子さん、山本さん。ホームページ打ち合わせ。高野さん、山本さん、中庭先生。マグネットデザインの大上さん、岩澤さん。教員ラウンジで。今泉先生と打ち合わせ。大森先生と下井先生と雑談。事務長の矢内さんと…
今年度の寺島セミナーの中心は、「エネルギー」。 原子力は一定程度保持すべきだ。原子力の平和利用に徹した国の代表としての自覚。技術基盤の蓄積と専門人材の育成という国際貢献の視点。 アメリカ。原子力ルネッサンス。スリーマイル事故から30数年。原…
卒業式。 改めて教育という仕事の神聖さを想う。 本日の卒業生は2008年度入学生。私の多摩大赴任と一緒の学生達だ。多摩大での初めてのゼミ生。 寺島学長挨拶の構造:時代認識と経緯の確認。時代の子。未来の展望と課題の抽出。数字と細部のリアリティ。生き…
福岡伸一「動的平衡2」(木楽舎)。動的平衡2 生命は自由になれるのか作者: 福岡伸一出版社/メーカー: 木楽舎発売日: 2011/12/10メディア: 単行本購入: 7人 クリック: 84回この商品を含むブログ (23件) を見る生命の本質は「動的平衡」にある。日々崩れ、…
映画「マーガレット・サッチャー、アンアンレディ」を観る。 チャーチル、ロイド・ジョージと並ぶ英国首相サッチャーは、1979年に首相に就任し、その後10年という長期政権で英国を英国病から救う。 私は20代でJALの駐在員としてロンドンに1年2か月ほど滞…
今日は大学院の日。学長到着時に、諸橋学部長と最近の学内状況説明。15時から、大学院学位授与式。修了者は19人。家族が一緒に出ているのには、大変だったのだろうなあといつもながら感動する。 寺島学長祝辞。 「社会人大学院。3・11。課題解決力。テー…
ナポレオン狂ともいうべき人は多い。 世界最大の個人ライブラリーを持つビルゲイツはその嚆矢であるし、日本でも孫正義などもその一人だ。 中学生の頃、ナポレオン(1769-1821年)に関する本を読んで、多方面にわたる業績に驚きと感動を覚えたことがある。ま…
郷里・中津市の文化総合誌「邪馬台」の2012年春号(通巻182号)が届いた。季刊なので既に45年を経過したことになる。この同人誌は、評論、評伝、詩、漢詩、旅行記、随筆、研究、短歌、川柳、俳句、創作とあらゆるジャンルの作品が184ページの量で並んでいる…
NPO法人知的生産の技術研究会の総会と講演会と懇親会。 総会は、理事長の私から昨年の総括と今年度方針を淡々と説明し、承認してもらった。 講演会は、小中陽太郎先生にお出まし願った。 「いい話グセで人生は一変する」(青萌堂)を題材に軽妙な話術で会…
湯川秀樹博士の「外的世界と内的世界」(岩波書店)に、創造性についてのエッセイがある。 デジタル的傾向の人は細かい構造にひかける。アナログ的傾向の人は鋭くないように見えるが大づかみに何かつかむ。そういうほうに関心があるし、そういう能力が優れて…
永山から大学までウオーキング。少し汗。さわやか。 秘書と打ち合わせ。スケジュールが基本。来年度の講演スケジュールがほぼ決定。 学部運営委員会。方針設定と合意形成の場。 ボイスの過去3年間の推移と中期目標の設定。教育関係費の増額分の使い途の考え…
今日は、「3・11」から一年。たまたま家族がそろって東日本大震災1周年追悼式をテレビで見て、黙祷。 日射しが明るくなってきたので、公園に人が多くなってきた。 葉室麟「蜩ノ記」(祥伝社)。蜩ノ記作者: 葉室麟出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2011/1…
久しぶりに自宅でゆっくり。 「文芸春秋4月号」をぱらぱらと流し読む。 芥川賞「事件」の真相(西村賢太・田中慎弥)。「もらっといてやる」と言った田中慎弥と「風俗に行こうかな」と言った西村賢太の爆笑対談。西村は、締め切りギリギリになると一気に書き…
愛知県の名鉄知立駅で出迎えを受ける。愛知教育大学に呼ばれて講義。私を呼んだ先生は富山先生で、この人は広告代理店の出身で、「デザイン」という授業のコマで集中講義。受講生は30人ほど。小中学校の教員養成を主眼とする大学、そして国立大学という性格…
午前。 永山駅から歩いて多摩大へ25分。少し汗をかく。Boseのヘッドフォン。 近藤秘書とスケジュール確認と打ち合わせ。来年度の講演スケジュールが固まってきた。 来年度入試パンフに関する相談。井川さん。カリキュラム、履修モデル、、。「戦略は細部に宿…
夕刻から横浜で仲間との飲み会の予定があったため、少し早めに出て、二つの美術館をまわった。 みなとみらいの横浜美術館で開催中の「松井冬子展--世界中の子と友達になれる」。 松井冬子とは、国立西洋美術館の青柳正規館長とテレビで対談していたあの美人…
午後、目黒の田村学園本部を諸橋学部長と訪問。 夜は、六本木のレストラン「キッチンファイブ」で食事会。菅野特任教授主宰。諸橋学部長、大学院客員教授の西沢さん(菅野先生の京大ボート部の同級生・日本IBM出身)、そして私。
鳥居龍蔵(1870-1951年)という名前は初めて聞いたのだが、経歴を知り、事績を見、そして67歳までの自叙伝「ある老学徒の手記--考古学とともに六十年」(朝日新聞社刊)を読んで、その生涯に感銘を受けた。日本における人類学・考古学・民俗学の先駆者で、中…
来年度のインターゼミ(社会工学研究会・寺島塾)の参加者の面談を学長室・高野課長と行った。 今日は4人。全員が「志」という言葉を使って入塾の希望の説明をしていたのが印象的だった。 今日のメンバーは男子3人、女子1人。気概のある学生達だった。全…
後援会主催の父母対象のセミナーとパネルディスカッションと交流会。 父兄の参加は120名ほどで盛況だった。 私が担当した基調講演のタイトルは「現代の志塾・多摩大の戦略--産業社会の問題解決の最前線に立つ志人材(人物)を育てる」。 以下の内容。 多摩大…
先日、大仏次郎賞のパーティでお会いした合田周平先生から著書が届いたので読了。 「中村天風と「六然訓」(PHP新書)。思想家・中村天風(1876-1968年)の弟子である合田周平(1932年生まれ)が書いた天風論。中村天風と「六然訓」 (PHP新書)作者: 合…