2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧

鈴木常司の「ポーラ美術館」

箱根仙石原のポーラ美術館はその概観もさることながら、展示美術品の質と量に驚いた。アンリ・ルソー展を観た後、各展示室を見て回ったが、著名な西洋画家のよく知られている作品が次々と現れていく様は圧巻である。驚きの中でこの美術館は誰がつくったのか…

若者の「志」を育てよう--産経新聞11月30日朝刊

産経新聞11月30日(明日)朝刊「アピール」欄に「多摩大学学長室長・教授」の肩書きで、多摩大学の「私の志」小論文コンテストのことを書きました。 アイフォンの産経の無料アプリで確認しました。便利です。 −−−−−−−−−−−−−−−− 多摩大学が高校生に向けて「わ…

週末は、箱根と小田原を楽しむ

週末は、箱根と小田原を楽しんだ。以下、訪問箇所のメモ。施設名と創立者など。 −−−−−−−−−−−−−− 箱根箱根彫刻の森美術館(鹿内信隆:1911-1990年−−フジサンケイグループ会議議長) ・ピカソ館(ピカソ:1881-1973年) ・ヘンリー・ムーア展(ヘンリー・ムー…

渋沢栄一「志を持った人」「提案魔」「出処進退がきれい」

「渋沢栄一 雨夜譚・渋沢栄一自叙伝(抄)」(人間の記録41 日本図書センター)を読んだ印象は、「志を持った人」「提案魔」「出処進退がきれい」である。これほどの人物が「財閥」を形成しなかったのは見事だ。実業家は地位が低く爵位は、男爵しかもらえな…

中国デー

中国・吉林大学の沈教授が研究室に見える。国際協力基金の助成金で一時的に明治大学に所属し、日本研究のため数ヶ月滞在している。私はこの長春にある吉林大学の客員教授をしており、宮城大学時代にはよく出かけていて、大変お世話になった方である。大正時…

「格差社会のゆくえ」−−橘木俊詔

朝の散歩中に撮った「皇帝ダリア」。 本日の多摩大リレー講座は、橘木俊詔先生。テーマは「格差社会」。講義を聴いて、熱い心を持った経済学者、という印象を抱いた。日本は格差社会か? 10年前に書いた「日本の格差社会」(岩波新書)は、一億総中流社会か…

「地域コーディネーター」はどういう動きをしているか?

午後は、多摩キャンパスでオンライン雑誌「マイコミジャーナル」の取材を受けました。http://journal.mycom.co.jp/author/0000639/002.html 12月に毎週流れます。 【全4回掲載分大枠のテーマ】悩みを「見える化」し、解決に導くメモ【図解】 (第1回)なぜ…

「カリスマ手帳」を巡って−−「辛酸なめ男」

漫画家・コラムニストという肩書きの辛酸なめ子さんが読売新聞に「「カリスマ手帳」 元が取れた感覚」というタイトルのコラムを書いている。カリスマ著者の手帳の2011年版が評価の対象で、私の「知的生産手帳」も取り上げられた。 辛酸なめ子という独特の名…

「遅咲き偉人伝」というテーマで初講演。仙台

。 久しぶりに宮城大を訪問し、馬渡理事長(学長)に会う。今年度で退任されるので、感謝のご挨拶をする。県立大6年、公立大法人の最初の2年でしっかりとした仕組みづくりをされた。私が研究科長、総合情報センター長、学長補佐として4年間指導いただいた尊敬…

入試面接を終えて仙台へ。仲間との懇親会。

午前から午後一時まで指定校推薦入試の面接で大森先生とペアで10人の受験生と向き合った。東京駅へ向かう電車の中で、ようやく「遅咲き偉人伝」の最終校正を終えて、東京駅地下の手荷物預かり所で宅急便で出版社に送る。明日の午前中までということだった…

神保町で古本を買う愉しみ

九段サテライトでのインターゼミ(社会工学研究会)に毎週通うようになってから、愉しみが一つ増えた。 一駅先の神保町で降りて、九段サテライトまでの短い経路の途中にある古本屋を歩くようになった。歩きながら数軒の古本屋の軒先に並んでいる古本のタイト…

希望が見えた「多摩大地域活性化フォーラム」

多摩大学地域活性化フォーラムを多摩センターのパルテノン多摩で開催した。第一部は、「企業人材育成フォーラム:志企業の創業支援と人材育成−−奇跡の人材育成から何を学ぶか」。寺島学長による特別講演「東アジアと多摩を結ぶ志企業の人材育成課題とは?」…

「知的生産手帳2011」の評判は?

「知的生産手帳2011」の評判を探ってみました。以下は、アマゾンと楽天の読者の書評です。(書評というのかな?)知的生産手帳 2011作者: 久恒啓一,NPO法人知的生産の技術研究会出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2010/09/29メディア: Diary ク…

CloudXCrowdによるイノベーションー橋本大也セミナー

メディア向け「現代の志塾」講座の6回目は、大学院客員教授の橋本大也さん。データセクション株式会社会長。「情報考学」というブログで影響力のあるブロガーでもある。20人ほどの人に講義してもらったが、とても勉強になった。 「私の仕事図」「合意学」「…

金沢の石川県自治研修所で研修講師

石川県の県庁職員を対象とした石川県自治研修所主催の研修講師を務め、朝9時から夕方5時までの丸一日講義と実習を行った。総勢40人ほどの受講者。 石川県は人口117万人程の県で、県庁の金沢市は45万人の人口。続く小松市、白山市が11万人。平成26年度末…

天女の羽衣〜〜金沢の夜

羽田空港から金沢小松空港へ。出迎えていただいた久恒俊治さんと近況を語らいながら金沢へ。ホテルに江チェックインした後、本町の「みの香」という店で食事。昨年市内を案内していただいた奥様も一緒に話が弾む。お二人は、加賀友禅の作家で、工房久恒を経…

「花嫁の父」を演じた日

今日は「花嫁の父」の役割を演じる日である。自分がどういう気持ちになるだろうかと楽しみでもある。 着替えがあるので先に家を出る妻を「やっとこの日が来たね」と話しながら車で駅に送る。 その後、昨日九州から上京した私の母親と、息子の三人でタクシー…

「知的生産手帳」を使いませんか?

今年も手帳の季節がやってきた。 手帳を作らないかという相談を出版社から受けた。今までいろいろな手帳を使ってきたが、完全に満足するものはなかったので思い切って挑戦した。表紙カバーが目立つデザインで、「陰山手帳」や「和田裕美の営業手帳」と並んで…

「持続する志」

午前中の講義のテーマは「持続する志」。多くの偉人をあげて説明した。授業後のアンケートに以下の名前が出てきた。牧野富太郎の話は面白い。原敬に興味があるので調べたい。大山名人の人生。原敬の話が面白い。原敬を見習いたい。小林一三が印象の残った。…

「17世紀オランダ」からの視界

リレー講座は、寺島学長の講義。 オバマの敗因。1.金融規制法(支持者の反発)2.医療保険改革(大きな政府への反発のDNA)。3.雇用なき景気回復(実質失業率20%?ものをつくれない経済。経常収支の赤字を資本収支で補えなくなってきた。農業やグリ…

「ニッポンのプレジデントは世界に通用するか」

一日中、九段で仕事。10時から、寺島文庫カフェ「みねるばの森」でPHPの担当編集者と12月新刊の書籍「遅咲き偉人伝」の校正の突き合わせを行う。引用の出典確認、年号の調整など、の確認作業。かなりすっきりしたが、まだ調べることが残っている。途中で…

「知的生産手帳」活用セミナー

午後は、JR東日本の研修講師。 夜は、知研セミナー「知的生産手帳活用セミナー」。内容は、「ライフマネジメントの哲学と技術」。東洋経済新報社ホール。 移動の途中で、新宿駅と東京駅での「図解で身につく!ドラッカーの理論」(中経文庫)を書店で発見。

帝塚山大学を訪問

大阪上本町のシェラトン都ホテルを出て、近鉄の駅を歩いていたら、書店ブックランキング「この2冊で学ぼう」というポップのワゴンが目についた。私の「図解で身につく!ドラッカーの理論」と「図解身につく!MBAの思考法」(池上・11月3日)が大量に積ん…

大阪。小林一三(逸翁)、藤田伝三郎

新横浜の新幹線ホームのベンチで後から私の隣に座った人をふと見ると、なんとあの日野原重明先生だった。90代でベストセラーを書いた方で、今は90代の半ばだろう。名刺を差し上げて自己紹介する。先生からは「こんなことやっています」と名刺をいただい…

オバマ民主大敗の3つの要因。

多摩大学湘南キャンパスの学園祭での寺島学長の講演。「世界の構造転換と日本の進路」。参加者は市民を中心に250人。 オバマ民主大敗の要因。期待が失望に変わった。要因は、金融規制法・医療保険改革・グリーンニューディール。 金融規制法で金融界の怒りを…

長寿化社会は遅咲きの時代である

12月発刊の次の著作の「まえがき」の第一稿。 −−−−−−−−−−−− 2005年1月から本格的に始めた全国を巡る「人物記念館の旅」も早いものでもう丸6年になった。100館を超えたあたりでは、「百説」という言葉があるように、入門というか卒業というか、ある地点に立っ…

北康利「陰徳を積む 銀行王・安田善次郎伝」(新潮社)

東大安田講堂にその名をとどめている金融の神様・安田善次郎の生涯を記した「陰徳を積む 銀行王・安田善次郎伝」(新潮社)を読み終わった。陰徳を積む―銀行王・安田善次郎伝作者: 北康利出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2010/07メディア: 単行本購入: 1人 …

大倉喜八郎「一寸儲ければ一寸だけ、一尺儲ければ一尺だけ、次第次第

文化の日。今年の文化勲章の人選は興味深かった。安藤忠雄、三宅一生、蜷川幸雄という反逆児が揃って受賞している。 東京6大学決勝の早慶戦も見応えがあった。斉藤の7回までの見事なピッチングと8回のエラーをきっかけとした慶応の猛攻、またエラーを交えた…

ドキュメンタリー映画「弁護士 布施辰治」

夜19時から多摩センターのパルテノン多摩小ホールで開催された上映会を観てきた。ドキュメンタリー映画「弁護士 布施辰治」で、韓国併合100年、布施生誕130周年にあたるのに合わせて企画された。弁護士布施辰治作者: 大石進出版社/メーカー: 西田書店発売…

多摩学研究会(第4回)報告

一昨日の土曜日の午後の第4回の多摩学研究会も勉強になった。 大森瑛子先生の発表のテーマは、「江戸時代における多摩地域の特質」。 武蔵国、多摩郡、国郡制、地図と暦、図絵図と郷帳、家康の関東入国、北条氏八王子城、八王子千人同心、小身旗本、分郷と相…