きれいな虹をみた

k-hisatune2009-05-08

9時:出勤

10時40分:主に2年生向けの講義「マネジメントデザイン」。登録者は200人以上。イントロで昨日の山内昌之先生の「中東政治のねじれと30年戦争」の内容を即興で描いた図解メモで解説して授業に入る。過去の日経新聞の社説を題材とした授業。

12時半:ヨーロッパ出張から急きょ帰国した寺島学長が来学。ラウンジで教員たちと一緒に食事をしながら歓談。菅野、今泉、出原、樋口、といった先生たち。ドバイで行われるがOBサミットの準備のための3日間の会合がベルリンであったそうで、面白く解説してくれた。90歳を超える西ドイツのシュミット元首相やカナダの元首相、OPECの事務局長などとずっと一緒だった。日本からは一人という。大変に面白い経験だったそうだ。

13時:1年生のプレゼミ。NPO設立というテーマで具体案を3つのグループに分かれて検討。

15時:T出版社の編集者が来訪。同僚教授の樋口裕一さんとの共著の新書の最初の顔合わせ。内容が膨らんでなかなか興味深い本になりそうだ。出版予定は9月。

学部長、樋口さん、菅野さんらといくつかの施策をすり合わせ。その後、京王線で品川キャンパスへ。

雨上がりの品川駅の港南口に出ると大きな虹がかかっていて、多くの通行人が携帯電話で写真を撮っている。私も持ち歩いているデジカメで撮った。

18時半:品川キャンパスで大学院「コミュニケーション経営論」という講義は、登録者11名、聴講者2名。多摩大大学院は全員が職業を持つ社会人だが、今年の平均年齢はいつのも年より高く40歳を超えた。いつも思うが、仕事は猛烈に忙しいのに夜と土日に通っているのには感心する。
教材は、沈教授の中国論、山内教授の中東論、そして多摩大ホームページも。今回は、中央公論の「時評」の内田樹「ネットでの無償閲覧を歓迎する理由」と福岡伸一体細胞クローン牛の安全性問題」をテーマとした授業。内田さんのグーグル問題に対する見解を述べた「時評」は共感する人が多かった。社会人大学院生との3時間は私にとってもいい時間である。実習では笑い声に満ちた時間を過ごした。


品川から山手線で新宿。そこで京王線に乗り換える。ふと見ると電車の窓の上の壁に多摩大の名前が目に入った。20周年記念の新学長の講演会とシンポジウムの広告だった。野田一夫、グレゴリー・クラーク、寺島実郎の3人の写真に加え、コーディネーターの私の顔写真も載っていた。1ヵ月掲載される。http://www.tama.ac.jp/info/20thSymposium.html