創立20周年記念講演会&シンポ−−大盛況

k-hisatune2009-06-17

多摩大学創立20周年記念 寺島実郎新学長講演会&シンポジウム」が、グランドプリンスホテル赤坂で行われました。
700名募集だったのですが、実際には3000名に近い応募があり、椅子のみに変えるなどの算段をして1200名まで定員を増やしたが、やむを得ず抽選となってしまいました。

私は第二部「歴代学長によるパネルディスカッション 現代の志塾・多摩大学の挑戦」のコーディネーターの大役を仰せつかていたので、会場の下見をしたあと、初代の野田一夫先生、第三代のグレゴリー・クラーク先生、そして第五代の寺島実郎学長と個別にわずかの時間をつかってメモを渡し進行を確認しました。忙しい方が多く、打ち合わせの時間はほとんどとれずに当日を迎えてしまいました。

15時からは、第一部「寺島実郎新学長基調講演」でテーマは「世界の構造転換と日本−−そして大学の進路」。空海最澄の後継者達の1200年ぶりの和解、超人的オーラを放ち日本最初の私学ともいうべき技芸を学ぶ学校を創設した空海、大きな度量を持ち人を育ててきた最澄、こういう話から始まりました。OBサミット準備会、アメリカと中国のG2論、五木寛之の洋魂洋才論など、1200名の収容の会場は静まりかえって話を聞いていました。

第二部は1時間半。

  • コーディネーターの私から、創立20周年、創立の1989年という年(バブル崩壊と冷戦の終了)、この20年で学部卒業生4495名・大学院修了生463名、第二代中村秀一郎学長学長の逝去と第四代中谷巌学長欠席の件、などを説明。
  • 日本の高等教育の課題について、どのように捉えていますか?
  • 課題解決のために、多摩大学学長としてどのような「挑戦」をしてこられましたか?

 第四代中谷巌学長時代については、コーディネーターの私から紹介。

  • 寺島学長は、外部から多摩大をどのように見ていましたか?
  • 20周年を機に制定した「現代の志塾」という多摩大の志についてどのように考えますか?
  • これからの多摩大学への期待
  • 多摩大学第五代学長としての抱負
  • コーディネーターから、最後のまとめとご挨拶。多摩大教育20年史の紹介。

以上のテーマをこなしたのですが、さすがパネラーは名うての役者揃いであり、終了は予定の17時45分ピッタリとなりました。

18時15分からは、記念式典・懇親会でしたが、参加者も多く400-500名はいたように思います。同僚の教授達、裏方を担当した事務局職員達、大学と大学院のOB、企業関係者など多数の方々と懇談しました。高校時代の同級生2人、知研の仲間数人も参加。

尚美学園大学の松田義幸理事長・学長。渡辺幸子多摩市長。三村青森県知事。朝日新聞の山田厚史記者。プレジデントの阿部佳代子部長。ひうち優子世田谷区会議員。エッサムの伊藤専務。ベトナム協会の松本理事。サンリオプーロランドの原祐市行サン、ディスコの小坂社長、オカムラの岩田支社長ら、国際協力機構の岡崎有二上級審議役、新都市センター開発の村上室長、全日空の山辺マネージャー、三菱マテリアルの吉本祐二部長、星朋社の星飛雄馬取締役、大建ビルテクノの新海さん、日新ビジネス開発のはじさん、ソーリツの田中代表取締役、TDCスフトウェアエンジニアリングの和田さん、中国の大学教授DAW MAY KHAING OOさん、SO−NETの鍋田プロデューサー、DNPメディアクリエイトの直塚さん、らが名刺交換した方々。

準備と当日の仕切りもうまくいき、スケジュールが予定通り滞りなく進行した珍しいイベントとなり、大学全体のパワーを感じました。

終了後は、同僚教授たち、参加した学生達とお茶を飲みながら歓談。