「合意学のすすめー説得型から納得型の政策形成へ」(会津)

会津若松市福島県会津地域振興局地域連携室で講演を行った。
講演テーマは「合意学ー説得型から納得型の合意形成へ」。対象は県出先幹部職員等三十名。地域連携室は、縦の組織を超えて手を携えて地域の発展を図ろうという組織だ。

地域振興局長、次長、企画商工部長、県税部長、県民環境部長、出納室長、会津保健福祉事務所副所長、会津農林事務所次長、会津若松建設事務所企画管理部長、会津総合病院事務局次長、会津教育事務所次長、、、、。会津大学、地方振興局市町村支援課長、会津保健福祉事務所地域支援課長、会津若松建設事務所企画調査課長、喜多方建設事務所企画調査課長、地域連携室主査、会津地域振興局県民環境部主査、副主査、技師、出納室主査、副主査、テクノアカデミー会津環境プロデュース学科教務、会津農林事務所総務部副部長、企画部地域農林企画課技師。
こういうメンバーに二時間の講義。定性情報、図解思考、住民視点をキーワードにした話で、最後に定性情報の読み取りの実習をやってみた。
宮城大学の卒業生の早坂君がいたのに驚いた。

以下、いただいたアンケートから。

  • 発想の転換が求められているように思うが、その取り組み方の方策も示されており具体的に試行してみようという気になった。
  • 現在の公務員の作成している計画の意味のなさ、全体を見ないで作っている計画のダメな点がよく理解できた。
  • 鳥瞰図ホームページ面白い。多摩大のホーームページを参考に私も所属のページを考えてみたい。
  • 高清水町のアンケートの項目とまちづくりの図がリンクしている資料がとてもすばらしい。
  • 今日から実行できることが多数あった。今日出席した偉い人達がすぐにでも実行してくれたら福島県はぐに変わると思います。

夜は地域振興局の局長以下のメンバーと夜の街へ。色々な話題に花が咲いた。最後はラーメン屋。

会津学」vol5 聞き書きの現場から、という本を手に入れた。発行は会津学研究会。東北学の赤坂憲雄先生の「境界ー異界へと誘うマタ」、そして、聞き書きの現場からという特集もあり、充実している。多摩学の参考になる。

宿泊した東山温泉の新瀧は、七月の会津大学での講義の時にも泊まった宿。竹久夢二が気にいって何度も訪れた宿だが、新選組土方歳三が、傷を癒やした温泉にも浸かった。松平容保公の会津新選組の多摩は深い縁が続いている。