地方銀行研修所での「ミドル・マネジャー養成講座」で講演

午前中は、メディア向けの多摩大教授陣「現代の志塾」講座。
諸橋先生の「センサーとインターネット」。

  • ビジネス界からのサイバー・コミュニティに対するアプローチ:マイニング技術を応用。POS技術の応用。メールも復元できる。本人専用カタログ・不足のものを教えるなどアマゾンの成功。
  • ユビキタス:屋内から戸外へ。無線は優先より脆弱。
  • サイバーと現実:セコムの画像認識。象印のポットによる老人ケア。ゲレンデのライブカメラストリートビュー撮影車のWiFi情報収集。
  • サイバーと現実:移動体。カーナビの仕組み。SUICAなどICタグ埋め込みカード。無線で伝記を飛ばす、振動などのエネルギーを電気に変換なぢお。
  • SCMなど物流の動きの把握。レジの計算も買い物かごが通るだけでできていく、電子決済、レジの無人化へ。トレーサビリティ、電気製品の回収、陳列棚、食品の世界にも応用。
  • セキュリティ:行き届いたサービスか、余計なお世話か。欲しいサービスとプライバシーの兼ね合い。グーグルの主張するラディカル・トラスト。
  • 日本は大きな技術は苦手だが、ニーズに応じたきめ細かいサービスは得意、それを海外にも展開。
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15時半から、三鷹地方銀行研修所で二時間の講演。テーマは「図解で考えるキャリアデザイン」。

全国に63ある地方銀行の中堅行員が対象。「ミドル・マネジャー養成講座」のひとコマ。
4日間の研修の日程を眺めると、「リーダー、マネジメント、納得、コミュニケーション、問題解決、論理的思考力、法令遵守、、」などがキーワードだ。

大分銀行七十七銀行などの地方銀行は、預金量は207兆円で預金残高シェアは24%で都市銀行の31%に次ぐ。貸出金は155兆円でシェアは27%で都市銀行の32%に次ぐ。大きな規模である。
また、預金の72%は個人からで、貸出は中小企業43%、個人29%、大企業16%。つまり地方銀行は個人から金を集め、地元の中小企業に融資をしているということだ。
地方公共団体向けでは地方銀行のシェアは52%とダントツで、地方自治体にとってはありがたい存在である。

受講者の所属は下記。役職は、支店長代理、副長、調査役、係長、主任、など。
みちのく銀行七十七銀行秋田銀行北都銀行荘内銀行東邦銀行足利銀行群馬銀行武蔵野銀行八十二銀行大垣共立銀行十六銀行スルガ銀行百五銀行百十四銀行、西日本シティ銀行、佐賀銀行肥後銀行鹿児島銀行
七十七銀行受講者からは「先生教え子の皆様と今一緒に仕事をしており、みな一生懸命に頑張っております」とのメッセージをもらった。嬉しいことだ。