東北「道の駅」大震災研究プロジェクト

多摩大学:東北「道の駅」大震災研究プロジェクトの現地フィールド調査の説明会を開催。

  • 目的:今回の震災時に「道の駅」が果たした救援、復旧・復興支援機能の実態を明らかにし、道の駅が今後果たしうる平常時と災害時の双方に適応した地域の多機能型交流拠点としての役割を明らかにし、提案する。
  • 体制:多摩大学地域活性化マネジメントセンターが中心となり、NPO法人東北みち会議等の現地の協力を得て実施。
  • 財源:財団法人JKAの補助金の交付を得て実施。
  • 現地調査班:教員4名(久恒・中庭・酒井・松本)・職員1名(金子)・学生12名(岡・北辻・杉本・槌屋・高野・高橋・千葉・日吉・福本・星野・三谷・下村)。

1993年にスタートした「道の駅」は当初103駅で出発し、現在では全国で977駅となっている。
休憩機能、情報発信機能、地域連携機能を持つ複合多機能休憩施設である。国土交通省(トイレ・駐車場)と地方自治体(情報・サービス)が連携して整備計画を策定するが、他の省庁とも組み合わせられるので、個性が出るという構造になっている。道の駅にバラエティが大きいのはこのためだ。
東日本大震災では、道の駅が大活躍をした。防災拠点としての活動が目覚ましかった。自衛隊の屯所になったり、被災民の受け入れ所になったり、地域の拠点として様々の活動が行われた。その実態を今回、9月の5日から10日まで調査をすることになった。

多摩大学としては東日本大震災に対応する初めての大きなプロジェクトだ。また外部資金を得て正式なプロジェクトになっていることも大きな意義がある。そして大学の教職員と学生の混合チームでありm問題解決型のプロジェクト学習を標榜する多摩大として大きな教育効果が期待できる。

岩手チーム、宮城チーム、福島チームと三チームに分かれて現地入りする。私は全体の団長と、宮城チームを預かることになった。

説明会では、メンバー紹介、プロジェクト概要紹介、道の駅とは、各チームの編成と行程、調査内容、事務手続き、そして各チームの打ち合わせをおこなった。

宮城チームは、以下を回る。村田。路田里はなやま。あ・ら・伊達な駅の道。上品の郷。津山。大谷海岸。三本木。おおさと。村田町、鳴子温泉郷大崎市石巻市登米市気仙沼市大郷町といった市町村だ。

できるだけの準備と良好なコミュニケーションを図りたい。さっそく学生がフェイスブックのグループをつくってくれた。ここで出発までに情報交換を行い、意識を合わせていくことにしたい。

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午前中は、JR東日本の研修担当者が見えて秋から始まる研修の打ち合わせ。今年度は11回。

午後は、道の駅調査の説明会。その後、岡君と打ち合わせ。

夕刻の会合まで時間があったので、久しぶりに八重洲ブックセンターをぶらぶらする。8月に出した「人生の道を拓く言葉130」(日経)は、1階の文庫コーナーと2階の新刊コーナーに並べてあった。また2階では、「図解で身につく! ドラッカーの理論」も見つけた。

夕刻は、銀座でビジネスマン時代の仲間との飲み会。今回は9人。その席で友人に教えてもらったが、日経新聞の夕刊に拙著「人生の道を拓く言葉130」(日経)の広告が一面に出ていた。それぞれの近況を肴に愉しい時間を過ごした。