秋学期の「立志論」の最終授業のアンケートがまとまった。
この授業は、近代の偉人の人生と仕事、彼らが遺した言葉を紹介しながら、自分のロールモデルを見つけていくことが目的の授業だ。
- 名言の暦は、毎回良いことが書いてある。今回はすごく良いきっかけになった。
- 物事を計画立てして行っていこうと決めた。特に今年の年始めは考えることができたと思う。
- 自分が目標に対する向き合い方について、明確なビジョンができた気がする。
- 自主的に誰かの人生について調べてみたい。
- 偉人には、中卒の人もいれば、小学校にもあまり行ってない人もいたので、イメージが変わった。
- 前より歴史が好きになった。勉強し直したい。
- いくら才能にあふれている人より、地道に積み重ねた人物の方が、人生に深みが出ると感じた。才能が無くても努力と、あきらめないことで、成功につなげている。
- 先生が毎日ブログを書いて一日一日を忘れないために、僕もブログや日記のようなものを書こうと思った。「継続は力なり」という言葉の重みの大切さを改めて理解した講義でした。
- 先生のように人物の言葉などをノートや何かに書き留めていたら、今後の人生が少しでも変わる気がした。
- 歴史をより楽しく見ることができるようになった。「立志論」という授業タイトルに合う授業だと思う。
- 嫌なことやつらいことがあっても、偉人の方々の言葉を思い出して、「よし、頑張ろう」と思えるようになった。
- 様々な偉人を知り、努力する者、ライバルと共に伸びる者と色々なパターンがあった。今までのダラダラ生活を改善しようと思う。
- 自分の行動に変化があった。メモを取るようになった。
- 一昔前の偉人の話を聞き、昔の時代が好きになり、それと共に今の時代と人間に嫌悪感を抱いてしまいました。
- 名言がこれほどまでに心を打つものだと考えてなかった。
- この講義を受けて、人生のモデルになる人が決まったこと、そして生活習慣や何事にも目標を立てて挑むことを学習できたことが良かった。
- 「若い時に流されなかった汗は老いてから涙となって返ってくる。」この言葉を知ってから、今しかできないことを頑張ろうと思った。
- 本を読むのが苦手だったが、偉人の本を読むようになった。
- 大人になっていくのが、楽しみだと考えるようになった。
- 歴史にも興味を持つことができた。
「名言との対話」3月31日。JPモルガン。
- 「どこかにたどり着きたいなら、今いるところには留まらないことを決心することだ」
- モルガンはアメリカの5大財閥の1つであるモルガン財閥の創始者である。その後継者たちは、現在では世界有数のグローバル総合金融サービス会社として世界経済に大きな影響を与えている。
- アメリカの財政危機を二度にわたって防ぎ、救う活躍をみせたが、70歳代になったモルガンは、次第に多くの時間を割いて趣味の美術品収集に没頭し、自分の私生活に集中するようになった。
- 銀行のトップの座にありながら、「私は自分の銀行内のどんな事務の仕事でもこなせる」と豪語したように、自分の関与した事業の隅々まで目を光らせて、事業を成功に導いた。
- そのモルガンは、冒頭の言葉にみるように、どのような場所や地位にも安住することなく、常に「次」を見ていた人であったようだ。憲政の神様・尾崎行雄が90歳を過ぎても「人生の本舞台は常に将来にあり」と言っていたことを思い出した。今やっていることの先に、新しい地平がせりあがってきて、そこに飛び込んでいくという人生行路だったのではないだろうか。