経営情報学部後援会役員会

NHKカルチャーラジオ「日曜カルチャー」を聴く。

「偉人の命日 366名言集」の最終校正が9月分まで終了。

 

「副学長日誌・志塾の風」170520

  • 午前。経営情報学部後援会役員会を開催。司会は川手総務課長。書記は北嶋。

・議案は2016年度事業計画・決算報告案(金井)。2017年度事業計画・予算案(五位淵)。2017年度役員選任(新会長、新副会長、新理事)

私は冒頭に常任理事退任の挨拶と、副学長として大学の動きについて10分程の話をした。続いて杉田学部長の経営情報学部の教育方針の説明。

・水嶋教務課長「新入生オリエンの出席率99%と最高。履修登録。学修サービス」

・高野就職課長「4年生の内定率19%(昨年16.9%)。学内合同説明会。3年生のインターシップ説明会」

・黒瀬学生課長「フットサル部2年連続全国3位。女子フットサル部を新設。離学対策としてのサークル活動に着目。多摩祭は総合力を見せる場、今年は昨年比倍増の18名の実行委員。韓国チェジュ島研修」

・趙学生委員長「チェジュ島平和フォーラム研修は5回目。ゴア副大統領が参加。第四次産業革命と資本主義。32人の学生が参加。田村理事長参加。目黒高校生も初参加」

・高野学長室課長「学長の動き。異次元の高齢化への大学対応。保護者向けメルマガ」

米倉会長挨拶「最長3年。後援会は大学のバックアップが使命。異次元の高齢化に立ち向かう大学。事業という面、、、」。浅田新会長の挨拶。、、、

終了後、昼食会。

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午後。

  • グランドパレスホテルにて立岡さんと情報交換。クラウドファンディング、AI、障害者雇用、マレーシア、テクノロジー商社、知的財産権、、、。
  • インターゼミ:安田学部長(ホテル講座・自己点検)。金先生(学生手帳)。松井先生(単位化)、、、。

 

「名言との対話」5月20日。ジョン・スチュワート・ミル「自己教育の真の方法は、すべてのことを疑ってみることである」

ジョン・スチュアート・ミル(John Stuart Mill、1806年5月20日 - 1873年5月8日)は、イギリス哲学者である。政治哲学者経済思想家でもあり、政治哲学においては自由主義リバタリアニズムのみならず社会民主主義の思潮にも多大な影響を与えた。

「国を愛し、国民の自由を大切にする人たちは、支配者が国民に対して行使できる権力を制限しようとつとめてきた。そしてこの制限が、自由という言葉の意味であった」「個人の自由にも、制限されなければならない事がある。それは、他の人に迷惑をかけてはならないということだ。」「国家の価値は、結局国家を組織する人民の価値である」等など傾聴すべき言葉は多いが、以下に記すように人生に関する箴言も心に刺さる。

「幸福になる唯一の道は、幸福ではなく何かそれ以外のものを人生の目的に選ぶことである」

「人生の楽しみではなく、喜びを求めていこう」

「「自分こそ正しい」という考えが、あらゆる進歩の過程で最も頑強な障害となる。これほどばかげていて根拠のない考えはない」

 「高貴な人物がその高貴さによってつねに幸福であるかは疑問の余地があるかもしれないが、その高貴さが他の人々をより幸福にし、それによって世界は全体としてはかりしれない利益を得ているのである」

私が薫陶を受け尊敬していた宮城大学の馬渡尚憲学長はミルの研究者だった。いつもミルと対話してきたと私に語ってくれたことがある。ここに並べた言葉を読んでいると馬渡先生の温厚な顔と語り口が浮かんでくる。

「満足した豚であるより、不満足な人間であるほうがよい。満足した馬鹿であるより、不満足なソクラテスであるほうがよい」を下敷きに東大の大河内一男総長は「太った豚になるよりは、痩せたソクラテスになれ」との訓示を卒業生にはなむけの言葉を送って話題になった。ミルの影響力は大きい。67歳のミルの臨終の言葉は「私は仕事をなし終えたね」だった。大学者の満ち足りた人生を物語る言葉と考えられている。ミルは幼児から天才教育を受けていたのだが、ミルはそういった知識全てを疑いながら自己を徹底的に教育していったのだ。