昭和医会で講演。−−図解コミュニケーションのすすめ-病院医院経営

夜は仙台のホテルモントレーで「昭和医会」という開業医の団体で講演をした。
名前の由来は昭和生まれの若い医者の会ということで始まったのだが、今となれば大正生まれの医者はほとんどいなくなり、現役の医者はほぼ昭和生まれとなった。中心は40代から50代で医者としては比較的若手に属すそうだ。

男女のお医者さんに熱心に聞いてもらって質問も多く、7時から8時半という予定だったのだが、結果的には9時まで話をすることになった。
講演のタイトルは、「図解コミュニケーションのすすめ----病院医院経営と自身のライフデザインのために」だ。

開業医は大病院等で診療に明け暮れていたが、開業後は個人事業主としてのスキルも十分に準備する間もなく、すぐに自院のかじとりを余儀なくされる。多くの開業医はとまどいながら毎日の診療と経営にあたっている。
勤務医時代は自分自身の医者としてのスキルアップや学会発表等を通じての医学への貢献が第一の関心事であり、扱う疾患も専門的な病気が対象である。
しかし開業後は患者との良好なコミュニケーションのとり方や地域医療に貢献するかなどに関心が移るため、大きなギアチェンジが要求される。
とういことで、病院・診療所経営者としての心構えや、開業後のライフデザインについてをテーマに講演を頼まれたのだ。

今までの私の講演の分野でも「医療」は一つのジャンルになっている。
大分医師会、青森医師会、仙台歯科医師会、東北大学医学部第二外科同窓会「ひょんの木会」、また看護協会、全国保健師協会、そしてエーザイ第一製薬山之内製薬ファイザー製薬といった製薬業界、さらに医薬品卸の業界団体など過去の講演先が思い浮かぶ。

私のコミュニケーションに関する考え方、図解コミュニケーション、顧客視点などを中心に話をまとめてみた。

終了後は懇親会にも出席。元気のいい女性の医者が中心になっているグループに入り、様々な意見交換をする機会があり、興味深かった。図解の応用範囲、年金問題、医師会の存在感や主張、、、、など。

幹部の数人と名刺交換。
土橋内科病院の小田倉院長、岡部クリニックの岡部院長、松永女性クリニックの松永院長。
仙台医師会の松永理事からは、医師会会報の論説の記事の執筆を頼まれた。