生嶋教授の最終講義



開学以来、苦楽をともにした同僚の生嶋教授の定年退官の最終講義が22日に行われた。
学生に向けて講義したいということで、受け持ち科目の補講という形になった。
参加者は学生と同僚教員。

テーマは「sustainable経済社会の構想(産業イノベーション)---Working Poorのない社会へ」だった。考えてみれば、生嶋先生の話を真面目に聞くのは初めてだったことに気がついた。

宇宙創成は、147億年前(ビッグバン)
地球誕生は、47億年前
命の誕生は、38億年前(DNAに命が乗った)
人間の文明は、1万年前(単細胞から始まって人間は60兆の細胞に)
 
人間の誕生以来、二酸化炭素濃度は280ppmから増え続け、今では380ppmとなった。
二酸化炭素は熱を逃がさない性質がある。
最近温暖化の原因の90%は人為的なものだということがわかってきた。

人口は、1900年は16億人、2000年に50億超、2008年65億人。

間氷期は2万年間。文明の発生が1万年前で、農業の発生が5000年前。
あと1万年は地球は温暖な期間だろう。

 以上を前提に現代の世界と産業を論じた。
 最後のメッセージは、以下。

新しい産業と事業を構想せよ、
その産業は命に関係した産業である。

最後に詩吟を朗々と唸った。
 男子 志を立てて 郷関を出ず
 もし 学ならずんば 死すとも帰らじ
 人間 至るとこと 青山あり

(この詩吟が一番良かったかも、、、)