新宿のホテルをハシゴしながら、きわどく予定をこなす

k-hisatune2009-02-10

午前中は、宮城大学時代のゼミ生で現在は早稲田大学ビジネススクールに通っている笠間君が大学に来訪。相当に鍛えられている様子。アジアからの留学生が半分で企業派遣も多いそうだ。いくつか参考になる点もあった。仙台と東京を行き来しながらの大学院生活で順調にキャリアを広げつつあると頼もしく感じた。

午後16時から、新宿のハイヤットリージェンシーホテルで、近藤節夫さんの「停年おやじの海外武者修行」(早稲田出版)という本の出版記念パーティに出席。少し遅れて会場に入るとペンクラブでお世話になっている小中陽太郎先生の挨拶中だった。120人ほどの参加者。いくつかの祝辞、乾杯の後、NPO法人知的生産の技術研究会(知研)の仲間らと歓談。八木哲郎さん、秋田英澪子さん、小林尚衛さん、、、。

パーティのなかほどでの挨拶のトップバッターに指名され祝辞を述べる。
「中高年に勇気を与え、若者に喝を入れる名著。好奇心とバイタリティ。知研での図解講師。多摩大リレー講座での学生の一喝。ホームページ・ブログへの挑戦と成功など中高年の生き方のモデル。人物記念館の旅で似た人は、彫刻家の平櫛田中か。好奇心とバイタリティで107歳まで仕事をした。60,70、はなたれ小僧、男盛りは100から、100から」という平櫛の名言によれば、70歳の近藤さんははなたれ小僧。あと40年近く時間はある。自己PR図によれば、文学賞の受賞という未来があるが、大宅壮一ノンフィクション賞か日本エッセイストクラブ賞をいずれとると予言しておきたい。われわれ後輩の希望となるような模範をお願いします」
という趣旨の挨拶をした。

終了後、京王プラザホテルで日本生命主催の講演会場で寺島実郎さんと待ち合わせのため18時半前に行くと、まだ途中だったので会場に入り最後の方の話を聞かせてもらう。大会場でビジネスマンが相当な数集まって熱心に聞いている。隣の人はベンチャーキャピタルの人だった。

「昨日まで台湾の東亜経済人会議に出席。最近は産業力と技術力により日本の再評価が始まっている。貿易依存度は韓国は76%で大打撃を受けている。日本は28%。今年は間違いなく政治の不安定の年となるが、経済人はそういうものに惑わされず実体性と自立性を高める努力を。実体性とは技術と産業。自立性とは食料・資源・エネルギーを自前で調達すること。日本創生委員会委員長。20年無利息の新型国債相続税減免措置付)の提案。海洋開発と宇宙開発のシナジー。中型旅客機プロジェクト。農業生産法人と先端技術の農業への注入、、。」私の聞いたのはほんの20分弱だったが、また新しい情報が付加されている。

終了後、南園という中華料理レストランで黒ビールを飲みつつ食事をしながら寺島さんと打ち合わせ。来年度のスケジュール、インターゼミ(社会工学研究会)の運営、その他の事項に関する情報交換と意思決定。途中政治やJALや知り合いの話題も。昼頃に電話がつながって夕刻にちょうど二人とも新宿にいる予定だったので、うまく打合せの時間が持てた。

その後、同じホテルの喫茶で打ち合わせを続けている知研の仲間に合流し、出版プロジェクトについての意見交換。何とか動き出しそうだ。久方ぶりの大型プロジェクト、ぜひ成功させたい。