多摩大経営情報学部ティーチイン in  舞浜(一泊二日)

k-hisatune2009-02-24

月曜日は母と一緒にホテル日航福岡に宿泊。

この日の昼食は、博多在住の叔父さんと久しぶりに会って、長い時間さまざまな話をする。81歳の叔父さんは父の弟で九大薬学部を出て、アメリカとヨーロッパに留学していた学者で幼い頃からの憧れの人だった。帰国後、徳島大学城西大学で教授をつとめて、今は郷里の博多にいる。子供のころは「博多のおじちゃん」と呼んでいた。

久恒という家の歴史はこの叔父さんの記憶に頼るしかなくなっており、元気なうちにいろいろと聞いておこうということで、話をしてもらったが、会ったことはない祖父の経歴の概要を知ることができたのは収穫だった。本家の中庸先生(名古屋大学の冶金学者)の医者であった父上の代診をやっていたこと、そしてその父上と一緒に台湾のキールンで医院を経営していたこと、中庸先生と同世代であったこと、明治薬科専門学校に通い薬剤師の資格をとり、その後歯医者の資格もとったことなどもわかった。先日初めて会った金沢の加賀友禅作家・久恒俊治さんの祖父が中庸先生だったので、これで俊治さんとの位置関係がわかり、つながった。今後もいろいろ聞いておきたい。


火曜日は、福岡空港から羽田にJAL便で飛び、そのままディズニーのある舞浜へ直行。多摩大学の教職員の多くが参加するティーチインが13時から翌日のお昼にかけてあった。問題点の確認、議論、方向性の確認などを行う毎年の行事だが、こういう形でコミュニケーションをとりながら、次年度の方針が決まっていくという流れになっている。

昨年は熱海だったが、教員がほとんどしゃべるというスタイルだった。今年は教員と職員が一緒に議論を行いながら、大学の方向を決めていくというスタイルになり、解決策もより現実的になったように思う。エンロールマネジメント、開学20周年行事、、、、、。

夕食は全員で2時間ほどかけて教員・職員一緒にわいわい言いながら交流し、その後はまたテーブルを囲んで議論の続き。みんな熱心だ。私は少し早目に引き上げて部屋で学長室の高野課長と懸案の相談。


翌日(25日)の水曜日は、野田学長代行が見えて1時間ほど大胆な提案を聴き、質疑応答。野田先生が帰られたあとは、来年度から始まるプレゼミについての意思疎通、多摩大総合研究所と一緒にやろうとしている地域観光に関するテーマなど、活発な議論が展開される。

最後に、学部長からこの二日間の議論を総括して欲しいという要請が学長室長の私にあり、所感を少しながく述べた。
ティーチインの進化、遠心力の20年、今後は求心力の回復がテーマであること、あらゆる組織を総合したトータルなマネジメントの必要性、寺島新学長の考えていること、経営情報学部のマネジメントを固めて全学に広げていく、その第一歩としてこのティーチインが位置づけられること、職員の志と能力の高さに感銘を受けたことなどを述べてみた。

ティーチインは多摩大のすぐれた伝統だと改めて感じた。