今年も手帳の季節がやってきた。
手帳を作らないかという相談を出版社から受けた。今までいろいろな手帳を使ってきたが、完全に満足するものはなかったので思い切って挑戦した。表紙カバーが目立つデザインで、「陰山手帳」や「和田裕美の営業手帳」と並んで書店の手帳コーナーでよくみかけるようになった。

- 作者: 久恒啓一,NPO法人知的生産の技術研究会
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2010/09/29
- メディア: Diary
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- 「豊かさとは何か−豊かさとは自由の拡大である」
- 「人生のとらえ方−125歳までの生涯!」
- 「人生鳥瞰図−キャリアを中心としたライフデザイン」
- 「ライフプラン−人生鳥瞰図をもとに、一生の計画に着手する」
- 「年間計画表をつくる−年間計画を作成し「ライフコンシャスライフ」を」
- 「個人を大切に−「時間主権」と2つの「5時−9時」」
- 「生活のとらえかた−「公・私・個」のトライアングル」
- 「手帳−タイムマネジメンント&セルフマネジメント」
- 「「キャリア年表」をつくる」「「キャリアレコード」をつくる」
- 「「キャリアメモ」をつくる」
- 「鳥の目4週間スケジュール表ソフト」の特長と使い方」
というように、考え方が毎日参照できるようになっている。本と違って一過性ではないからタイムマネジメントの考え方は自然に身につくだろう。
次に手帳本体では、「一生の計画」というコーナーがある。自分や家族の年齢、公人(仕事)・私人(家族・家庭)・個人(自分自身のこと)という分け方で40年ほどのスパンで計画が書き込める。
「2011年の計画」では、公人(仕事)・私人(家族・家庭)・個人(知的生産・読書・ネットワーク)という分け方で、「活動領域別やりたいことリスト」を用意している。そして「2011年の計画と総括」では、公人・私人・個人ごとに詳しく書き込めるし、その総括は◎○△×の四段階で評価できるようになっている。
一週間のスケジュールでは、平日と土日は同じ大切な一日なのでスペースをとってある。そして時間の目盛りでは、朝5時から24時までのタイムスケジュールが書き込めるようにした。公人としての9時―5時の前後に朝の5時―9時と夕方の5時―9時を配置してある。もちろん早起きに対する無言の圧力となってこの手帳を使う人は必ず早起きになるのではないか。
毎日のデイリーの上部には、私がここ6年に亘って訪問している全国の人物記念館で蒐集した偉人の格言を載せている。「他人が笑おうが笑うまいが、自分の歌を歌えばいいんだよ」(岡本太郎)「よい人に交わっていると、気づかないうちに、よい運に恵まれる」(安岡正篤)「人のやったことは、まだ人のやれることの百分の一に「すぎない」(豊田佐吉)。
そしてデイリーの下の欄には、その日に生まれた偉人を紹介している。因みに私と同じ誕生日の偉人は坂本龍馬である。何となく元気が出て来るではないか。
ぜひ、一生から一瞬までをマネジメントできる「知的生産手帳」をお試しを!