初台の東京オペラシティコンサートホールで行われた「クリスマス/アヴェ・マリア」(サンクトペテルブルク室内合奏団)を聴いた。
サンクトペテルブルクは、「聖ペテロの街」を意味している。建都を命じたピョートル大帝(1652-1725年)が自分と同名の聖人に因んで付けたもので、以前はペトログラード、レニングラードという名前であり、長くロシア帝国の首都だったロシア第二の都市である。
第一部
- ヘンデル 合奏協奏曲集 作品6より 第五番 ニ長調 HWV323より 第一楽章
- ヘンデル 「オンブラ・マイ・フ(なつかしい木陰よ)(歌劇「クセルクセス」より)
- ヘンデル 合奏協奏曲集 作品6より 第12番 ロ単調 HWV330より 第二楽章
- バッハ 「G線上のアリア」
- バッヘルベル 「3声のカノンとジーグ」ニ長調
- コレルリ 「クリスマス・コンチェルト」より 第一楽章、最終楽章
- アルビノー二 「アダージョ」短調
- カッチーニ 「アヴェ・マリア」
- ヴィヴァルディ ヴァイオリン協奏曲「四季」より ヘ短調「冬」。第一楽章 アレグロ・ノン・モルト 第二楽章ラルゴ 第三楽章アレグロ
第二部
- バッハ コラール「主よ、人の望みの喜びよ」
- バッハ 「アヴェ・マリア」
- フェラーリ 歌劇「マドンナの宝石より」
- マスネ 歌劇「タイス」より「瞑想曲」
- マスカーニ 歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より「間奏曲」
- シューベルト 「アヴェ・マリア」
- モーツアルト 「ハレルヤ」
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やはり、一流の演奏と歌声は素晴らしい。
神が人となって産まれてきたことを祝うキリスト教の記念日であるクリスマス、そのキリストを懐胎した聖母マリアに祈りを込めて多くの作曲家が「アヴェ・マリア(めでたしマリア様)」を遺した。
アンコールでは、赤とんぼなど日本の童謡をマリーナ・トレグボヴィッチ嬢が歌ってくれた。