「折り合い」をつけていく

丸の内南口のKITTEビルの博物館を訪ねたが休みだった。
東京駅を眺める絶好の場所といわれる屋上からの写真。

このビルの本屋で軽い本を3冊購入。
帰りの電車と自宅で2冊をざっと読了。

大人のいない国(鷲田清一内田樹

以下、内田樹の発言から。

  • これほど幼稚なのに、致命的な破たんもなく動いている日本社会。
  • 成熟した人間のロールモデルがいない。
  • 折り合いをつけることの大切さ。
  • 教養:うさんくさいものとな何かすごそうなものを見分ける能力。本物と偽物。知についての知。鳥瞰できること。
  • ネット上の貶下的言説は「呪」である。祝福だけが呪詛を相殺できる。

野心のすすめ(林真理子

31歳直木賞。36歳結婚。41歳柴田錬三郎賞。44歳出産。以下、ピックアップした言葉。

  • 自分でちゃんと努力をして、野心と努力が上手く回ってくると、運という大きな輪がガラガラと回り始めるのです。
  • いまも、小説は一作一作、いつも新しい挑戦をしています。
  • 新規まき直し。思い切って「河岸を変えてみる」。
  • 人間が成長するのは、何といっても仕事だと思うんです。、、他人と折り合いをつけながら自己主張していくことでもある。、、。
  • 同じようなものは二度と書かない、一度評価が下されたテーマには再び乗っかからないようにするのが私の矜持でもあり、自負でもあるんです。

同時代史から。
トヨタ中興の祖・豊田英二氏は100歳で逝去。

  • 「人間も企業も前を向いて歩けなくなったときが終わりである」(豊田英二)