「修士論文の革命的書き方」講座


夜は品川で大学院「図解コミュニケーション」の授業。テーマは「修士論文の革命的書き方」。実習を2題。以下、受講生の感想。

  • 本日は秋学期図解コミュニケーション開講以来の濃厚な3時間でした。また強面のお二人も聴講され、授業はいつになく重厚感がありました。本日の学習ポイントは、図解とテキスト化を繰り返すことにより、図解思考の本質をさらにリアルに認識出来たことです。例えば、満州事変、世界恐慌、5.15事件・・学生時代に習った著名な出来事歴史の一面の認識は、それぞれがかなり密接に影響し合っているという重要かつ不可分な関係性認識を20分で体感したこと。裏返しに表現すると、当然の因果関係を認識しないまま、歴史を知ったかのような錯覚に陥っている事実を発見出来たことです。図解思考は、事柄の関係性を紐解き、改めて構造化することであるならば、論文の構築に有益だと言うことに繋がるのでしょう。改めて、久恒教授に、天晴れを差し上げたいと思います。
  • 本日は、有り難うございました。先に、図解の全体像を描き、内容を組み立てることができれば自分の文章は、速やかに、表現できる。その「仮説」を検証することができました。久恒教授、とても学び多き時間を体験させて頂き、有り難うございました。図解する表現の深みを学びました。
  • 本日は図解コミュニケーションを受講させて頂き大変有益でした。(半熟さんにも天晴れを差し上げましょう、てか)受講で感じたことは三点です。まずは『文章を書く』ということの意味を再認識することができた事。次に、図形を使って概略の図面を描くことが、文章を完成させるための大変有効な手段だと知り得たのは、まさに眼から鱗であったこと。それと同様に『文章は答えである』は鮮烈であった。即ち自分が長年持ち続けた疑問に答えを出し、思いを込めてメッセージを投げる!何となくデライトが見え始めた・・感謝致します。
  • これまでの授業では、図解化はインプットに役立つこと、その図は説明のツールに役立つことを体感してきたが、仕事の場面では文章でアウトプットしなければいけない場面も結構な比重で多い。そして今日は、まずは言いたいことを図解化し、その図(骨子)を使って筋の通った文書をアウトプットすることが可能になることを体験!社会人人生が長くなればなるほど、文書によるアウトプットを求められることが多くなってきている為、今期の図解コミュニケーションの授業は修論作成のみならず、社会人としての自分の為にとても役に立っていると実感しています。
  • 図を文章に起こす。これが今日の課題でした。完成された図と概略の説明だけで、構成立った文書が簡単に出来上がりました。文を書く前に設計図が必要であるという、よく考えれば、何かを作る時の基本と全く同じであるということに気付きました。更には文から図、図から文と見直す度に両方が洗練されて行くことも実感。これからは、長い文章も楽しみながら書けそうです。ありがとうございました。
  • 本日の講義、ありがとうございました。本日の一番の学びは、この式です。文章=内容×表現.。内容は、自分との対話、表現は、それを伝えたい相手に対する想像力、だと感じました。また、図を文章にしたあと、その文章に無意識に図を付加したことにも、びっくりしました。
  • 今回は、「概観から細部」を実感した授業でした。細部をいくら掘り下げていってもゴールが見えず、地図を持たないまま、知らぬ土地を歩いている感じでした。そう考えると学校教育で使われている教科書と指導は細部から入り、概要をテストするというような構図になっており、大変分かりにくいと感じます。先生の教科書を読み全体の概観をつかんでから細部の授業に入っていくと腹に落ちやすく記憶に残りやすいだろうと思いました。
  • 今回の、図解から文章を作成する、いわば「図訳」とでも呼べそうな演習は、私にとっても初めて拝見した手法で、自分の考えをまとめるために、大変効果的な教育方法であると思いました。そして、先生の講義の中で、これまでの文章論や文章術では接続詞がおろそかにされているというご指摘が、特に心に刺さりました。さらに、講義資料として配布された、各先人の文章論の図解で示された、キーワードを囲む丸(○)と丸(○)をつなぐ矢印(→)がどのような関係を表している接続詞なのかを考える作業は、非常に面白いとともに、自分が普段、いかにその関係を曖昧にしたまま文章を書いていたかということに気付かされ、少々冷や汗が出ました。そして、接続詞はむしろ関係詞と呼ぶべきであるという先生の主張におおいに共感するとともに、三十を超える種類があるということについて、接続詞の勉強を改めてしなければならないなと、意を新たにしました。
  • 本日は有り難うございました。前回初めての聴講で文章を図解にする難しさを学ぶと共に、図解の奥深さを知る機会を頂きました。今回はその逆で図解から文章をおこす安易を学び、こんなにも筆が進むのかと驚かされました。とて実践では「が」を普段多用している、自分の過ちにも気付くことが出来ました。いち早く自分の図解が出来るように今後も精進致します。
  • 図解のキーワード(強調された)を、一つ調べるだけで、他に関連されたキーワードと共に文章が書けたが、スラスラとまではいかなかった。文章→図解でも理解度が深く、脳に刷り込まれていくが、図解→文章も同じ感覚がありました。一度、図解にした方が文章が書きやすいのは、理解度が違うことや、体系的に見ることが出来ているからなのでしょうか!?理解度をはかる手段として、図解化も有効か………
  • 図解から文章を起こすほうが、実際に慣れていない図解を書くより、質は別として楽でした。それが驚きでした。また、楽しかったです。仕事でも図解を試みていますが、未だ進歩なしというところです。でも、スラスラと図解が書けるようになりたいです。
  • 翻訳をやっているようで、疲れました。「面白い」と思えるようになるには、3つの要件があるようです。1に修行、2に修行、3に修行あるのみです。「1日1図」が習慣化できるようになればいいのでしょう。図解の黒帯目指し、頑張ります。
  • 今日も時間を忘れました。ありがとうございました。歴史を図解するためには、各出来事それぞれの関係性だけではなく、その流れを表現することも重要であるということに気づきました。関係性を時間軸の中でどう表現するか、まだコツがわかりませんが、図解化する訓練を通じて、歴史を勉強してみようと思います。今日の授業で練習した図解を文章化する作業については、梅棹忠夫、川喜多二郎の本などもう一度開いてみようと思いました。
  • 本日もどうもありごとうございました。以前社説を図解した際、何故こんなに年号がとっちらかった分かりにくい文章なんだろうと思ったことがありました。あの文章も、一度図解におこして、関わり合いと起きた順番を把握してから書けば、知識の無い人にも分かりやすい文章になると思います。論理的な図解を基に肉付けしていけば、自ずと、寄り道せず無駄のない論理的な文章が書けますね。文章おこし、楽しかったです。
  • 本日もありがとうございました。過去の講義では、文章を図解する練習をし、今回は図を文章にするという練習をしました。どちらもそれなりに最初は書くのに詰まったり、頭で考えたりと時間がかかりますが、軌道に乗った後のサクサク感はとても嬉しく感じます。またどちらにしても図がどれだけ分かりやすく描けているか、説得力ある図になっているかによって文章は決まってしまうということも分かりました。図が書ければ論文は8割終了しているようなもの!という久恒先生のお言葉を信じて、自身の研究内容を深掘りするために、図解を続けたいと思います。ありがとうございました。
  • 今回は、「概観から細部」を実感した授業でした。細部をいくら掘り下げていってもゴールが見えず、地図を持たないまま、知らぬ土地を歩いている感じでした。そう考えると学校教育で使われている教科書と指導は細部から入り、概要をテストするというような構図になっており、大変分かりにくいと感じます。先生の教科書を読み全体の概観をつかんでから細部の授業に入っていくと腹に落ちやすく記憶に残りやすいだろうと思いました。
  • 本日もありがとうございました。図解は全体を解りやすく見られるということは言うまでもないですが、本日の図解から文章作成のパターンでは大枠の理解が低いまま詳細をつめてしまった結果、あちこちに話が散漫してしまい、途中で方向を失いました…今後、大枠と範囲をしっかり設定してから挑む努力をしていきます。次回もよろしくお願いいたします。皆様、寒いのでお気をつけて!、
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夜の大学院の授業の前に少し時間があったので、恵比寿の「山種美術館」で開催中の「小林古径 生誕130年記念 古径と土牛」を観る。