中津の同人誌「邪馬台」2015年秋号

中津の同人誌「邪馬台」2015年秋号が届いた。

今号は、中津の人物が目についた。

• 久留島武彦（1874年生）：日本のアンデルセン。大分県玖珠町出身。母の出身の中金奥平家のある中津で少年時代を送る。石高は二百石だから大身だ。http://d.hatena.ne.jp/k-hisatune/20150206
• 村上功児（1879−1963年）：久留島とは竹馬の友。百貨店「井筒屋」の初代社長などを務めた九州経済界の重鎮として活躍。私財を寄付し村上功児記念童心会館を開設。中津藩医の9代目・村田田長（1838−1906。大分中学初代校長、玖珠郡群長）の四男。
• 島田虎之助：文の代表が福沢諭吉。武の代表が島田虎之助。勝海舟の剣術と禅学の先生。浅草、深川に道場。「本藩は武術非常に盛んにして各流共に達人多く古来初版の武者修行の者全く勝を得て帰りし事なし。独島田虎之助来りし時は実に之に抗し得たるものなかりしと云えり」（広池千九郎編述中津歴史(下）316頁以）。中津駅南側広場に「剣豪島田虎之助誕生の地」の碑あり。

私の連載「読書悠々７」は、「戦後70年を迎えた「沖縄」を読み解く１」。
以下6冊の要旨を軸に説明した。

佐藤優の沖縄評論 (光文社知恵の森文庫)

沖縄ハワイ移民一世の記録 (中公新書)

琉球国の滅亡とハワイ移民 (歴史文化ライブラリー)

徹底討論 沖縄の未来 (沖縄大学地域研究所叢書)

沖縄の不都合な真実 (新潮新書)

沖縄ノート (岩波新書)