今日の収穫(人生100年時代)から。

今日の収穫(人生100年時代)

・MITのハーツホーン(認知科学)氏の研究。ピークを迎える年齢。18歳:総合的な情報処理能力と記憶力。22歳:名前を記憶する能力。32歳:顔認識能力。43歳:集中力。48歳:感情認知能力。50歳:基本的な計算能力。67歳:語彙力。

諏訪東京理科大の篠原菊紀教授(脳科学)。やりたいこと、見たいことをやっていると、ニューロン神経細胞)を増やすBDNF(脳由来神経栄養因子)という物質が増える。楽しいことをしている人の脳の萎縮は、していない人の半分。(2019年4月17日日刊ゲンダイ

・石川恭三『百歳を生きる処方箋』(河出書房新社)。5つの習慣を。「一読、十笑、百吸、千字、万歩」。

・矢作直樹『長生きにこだわらない』(文響社)。本当の定年は「命日」。加齢しても老化はしない。笑いとワクワク。平穏死を目指す。、、。

・60歳代の保有資産の約6割が住居・宅地。早い段階で住宅資産を金融資産として流動化する必要がある。(日経190326.人生100年金融シンポ)。

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・カラオケ用の作詞にトライ:「中津の偉人 福沢は 今日も生涯の 一日と」「深谷生まれの 非凡渋沢 信用貯めよ それ資本」。「熊本の星 柴三郎 人生終始 一貫す」、、、、。

ポッドキャスト「ビジネスに生かす 偉人の名言」準備:寺山修司与謝野晶子池波正太郎瀬戸雄三。亀倉雄作。ダ・ヴィンチ

・八木さんに電話。

・家庭菜園:なす、トマト、ピーマン。

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ジム:ウオーキング30分。スイミング300m。

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「名言との対話」5月12日。木下是雄「事実と意見を区別せよ」

木下 是雄(きのした これお、1917年大正6年)11月16日 - 2014年平成26年)5月12日)は、日本物理学者

1953年に 学習院大学理学部教授に就任。1956年に 学術会議オブザーバーとして米国南極観測隊に参加。1968年に 応用物理学会会長に就任。1973年に 学習院大学理学部長、1981年には 学習院大学学長に就任。

薄膜や固体表面に関する研究を進めていく一方で、日本の物理学者同人会であるロゲルギストの一員として、雑誌「自然」に科学に関するエッセイを多数発表した。

 この人を有名にしたのは、『理科系の作文技術』(中公新書)だ。1981年9月の初版刊行から、35年間で80回増刷されるロングセラーとなり、ついに100万部を超えている。中公新書で100万部を突破したのは、1993年に刊行された野口悠紀雄の「『超』整理法」以来2冊目である。私が書いた『図で考えれば文章がうまくなる』(PHP)では、谷崎潤一郎文章読本』、清水幾太郎『論文の書き方』、本多勝一『日本語の作文技術』、野口英世『「超」文章法』と並んで、この本を歴史的な名著と規定している。

『理科系の作文技術』の主張は以下のとおり。「主題の吟味」では、一文書一主題と読者の想定によって、目標規定文を一つの文にすること。次に「事実と意見の区別」。証拠を挙げて裏づけできる事実と判断である意見を区別することとし、事実については書くべき内容を吟味、明確に、修飾語を入れなと主張。意見については「私は」と書き、事実を踏まえた判断を書く。「わかりやすい文章」として、序論・本論・結びの構成をとることとし、序論で結論の要旨を書いて読むべきかの判断材料とする、本論のパラグラフではトピックセンテンスで内容を述べ、次に詳細を展開する。結びではポイントを列挙し将来の発展への道を示唆する。

理科系の仕事上で用いる文章術を学ぶことは、文章を書く上で大いに参考になる。主題を吟味し、事実と意見を区別し、パラグラフを外観から細部へと書いていくことによって論理的な文章が書ける、それがこの名著の結論である。特に事実の上に立って論理的にみちびきだした意見を述べよ、はこの本の核心だ。私を含めて文科系の人も心したいところだ。一冊の代表作がその人の生きた証となって、そのロングセラーを書いた著者は影響力を保持しつ長くく生き続けるのである。 ある時点のベストセラーよりも、時代を越えて影響を与えるロングセラーの方が重要だろう。それがもっと永く生き続けると古典になる。

理科系の作文技術 (中公新書 (624))

理科系の作文技術 (中公新書 (624))