品川で大学院の授業。テーマは「日本文化を図解する」ーー「図解の力、恐るべし」「イヤー、面白かった」「人の図解も説明できた」「最強の表現」「自分なりの読み込みができた」「日本とモンゴルは似ている」

夜は品川で大学院の授業。本日のテーマは「日本文化を図解する」でした。

受講生がそれぞれ選んだテーマは、「神道」「相撲」「茶道」「生け花」「浮世絵」「落語」「マンガ」。

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以下、各自の「学び」から。「図解の力、恐るべし」「イヤー、面白かった」「人の図解も説明できた」「最強の表現」「自分なりの読み込みができた」「日本とモンゴルは似ている」

  • 日本の文化について語れる日本人になりたいと思いつつ、一つ一つの文化が奥が深すぎて、なかなか重い腰があげれなかったのですが、今日の授業で、皆さんの図解を見ながら説明を聞き、そこに先生を始め、皆さんが持たれている知識を掛け合わせて議論、解釈することで限られた時間の中で各テーマのエッセンスをしっかり理解することができました。図解の力、恐るべしです。【学び】・「歴史+現在+未来」「時間と空間」「歴史と地理」。図解をするときに広げる基礎軸である。・全てを知らなくても自分の理解で語ることができるのが図解。(まさしく、今日のテーマはこれでした)・日本文化の共通点らしき「道」という考え方。・皆さんの図解から参考にしたいこと:スペース全体を使う図の組立、関連する情報を塊として配置、視点の中心が軸となるような図、手書きからPPTへ整理する際にPPTらしさを取り入れる柔軟性以上、本日もありがとうございました。
  • 第7講は「日本文化について」。自分は茶道が担当でした。イヤー面白かった。茶道については少しウンチクを語れるかも知れないと思う位になったかなと思います。図にする段階でいろいろと考えなくてはならないので、文章でダラダラと書くよりも頭の整理ができているようです。これぞ、「図解の力」!日本文化は、「〇〇道」という技術を超えた精神の領域に深くかかわって形づくられているということも大切な気づきの一つ。 おそらく大陸から学んだであろうことがらを、咀嚼し工夫し定着させてきた先人たちの努力、楽しみながら、喜びを分かち合いながら発展させて現在まで伝わってきているのかと想像します。それにしても自分が日本文化を何も知らないことには愕然とします。今、田中優子先生の「江戸学」に興味を持って勉強をしていますので、この機会に図解力も発揮して理解していければと思います。楽しみながら・・・。本日も先生、同級生の皆さん、ありがとうございました。
  • 本日もありがとうございました。皆様の発表を聞き、日本文化の素晴らしさ、奥深さを感じ、日本文化は人生そのものに繋がることを学びました。例えば、生け花の「器」は花を引き立てる役割という内容で、成功にも支える人がいる、引き立て役がいるという部分と重なり非常に心に残りました。また、欠席された方の図解を見て「落語」を説明させて頂く機会を頂きました。何も知識がなく、初めて図解を見て説明させて頂きましたが、文章より明らかに説明しやすく改めて図解の素晴らしさを実感致しました。作成者Kさんの図解はとても分かりやすく、自身も理解しながら説明させて頂きました。ありがとうございました。
  • 久恒先生、皆さま本日もありがとうございました。今日の授業でのあらたな学びは、図解で歴史や時代の流れをより深く理解できること、関係性が整理できること、今まで知らなかったことも説明ができるようになることです。比較や対称、過去や未来、優越や劣等など、関係性を取り入れることで、図解がよりわかりやすくなり、説明もわかりやすくなるのだと思いました。また、実践や経験が伴うとより自分の言葉で説明ができ説得力も増すので、わかりやすい図解と自分の言葉で説明ができるようになることが最強の表現であるとも感じました。今までは新聞記事など、書かれたことをどうわかりやすく図解にするかということを念頭に置いてましたが、さらに自身の考えなども取り入れて図解で表現できればと思います。先生、皆さん、ありがとうございました。
  • 本日の授業【日本文化を図解する】よく思うことであるが、日本人でありながら日本文化をよく知りません。当たり前と思っていることも、時代が変わればしきたりも変わるし、常識も変わるものです。私が取り上げた神道は自然と強く結びついており、天皇制とも分かちがたく結びついているとのことです。天皇であろうとも森の神聖な木を伐ることが許されていなかったということはいかに自然を崇拝していたのかということです。この考えは縄文時代から続いているとのことなので、日照りが続けば雨乞いをしたり、疫病が流行れば神の仕業と言って祈り続けていた理由も理解できます。いまでも地鎮祭は残っているしきたりのひとつなので、時代が変わっても日本人の根本は変わっていないのかもしれません。日本人は無宗教が多いと言われていますが、何かあれば神社にお参りに行ったり、お墓参りに行く人もいると思います。そう考えると日本人は特定の神様より祖先を崇拝している、つまり神道です。殉難者を祀っている靖国神社は、毎年、夏になるといろいろな話題を集める場所となりますが、日本人の根本にある祖先崇拝は日本固有の民族宗教なので、玉ぐし料を奉納することはごく自然のことなのかもしれません。たとえそれが国のお金であっても個人のお金であっても、です。日本の文化のみならず、歴史についても学ばなければならないと感じた授業でした。自分なりに読み解いて図解にしました。
  • 今回の授業も面白かった。皆様の図解は、以前学んだことを生かせた図解(矢印をよく使う、キーワードでまとめるなど)、コンピューターで操作した図解であり、大変勉強になりました。また、先生から見せていた「図解塾」の図解、特に、和服の形まで書いた図解は面白かった。日本文化の図解は外国人(モンゴル人)の私にとって、図解のことを勉強するだけではなくて日本文化を理解するいいチャンスと思う。授業を受けて、日本の文化と中国内モンゴルの文化は本当に似ていると言う感じが深かった。面白い。次回の授業を楽んでいます。次回もよろしくお願いいたします。
  • 私の図解に丁寧なコメントをいただき誠にありがとうございます。森田さんはピンチヒッターで説明いただいたとのこと。突然の指名で大変だっとと思います。恐縮です。 3階級を書いた方が良いという点、確かにそうですね。東西の比較だけに頭がいってました。思った以上に多くの情報を盛り込めるのも図解の特徴と気づきました。 皆さんの図解と感想を拝見し、「歴史+現在+未来」、「時間と空間」、「歴史と地理」の3つの観点が図解を広げる基礎であること、関係性を取り入れることでわかりやすくなること、について先生より説明があったと理解しました。 日本人でありながら日本文化を知らない点、同感です。縄文時代から築かれた日本文化は二万年にわたると聞いたことがあります。奥が深い。海外から来る観光客のほうがよく勉強してるケースもありますね。佐々木さんは手書きの図とPPT図の2つをアップされていますが、作図の過程を示されたと推察しました。面白いです。 最終講の情報ありがとうございます。とうとうリアルでお会いできる機会がなくなってしまいましたが、良きクラスメイトとの出会いに感謝です。

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昼食は橘川さんと永山の「独楽寿司」。「熱海」「デツリ」「中老の男」「V役員会」「うぶごえ」「学会」「アニメ化」「インタビュー」「基礎と中級」、、、。

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「名言との対話」7月16日。小嶋 淳司「経営は人・物・金ではありません。人・人・人です」
小嶋 淳司(こじま あつし、1935年7月16日- )は、がんこフードサービスの創業者。
和歌山県生まれ。田辺高校、同志社大学経済学部卒。
寿司屋で修行した後、1963年に大阪・十三で4坪半の「がんこ寿司」を開店。店名の「がんこ」は、自身の学生時代からのあだ名である。企業理念の「がんこ宣言」は、3項目あり、それぞれ「がんこな商いに徹します」で締めくくっている。1969年に法人を設立し社長に就任し、外食産業チェーンに育て上げる。2005年に会長に就任。
1995年から大阪外食産業協会会長を務めた。2001年から日本フードサービス協会会長を務めた。2005年から関西経済同友会理事。平成17年春の褒章にて藍綬褒章を受章。2006年より2年間、関西経済同友会の代表幹事をつとめた。旭日中綬章を受賞。

松下幸之助経営塾」の2012年3月の「がんこの起業と経営から」というタイトルの特別講話では、「経営のカンや運を呼び込む力は、経営者自身も現場に足を運ぶことから生まれてくる」「困難や問題に直面するほどありがたいことはない」「それを克服しようと懸命になることでチャンスが出てくるものだ」と述べている。

「日本の社長」という動画をみた。以下、小嶋淳司の姿勢がわかる言葉を拾う。

・中学時代の「すべて自分の責任。人のせいのしない」先生との出会いで目が覚めた。
・「がんこ」のサービスの基本は「安いものを旨く」ではなく「旨いものを安く」だ。
・日本古来の寿司、とんかつ、日本料理、うどん、そばに、新しい命を吹き込む。

・本当の日本料理を大衆に提供する。

・新しい日本料理のジャンルを作っている。

2021年に賞味期限の改ざんが明るみに出て、「組織に都合の悪い事柄を隠し、誤った判断を取る組織風土に変質していた」「創業者として責任を果たすべき時が来た」と会長を辞任した。無念であったろうが、潔い出処進退だ。

小嶋淳司は、新しいジャンルをつくるという高い志で起業し、経営にあたっている。そして「経営は人・物・金ではありません。人・人・人です」と語っている。物や金は後からついてくるものである。人が最大の経営資源だ。長年の仕事の中で得た教訓だろう。優れた人材、人物さえいれば、困難にも立ち向かえる。人を採り、人を育て、人を活かす。小嶋の座右の銘は「活人」というから、人を重視する経営方針は一貫している。それでもなお不祥事は起こる。創業という事業は本当に難事であることを痛感する。