大学院「インサイトコミュニケーション」の6回目の授業--日本・韓国・中国の高齢化事情

夜は品川の大学院の6回目の授業。いくつかのグラフ、表を題材に図解化する作業に挑戦してもらった。ほとんどの受講生が受講し、人数が多かった。

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受講生のアンケート(フェイスブックへの書き込み)から。

・本日もありがとうございました。まずは自分なりの仮説を立てて、その裏付けとなるデータを集めていくという流れは他の講義で学んだことと重なり印象に残りました。図解にする、図解にできるということは事柄をロジカルに説明できるということであり、その力がまだまだ足りないと痛感しました。

・図解できる人は人生も仕事も、プレゼンも、最短で最大の結果を得ると思います。時間をかけて、だらだら説明するのは非効率。図解し、図解する際に論点や重点を頭で整理できるよう、また次回、スキルを磨きます。早退申し訳ありません。ありがとうございました!

・おつかれさまでした。今日の授業では、テーマが決まらないとデータは集まらない、テーマが決まると磁石のように情報が吸い寄せられるとのこと、数字、具体的な事例を入れて自分の仕事を通じたストーリーを作ることを学びました。正直難しかったです。この授業ではいつも皆さんの発表から、多くの新しい気付きをいただきます。今日も同じ経済データを見ているのに、どこに着目して、ストーリーを作っているのか、とても面白く参考になりました。ありがとうございました。

・グラフや表を繋げて図解し、数値を読む。・大数、トレンドから読む。・海外のことを知る。図解して繋げることで、新たな仮説が生まれる。それを検証するために、新たデータが必要となることもある。今回の演習をしながら、追加でこんなデータが必要になるかもな・・・と考えながら進めていました。

・今日の講義は、表や数値から図にする方法を学ぶ事でした。図にするには、数値から結論や傾向を読み理解しなければ図にする事は出来ない事がわかりました。一歩前進です。

・グラフや表から図解に表現していく講義。他のクラスメイトからも多くの発見や気付きの学びを得れることもこの講義の良いところです。世帯構造の変化について、まとめました。つまり、結婚して子供もいる家庭というのが、35年前の半分近くに減っています。このまま、単身世帯が増えていくと、孤独死などの問題にもつながっていき、大きな社会課題ともいえます。ただ、あえて単身という道を選ぶ人も少なくはないようです。

・大数からの比較。海外との比較(韓国・中国)。我々は比較から物事を把握することできる。アンテナを貼れば情報がはいってくる。Chance favors prepared mind.

・難しい課題で初めは少し困惑しましたが、課題を決めてから多数ある情報の中から必要な情報をまとめるのに時間はあまりかかりませんでした。初めの課題設定の重要性がよくわかりました。また、韓国、中国の今まで知らなかった情報も詳細に伺えて面白かったです。次回も楽しみにしております。

・今日の講義では、文章の図解にデータを加えることで説得力が増すことを実感できました。また簡潔に分かりやすくキーワードや数字を使わないと情報過多になるし、シンプルにしすぎると内容が浅くなるので、バランスも大事だなと感じました。少子化の話の際に、中国では、親がマンションを子供に買うという話を聞けて、2人目を欲しがらない中国の方の話と繋がりました。孫さん、ありがとうございました。

・前回は、COA Consultingにことで、弁護士事務所に行かせて頂いておりまして、だいぶ喋らされたので、そのままお休みさせて頂きました。法的に、何もないようで、安心でした。全部の表を使えるのが良い、との先生からの課題に、全部の表から単語を使って、完成させました。現在、業界として1番大きな通信業界ですが、良し悪し色々で、悪循環な図にもなりそうでしたが、良いネットワークが広がるのは、良いことだと思いました。教育も通信で安いのは、助かる人も多いと思いますが、ちょっと寂しいなとも、感じました。

・本日は、経済データからテーマを考えて図解することを行いました。発表内容としては、日本以外の経済事情の話を伺うことができ、大変勉強になりました。かつ、発表内容も面白かったです。データからテーマを考えるのではなく、テーマからデータを使う、という順路が非常に重要なことだと、発表している皆さんの内容を拝聴して改めて感じました。

・今日のテーマはかなりタフでした。文章から図解することにはそのストーリーを把握してロジックを構築して図式化すれば良いですがデータを読み解く事から始めると自らストーリー作成をしなければならず更に図解するということで二倍手間がかかります。しかし実はビジネスシーンではこの様な状況は多く存在しており実験データの分析や経営指標などよく目にします。これらの数字を単に眺めるのではなく数字を読み解いてそこで語るべきストーリーを作り、さらに分かりやすく図解して伝えるという一連の流れを意識せずに出来るよう経験を積みたいと感じました。また発表もお国事情が出ていてとても興味深かったです。ありがとうございました

・結局、内部留保を増やす背景としては、経営は倒産リスクが問われるのと、一度上げた給与は落としにくいこと。配当は、うるさい株主が社員への還元はどうでもよく、将来への投資より自分達への配当を求めるからなのだろうか?政治も大きな問題ですが、経営者の資質も問われている時代なのだと思いました。本気でやれば日本はまだ間に合うのが分かったことが良かったです。

 

以下、留学生。

・今日 私が選んだテーマは都道府県別総人口増加率でした。下記、2つの図は比較で、日本の高齢少子化の影響を激しく与えています。2018年推計により、日本の47都道府県のうち、人口が増加しているのは東京都しかないでしょう。人口が増加しても、0.7%しか増えません。人口減少率が高い県のは秋田県です(-41.2%)。晩婚・晩産化の問題は一つの原因だと思います。今日の授業のお陰で、また 大変勉強になります。先生 ありがとうございました。

・数字とデーターから、図表や文章に書く練習をやって見ました。資料と皆んさんの発表からにも、また日本人口や経済などのことを勉強しました。ありがとうございます。
自分は初回の授業と比べて、図表を書くことも、文章を構成することも大分上手くなった気がしました。また、次回の授業も楽しにします。

・「都道府県別総人口増加率」をテーマとして選定しました。人口問題について関心を持っています。現在、日本の少子高齢化問題が深刻です。実は、中国も数年後そのような状態になる見込みです。さらに厳しいかもしれない。現在の日本の政策を学んだほういいと思います。また、文字フォームを曲線グラフに転換したら、一目瞭然となりました。

・「日本人の不安の心理の蔓延」について、図解しました。現在の日本は多くの問題があります。例えば、格差が大きくなり、消費低迷、社会人は仕事への情熱が低く、若者は革命、変革に関心なしなどです。これらの問題は不安心理の蔓延と密接な関係があると思います。また、もっと深く考えると、なぜこれらの問題が起きたのか、問題の本質は何だろうか。自分で分析してみて、原因が2つあると思いました。1つは経済低迷です。もう一つは人の価値観の変化ということです。ところで、人の価値観は非常に重要です。個人にとって、価値観が個人の思想と行動を支配します。国にとって、国民の価値観が国の発展に影響を及ぼすと思います。もう一つの感想があります。社会問題を説明する時、詳しい数値がなければ、説得力が弱いということです。 

・皆さんの癸表は非常に素晴らしかった、他人の癸表をかけて現今の日本及び世界で白熱化社会閜題を勉強になりました。それぞれの国の学生の癸表から外国の社会問題狀態を触れました。今回私は 世界の高齢化の現状と今後について、図解の担当しました。グラフによると世界経済先進主要な国とアジア経済発展中心国の高齢者の比率の変化値が分けてデータを示して、結局高龄少子化の人口要因は未來の全世界で直面しなければならないgrobal 社会問題である。人口要因は、国家地区の長期的な経済発展に影響を与える重要な要素であり、政府からの財政支援、移民政策の支持などが直接出生率の向上に影響し、文化の伝統的な種族文化保護は、中長期の地域ひいては世界経済の発展に対してくびきの反作用が存在し、先進的なヨーロッパ、古い文明のヨーロッパ文化は、時と共に入ることができなければ、地域社会の人類文明の進歩を阻害する束縛となるだろう。高齢化社会が入ってからは、国家、政府、企業個人側から対応するか、より重要な認識が避けなくて、国家,社会人,個人は、自側から、目の前の利益を見てることだけではなく、グローバル全人類の観点から、そのまま对策しなければ人類の滅亡の可能性があるということが大きな試練に自らの貢献をすることができるだろうか。

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午前:多摩キャンパス

・授業「ビジネスコミュニケーション」の11回目。テーマは「新聞の社説」の図解化への挑戦。自信を持つ人が増えてきたようだ。

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午後:九段サテライト

・大学戦略会議:テーマは「教務」。ゼミの体系化。適性科目数の考え方と実現方策。

・大学運営会議:戦略会議の「入試」と「就職」を報告した。大学の業態転換。社会課題の実現。資格制度設計。高度IOT人材。プロジェクト!。「ジェロントロジー宣言」、、、。

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 「名言との対話」6月29日。地井武男「ただ、スターは無理でも、味のある脇役ならなれると思ってたんです」

地井 武男(ちい たけお、1942年5月5日 - 2012年6月29日)は、日本俳優

1963年俳優座養成所へ第15期生として入所。同期には原田芳雄林隆三太地喜和子前田吟高橋長英栗原小巻小野武彦村井国夫、など錚々たるメンバーがいた。こういうライバルとして切磋し、友として琢磨していった個性的な仲間から生命力を学んできたから、なんとか持ちこたえたと述懐している。地井は主演から脇役悪役からマイホームパパまで、幅広い役柄を演じることのできる演技派俳優として活躍を続けた。

「庭先や街路樹として植えられている木の名前はだいたいわかるんだけど、たまにどうしてもわからないのが出てきてね。そういうのを調べるのがおもしろいね」。地井は日本の四季自然植物を愛することでも知られている。2006年4月3日より、『ちい散歩』(テレビ朝日)が放送を開始し、2012年に病に倒れて終了するまで、放送1518回、訪問地833ヵ所、総歩数3,227,000歩、総距離数2581.6kmを記録した。約6年続く人気番組となったこの番組は現在まで続く散歩ブームの火付け役となった。趣味の絵画では美術展に出展するレベルであり、この番組では絵手紙を描いていた。ゴルフ、空手、絵画、蕎麦、ブランコ、植樹活動、、と地井は好奇心が強い人であった。

 高校のころには「俳優になろう」と決めていたのだが、そのころからスターにはなれないと悟っていた。スターではなく、最初から脇役を目指したのだ。「アメーバみたいに、食べるものによって色が変わっていくような俳優になりたいんです」とも語っていた。昨日眺めた女優沢・村貞子『わたしの脇役人生』(ちくま文庫)では、沢村も「脇役を語っていたが、男優・地井武男とも通じるところがある。二人とも日々の生活の楽しみを知っおり、味のある人物だ。その地井武男はテレビの『ちい散歩』に巡り会い、自分を総合するライフワークを残したのである。この幸運を引き寄せたのも実力だろう。 

ちい散歩 地井さんの絵手紙最終集―2011年5月から2012年2月に描いた80枚

ちい散歩 地井さんの絵手紙最終集―2011年5月から2012年2月に描いた80枚