日記の歴史

○アナログ時代


・日記帳

  1冊の日記帳に出来事や感想、意見、考えたことなどを書いていく。3年日記というのもあった。毎年、日記の継続を決意するが、1年間続いたことはない。紙の日記帳は、デジタル時代に突入するまでずっと続いた。長い時間なので随分と書いたつもりだったが、今は残っていない。


○デジタル時代


・パワーポイント日記

  パワーポイントを日記ソフトとして活用していた時代があった。PPにはプレゼンの説明用のメモを書いておく欄がある。プレゼンのパートにはその日の出来事を日誌として書き、メモ欄には感想などを書いて日記にするという使い分けをした。日誌と日記の区分ができてよかった。これは日航時代の最後の数年間と宮城大学に移ってから数年続いた。転職の前後がこの方式だったから、比較的真面目に当時の心境や他人の人生の観察などが残っているから、私にとっては大切な日記である。


・ホームページ日記

  ホームページを立ち上げた6年ほど前から図解Webの「久恒サロン」を使って、毎日の出来事やスケジュールを日誌的に活用してきた。書き込みに訪問者のコメントがつくことも多く、楽しい雰囲気を演出できた。


・メルマガ日記

  5年ほど前から「久恒啓一のビジネスマン教授日記」というメルマガをマグマグの仕組みを使って発行している。  毎週1回の発行だったから1年で50回以上。読者も講演や研修などでの受講生を中心に地道に集めてきて、今では9000にまで配信数が増えてきた。知り合いとのコミュニケーションや情報の発信面など、私にとってはすでに大きな武器となってきた。本の売れ行きも、メルマガの読者の増加とともに安定してきたし、販売の初速があがってきたように感じている。読者と直に繋がったという感覚だ。


・ブログ日記

  05年度、仙台にプロ野球チーム「東北楽天イーグルズ」が来ることになって、その記念に楽天のブログ日記を試すことにした。思いがけず使い勝手がよく、3ヶ月以上毎日書き込むという生まれてはじめての快挙となった。


最近このブログ日記に「秘密日記」という「クローズ」のコーナーに時間軸で日誌をつけたり、感想を書き連ねたりできることに気がついた。オープン部分はトッピクス的に一つの話題やテーマで日記として使い、クローズ部分は日誌として使うという住み分けが可能だ。


このブログ日記はそとに開かれているという特徴がある。今まで縁のなかった人ともリンクしあうなど、楽しい仕組みとなっている。