図解塾の課外授業の「続ける技術」の2回目。テーマは「日記」

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図解塾の課外授業の「続ける技術」の2回目。テーマは「日記」。13名が参加。2時間。

「6000日」「最大の著作」「日誌と日記」「トラブル」「何を書くか」「名言との対話」「記録から記憶へ」「正岡子規」「文章修業」「エッセイスト」「SNSマネジメント」「SIRI」「読書日記」「読書悠々」「いつ書くか」「炎上問題」「航空母艦と戦闘機」「気軽に」「日記の国」「文体」「データベース」「写真」「テーマ」「名言集」「リレー講座」「自分のため」「10年日記」「他人になる」「記録」「成長のサイクル」「習慣」「読書図会」、、、、。

以下、終了後に書き込みのあった感想から。

  • 本日もありがとうございました。何かしら日誌として記録に残していけば、その頃の記憶が蘇りますね。まずは日誌から。自己成長のために自分のために書く。書いた記録は自分の宝となり、落ち込みにくく、復活しやすい。確かに自分がしてきたことが目で見てわかると自信につながりますね。忙しい時こそ読書が進む。忙しい時こそ生産性が高くなるというのを聞いて、二歳半がウロウロしていてもやれることはたくさんあるなあと思いました。ピカソは絵、ブログの人や、俳句で残す人もいるということで自分らしさのでる方法を探しトライしていきます。ありがとうございました。
  • 図解塾の課外授業「続ける技術」。久恒先生もかつては三日坊主であって、学生時代の日記は引っ越しとともにどこかへ消えてしまったという。しかし、インターネットという記録の場所を手に入れて、もうすぐ連続記録6,000日を向かえようとしている。「続ける技術」。最初は何気なく5~6行。そうしたら1ヶ月、2ヶ月と続いた。決心して始めると続かない。何気なく始めると続く。日記を書こうと思うと続かない。日誌を書く。そこに感想を書けば日記になる。私も分厚い日記を買って、3日坊主になった経験があります。書き終えたとき、自分の財産になる予感がするから買った。でも、書くことができず日々が過ぎ、動き出すことができなかった。ブログに書いて日数が増えたところで、達成感ってあるのだろうか。久恒先生は日記を自ら製本することで、形に残しておられました。逆転の発想・過程にただ驚きました。情勢や他者の動きがちらつくSNSとちがって、自身に向き合える日記が自身の糧になる。今夜もありがとうございました。
  • 久恒先生、皆様、本日もありがとうございました。以下備忘録します。①記録⇒記録、キーワードだけで良い②気軽に、決心しない些細な事でも良い、③1つの切り口で継続して定点観測、点⇒線⇒面…形になっていく。実践されていらっしゃる方の生の声に醍醐味を感じました。ふと気付きですが、今の電子媒体(ブログや電子メール)の情報(時系列、キーワードで検索)と、梅棹先生の本にあった「カード式情報整理術」双方が共通しており、半世紀近く前に示された知的生産の理想が現在見事に実践されている妙を改めて実感した次第です。次週も宜しくお願い致します
  • 本日もありがとうございました。先生のブログは、データベースとなっていて、検索をかけると、お仕事でのさがしものがすぐに見つかるので、とても助かっております。3月3日で6000日、1万日までもいけそうですね。自分は、日記のテーマがつきて休んでしまうと、何年かお休みが続いたり、と、なかなか続かないのですが、気楽に、続けてみようかなと思っております。日誌をつける気持ちで、調子が良いときに感想など加えて。1行からでも続けてみます♪来週もどうぞよろしくお願いいたします。下書きでごちゃごちゃな紙が2枚できましたが、楽しんでまとめていきたいと思います。
  • 久恒先生、みなさま、今晩もありがとうございました。久恒先生の日記(はてなブログ、noteの人物伝)の継続の秘訣をお伺いしました。次回の課外授業は3月3日で、ちょうどその日がブログ(日記)が連続6000日の記念日になるそうです!!課外授業は、続ける技術として、継続される予定です。そんな久恒先生でも、いまだに、途切れる恐怖に慄きながら続けている、、という言葉に、驚嘆の念を禁じえません。[印象に残ったフレーズ](メモより笑)。・続けると思ってやらない。気軽にやる。やっているうちにいつの間にか続いている。・キーワードでよい。・名文を書かなきゃと思うと書けない。自分の内面の葛藤や気持ちを書くのは無理に書こうとしないほうがよい。・夜に書くと悪口が出てくる。人間、明日になれば他人になる。・記録をしていくと記憶になる。・人のためではなく、自分のためにやる。・日本人には日記を書く文化があった。・SNSでこれが復活してきている。

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・BS多摩運営委員会

・資料整理

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「名言との対話」2月17日。増田義郎「遠い島からヤシの実が流れ着くように、海は切るのではなく繋ぐのですよ」

増田義郎(まつだよしお。1928年2月17日〜2016年11月5日)は文化人類学者。

東京生まれ。東大文学部卒。16世紀のアメリカ大陸関係文書の研究を行う。文化人類学、イベリアおよびイベロアメリカ文化史を専攻。1959年からたびたびスペイン、中南米に滞在し、各国に多くの友人をもっている。東大教授。

「地理上の発見」と呼ばれていた時代を、「大航海時代」と再定義した命名者である。

増田義郎のキーワードは「海」だった。著書には『コロンブス』、『略奪の海カリブ―もうひとつのラテン・アメリカ史』、『太平洋―開かれた海の歴史』などがある。また翻訳でも、ジェームズ・クック『太平洋探検』をはじめ、『図説航海と探検の世界史』、ロバート・ルイス・スティーヴンスン『完訳宝島』、『図説海賊大全』、『ネルソン提督伝』、『船の歴史文化図鑑―船と航海の世界史』、ダニエル・デフォー『完訳ロビンソン・クルーソー』などがある。

増田義郎『マゼラン 地球をひとつにした男(大航海者の世界)』を手にした。太平洋”を発見、世界一周をなしとげたポルトガル人マゼランは、新世界像の発見であった。それは現代へとつらなる地球時代の幕開けであった。マゼランの地球観、背景となったスペインとポルトガルの対立の実像から、大偉業となった航海のすべてを、日誌をもとに生き生きと再現した本である。「表現したいことを分かりやすい言葉で正確に伝える」ことを自分に課していたというように、達意の文章でつづられた大著だ。

増田が1980年に160名で創立した日本ラテンアメリカ学会は、37年後には570名と発展を続けている。2017年3月20日に開かれた「増田義郎先生を偲ぶ会」で、学生時代から指導を受けた学会の理事長の落合一泰は、「先生はここに集う私たちのことも、海のように繋いでくださっていたということであります」と功績を讃えている。

増田は全領域的にかかわることによって初めて「「ラテンアメリカニスト」たりうるという信念を持っていた。海は隔離ではなく、海には繋ぐ力がある。様々の学問の領域、研究と教育の領域、人と人の領域、それらを繋ぐ海のような役割を果たした人だったようだ。増田義郎の88年の生涯にわたって、その海をわたる「大航海者」だったのだ。

マゼラン 地球をひとつにした男 (大航海者の世界)