真面目に仕事もしています。

k-hisatune2008-10-15

今日の一日。

朝8時20分に大学に到着し研究室へ。第1限の授業から始まるので当日の朝の印刷では間に合わない恐れがある。量が多いのと印刷機の調子が悪かったりしたときには悲惨な状態になるので前日に印刷するようにしている。その講義資料を抱えて30分に講義室に向う。ちょうど教務スタッフがマイクとパソコンを持って現れたので、受け取りながら来期の時間割の希望を伝える。火曜日の夜に品川キャンパスでの大学院講義が21時40分まであり、水曜日の1限(9時始まり)との接続が悪い。

9時には120名以上の受講生のいる講義。もともとはライフマネジメント論と名付けようとした「人物論」を語る講義である。今回は「敵との切磋、友との琢磨」というジャンルで、岡本太郎白洲次郎高村光太郎草野心平を論じた。岡本太郎はやはり若者に人気がある。
「学生によるゼミ説明会」の幹事をやっている学生から接触があり連れて研究室に戻る。情報をもらって私のゼミ生に伝える。すぐにゼミ生が一人やってきて、現在やっているプロジェクトの市民アンケートの回収状況の報告と、昼休みの説明会の打ち合わせを行う。また金融関係企業のインターンシップの申請書を見てほしいという学生が現れたので、相手先企業の求める人材にあわせて自己PRを書くように指導する。何事もマーケットに合わせなきゃね。

秘書室とラウンジで何人かの先生や秘書グループの女性たちと歓談。秘書室は数人の秘書が全教員への情報サービスを行う態勢という優れたシステムがあり、完璧に業務をこなしているのでいつも感心している。いつも見かけるがまだ挨拶していない先生がいらっしゃったので、こちらからご挨拶。開学以来の先生だが、定年で今は非常勤で週一日見えている方で、有名な先生だった。この大学の20年の変化は?という質問に「しわが増えたり、頭が薄くなったり、、、」という愉快な返事から始まって、秘書の人たちも交えて楽しくこの間の変化を教えてもらった。

戻って、メール処理、雑誌インタビュー記事の添削、また郷里の高校の関東同窓会の件で、高校本部の同窓会長をしているU君に電話。今週末の同窓会で会うことになった。

14時半からは、3年生・4年生対象の50人ほどが出席している講義。こちらは今までにないくらい丁寧に、ゆっくり進めているが、この方が受講生は腑に落ちる感じだ。じっくりと身につくようにペースを保ってやっていこうか。

16時20分からはゼミ。半年やってみたが、やはり私のゼミは「顧客満足」をテーマとしたゼミにすることにしようと思う。地域、企業、行政などを対象にこの切り口でやっていく。ゼミ説明会の準備の報告の後、現在進行中のプロジェクトの打ち合わせ。胸突き八丁にさしかかっているので、少し私がリードしていく。最終地点の姿が見えてきたと思う。終了後、ゼミ長の学生を研究室で励ます。

今日はリレー講座で東大大学院教授のカン・サンジュンさんの講義があったのだが、ゼミと重なったので残念ながら聴くことはできなかった。後で聞くと、数年は景気は浮上しないので講義の対象である一年生の就職は厳しいというメッセージと、北朝鮮問題はまず核問題を解決しながら日朝国交を回復し、その過程で拉致問題を解決するという持論を展開していたとのこと。

ラウンジにいると、京都の藤原勝紀先生から電話があった。科研費でやっている「専門的教養知」という12月に行うフォーラムに出て欲しいという連絡だった。この人とは学生時代からだから本当に長い付き合いだ。この3月に京都大学教育学部の教授を退官された。日本の心理学研究の中心である、亡くなった河合隼雄先生のグループの重鎮である。臨床心理士試験の委員長をやっているから、偉いのだろう。

18時過ぎからは、大学のホームページ関係の打ち合わせ。大学のHPは学生募集に大きな影響を与える。事務局の幹部と学部長と私で方針を確認し、すぐに作業に入ることになった。この案件は野田学長代行からの特命で私が学生二人を交えて担当者とやってきたが、動きを一気に加速させていきたい。

19時過ぎに自宅へ。途中で強い雨が降り出したので驚いた。