「セカイカメラ」の世界を覗く−−−世界観が一変する可能性を感じる

k-hisatune2009-10-04

日本時間の9月24日早朝にアプリケーションを公開してから27日までの4日間で、日本国内ダウンロード数が10万件を超えたという人気のアプリケーション「セカイカメラ」を少し使ってみた。私が入手した「セカイカメラ」は、日本の「頓智・」(トンチッドット)という会社(井口尊仁社長)が開発したアプリだ。

見慣れた街の風景が情報に彩られて見えるようになる。電脳メガネをかけて歩き回るような感じだ。GPSによる位置情報と蓄積したテキスト情報、写真情報などを組み合わせている。

iPhoneを街角のビルにかざすと、ビルに関する情報が出てくる。レストランのメニューが覗けたり、割引情報、タイムサービス情報を入手できたり、そのレストランを利用した人もコメントもその場でわかるようになるだろう。

看板広告に出ている著名人に関する情報が見えるようにもなるだろう。

私もある場所に対するコメントを書くとそれがアップされてiPhoneで見ることができた。こういう情報がどんどん蓄積されていくと実に便利だ。

いずれ、人間にかざすと頭の中まで見えるようになるのではないか、、、。(^^:)

こういった技術はVR(仮想現実)に対する概念として、AR(Augumented Reality)、拡張現実または強化現実と呼ばれている。現実の環境にコンピュター技術を用いて情報を付加し提示する技術で、環境そのものの見え方を深いものにしていく。

「頓智・」の井口社長
「人が見たままの情景やアイデアが、(その人の文化や経験の違いから)そのまま伝わることはなかなか難しい。しかし、その場所に残された情報を共有することによって、人間同士の思考を結びつけられるのではないかと考えます」
「初めて訪れた場所の電車のスケジュールやお店の営業時間はわからない。特に海外になるとなおさら。パリでGoogle検索をしてもフランス語ばかりで読めない。そのため、日本語のタグだけを抜き出したり、情報を翻訳してくれるエアフィルターを通すことで便利に使えるようになる」
セカイカメラSkypeを備えた自動販売機を作ったら、コーヒーブレイクをとっている人間同士がひと息つく時間を共有できるかもしれない。東京と大阪、札幌などのビジネス街にある自販機で世間話ができたら、そこには今までにないコミュニケーションが生まれているはずだ」

【世界カメラ】iPhoneを電脳メガネにする「Sekai Camera」がすごい件
http://blogs.itmedia.co.jp/closebox/2008/09/iphonesekaicame.html