「先見経済」の会議特集に「タテの会議 ヨコの会議」が登場しました

清話会発行の「先見経済」という雑誌の5月号の特集「とっておき会議術--組織に自発的行動の新たな息吹を」にインタビューを受けている。4ページの大きな記事だ。私の「タテの会議 ヨコの会議」(ダイヤモンド社)を読んだ編集者から申し込みのあったものだ。「会議の本では、この本が一番、腑に落ちる」というのが編集者の弁だった。
先見経済http://www.seiwakai.com/senken.html

「タテの会議」とは、上司と部下、経営層と一般職など「上下間で情報が行き来する会議」
「ヨコの会議」とは、「部門を超えて情報が多方向に流れる会議」のことである。

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「図解とタテ・ヨコ会議で合意形成に納得感を」
参加者を論破する会議では誰も動かない。社員の自発的な行動を起こさせるのに必要なのは「納得」感だ。文章や数字だけで説明するよりも直観的に内容を伝えやすく、会議を活発化させる「図解コミュニケーション」。
さらに理解と伝達、企画と構想など目的や参加者の立場に応じてあり方を変える「タテ・ヨコ会議」で組織は生まれ変わる。考案者である多摩大学経営情報学部教授の久恒啓一氏に話を聞いた。

以下、小見出し

  • 時間と空間の視点から、まずは会議の大枠を提示
  • 文章よりも伝わりやすい、図で示す概念と関係性
  • 会議は無理矢理ではなく、納得させることが大事
  • 目線の違いを合わせて、会議の場を活性化する
  • 報告、伝達だけのムダな会議はいらない
  • 上司は口数を少なめに、部下のサポーターとなれ
  • 参加者の立場も目的も、違うことが前提にある
  • 流れと結論を想定し、自部門の立ち位置を決める
  • 決定事項は、参加者の共同責任
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編集の大澤さんが私の考えをよく理解してくれて共感してくれているので、とてもいい内容になっている。「タテの会議 ヨコの会議」(ダイヤモンド社)は自分では新しい考え方と方法論を提示したと自負はしていたが、理解者が現れて嬉しい。この雑誌の読者である経営者に届けば幸いだ。

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今日は、朝8時から九段で学長主催の教育検討会議。宿題あり。
その後、日経出版の編集者と夏に予定している出版の打ち合わせ。広がり。