世田谷文学館「ビーマイーベイビー』(信藤三雄)--「俳句じゃなく川柳みたいな」「東京」「江戸の洗練」「粋・傾く」「情念に囚わないシャープな形」、、、。

世田谷文学館「ビーマイーベイビー』を先日観てきた。

信藤三雄という人は知らなかったが、CDジャケットデザイナーとしての作品が多い。現在は沖縄在住。1948年生まれ。

信藤三雄「俳句じゃなく川柳みたいな」「東京」「江戸の洗練」「粋・傾く」「情念に囚わないシャープな形」、、、。

・スタイリスト、クリエイティブディレクター、ミュージシャン、作曲家などが語る信藤三雄「東京の価値を変えた男」「セクシーさ、ちょっと悪い感じ」「CDジャケットをポジティブにした人」「時代をつくってきたけれど、時代に翻弄されていない」「クレイジーでセンスがいいパンク」「依頼があったら作るというスタンス」「音楽がわかる」「時間感覚、時代感覚」、、、。

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松任谷由実Mr.ChildrenサザンオールスターズSMAPMISIAなど、手がけたCD/レコードジャケットの数は2007年時点で約900枚にのぼる。1980年代後半から1990年代にかけて、ピチカート・ファイヴフリッパーズ・ギターといった「渋谷系」ミュージシャンのCD/レコード、宣伝材料一式のアートワークに携わり、渋谷系におけるデザインの方向性を決定づけたといわれるグラフィックデザイン以外にも、映像作家としてミュージック・ビデオ映画も手がけ、元々はバンド「スクーターズ」の一員として活動していたミュージシャンでもある。

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予定では今日は岡山で県職員研修を行うことになっていたが、この夏の災害で延期となった。

大学に出勤。

・秘書と打ち合わせ:成績付け。講演準備。スケジュール調整。

・杉田学部長:近況交換

・渡辺さん:戦略会議の宿題。

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「名言との対話」7月30日。山田昭男「私には、社員のアルバイトを禁止する理由がまったく分からない」

山田昭男(やまだ あきお、1931年10月7日 - 2014年7月30日)は、日本の実業家、演出家。未来工業の創業者。

旧制中学卒業後、父の経営する電線メーカーに入社。同社在籍中、劇団「未来座」を旗揚げし、昼はサラリーマン、夜は舞台監督や裏方全般として活躍。劇団に熱を入れ過ぎたため勘当され、劇団の仲間と各種資材の製造販売会社「未来工業」を創業。独自のコスト節約法と、スイッチボックスのようなシェア8割を超える強みを持つ商品をいくつも生み出し、高収益体質の企業をつくった。メセナ活動として演劇への市民の招待や、映画制作なども行っている。

未来工業は、残業禁止、ノルマ無し、タイムカード無し、休日数は年間140日。(盆暮れは2週間休み)、約800人の従業員は全員が正社員、定年は70歳で60歳を過ぎても減給はない。非常にユニークな企業である。社員を幸福にすること、徹底した差別化を図ること、この2つの取り組みにより高い業績をあげてきた会社である。

以下、山田昭男語録から。

・人をルールで縛るからダメになる。縛りを解けばやる気になる。・報連相をやめた結果、自発性のある社員ばかりという理想的な組織になった。それが、大手に負けない商品を次々と打ち出せる原動力になっている。・いまの私の肩書きは相談役だけど、日本の会社で相談したら怒る相談役は私だけやろうね・常に考えろ。世間や業界とは反対のことを常に考えろ。・正社員でない人間が技術を覚えようとするか・人間をコスト扱いするな・鞭(ムチ)が無くとも社員は働く。それを知らないのは“無知”。・もうかってない会社と同じことをしても儲からない。・「不景気だ」と嘆いている奴は、「私は商売がドヘタで儲からない馬鹿者です」と公言しているようなもの。・社員には、まずは“モチベーションという餅”を食べさせなければ、何をやっても無駄だ。・昔の営業マンは売る事を考えれば良かった。今の営業マンは儲かる事を考えなきゃいけない。・大手と同じものを作っていては負けてしまう。考え続けて差別化しろ!・「どうしたら売れるか」?。お客が満足するものを売ればいいのです。

 著書に「毎日4時45分に帰る人がやっているつまらない「常識」59の捨て方」「ホウレンソウ禁止で1日7時間15分しか働かないから仕事が面白くなる」「日本でいちばん社員のやる気がある会社」「稼ぎたければ、働くな。」「日本一社員がしあわせな会社のヘンな“きまり”」「常識をひっくり返せばメシの種はいくらでもある 日本一幸せな会社をつくった男のヘンな発想法」「ドケチ道 会社を元気にする「生きたお金」の使い方」「楽して、儲ける! 未来工業・山田昭男の型破り経営論!」などがある。

山田昭男の数々のしびれる名言の中で私も強く同感するのは、冒頭のアルバイトについての言葉だ。人脈が増え、新しいことを吸収し、金銭的にも豊かになる。会社一筋の忠誠心ばかりの社員は、人と違う発想は出てこない。企業にいた頃、副業を認めようという動きに参加したことがあったが、実現はしなかった。それも25年ほど前の話だった。今頃になって「副業」解禁という流れが出てきたが、いかにも遅すぎる。副業は本業に大きく貢献するのは自明である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1. 定年前こそ人はよく働くんだよ
2. 残業したい?だったらもう一人雇いなさいよ
3. なにせ報連相禁止だからね
4. 正社員でない人間が技術を覚えようとするか
5. 人間をコスト扱いするな
6. 成果主義を採用するつもりはない
7. 泥棒に入られたらいけないという法律はない
8. 自分にできることから真似してみる
9. まとめ