生命保険業界の情報誌「ベストプランナー」の図解特集---「図解でニ

生命保険業界を対象にした「ベストプランナー」という雑誌がある。
今年の2月号に私が監修して「図解でみせる」という特集を組んだのだが、好意的な反響があったそうで、第2弾を出すことになった。その11月号が届いた。

「本誌2007年2月号の特集「図解でみせる」はおかげさまで多くの読者の方から好意的な反響をいただきました。今回は「図解」特集第2弾として、日常の保険活動のなかで遭遇するさまざまなシーンを想定し、ニード喚起につなげるための久恒式図解法の活用例を紹介します。
今回も第一人者である久恒啓一先生に、ニード喚起に役立つコミュニケーション図解を、本誌のために新たに提案していただきました。」
生保業界で使う「ニード」という言葉には違和感を覚える。やはりニーズというべきではないだろうか。そういえば、看護の分野でもニードというなあ。

私のイラスト(あまり気に入らないが、、)が描いてあって「保険営業のさまざまなシーンで、図を描いてニーズを顕在化させよう」という吹き出しが出ている。こっちは私の言葉だからニーズとなっていて面白い。

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死亡保障ニーズ
 情報収集の図解例
  --家族形成期の夫婦のライフプラン
   共働き夫婦のライフプラン

医療・介護ニーズ
 民間の医療保険介護保険の必要性を説く
  --病気になったときの備えは大丈夫?
   介護する場合、される場合のリスクを考えて

個人事業主のニーズ
  --勤め人との違いに焦点を当てる
    独立開業でふくらむ期待と不安

法人マーケットのニーズ
  --企業防衛と経営者個人に向けて
    あなたの会社の経営循環図・社長個人の保障も大丈夫です
    スムーズな事業継承を行うには

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8枚の手描き風の図をこの中で紹介している。
また親しくしている横野洋卯子さん(有限会社パスポートフィル代表取締役)が使っている「保険代理店の仕事」という図も出ていて「初対面の方でも複雑な保険代理店のしくみをひと目で理解いただけます」とのタイトルでインタビュー記事も入っている。

保険は実にわかりにくい。説明文を読んでも、直接話を聞いてもさっぱりわからない。不払い問題なども業界特有の言葉(私はそれを「方言」と呼んでいる)と複雑な仕組みを消費者に説明する努力を怠ってきたのも一つの原因だろう。もっと図を使ったらよい。

保険業界、特に生保とは縁がなかったのだが、今まで手厚く保護されてきた生命保険業界は外資の攻勢や不祥事の連続でようやく危機感を持ってきた、それがこういう特集を組むことにも現れていると感じている。

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今日は、大学認証評価の実地調査で大学基準協会の3人の先生が大学を訪れた。午前中は施設見学で、私の担当する図書館も対象となっていくつか細かい質問を受けた。また午後は大学の役職者を対象に2時間ほど質疑応答があった。この3人は高崎経済大学中央大学京都橘大学の現役の教授で、膨大な認証評価報告書を読み込んだ上で、実地調査を行い、3月には評価した報告書を提出する。