壮行会---嬉しく楽しく愉快な会だった

仙台のSS30という高層ビルの最上階のレストランを借り切って、仙台・宮城の友人たちが集まって送別会を開いてくれた。

NPO法人知的生産の技術研究会仙台の会員、NPOキャリア開発研究機構の会員、県庁関係者、大崎市多賀城市など地元自治体関係者、野田FC関係者、仙台放送河北新報などのマスコミ関係者、地元企業経営者、開学時の仲間、宮城大学卒業生で構成する企業の役職員、宮城大学後援会関係者、県会議員や市会議員、、、、。
東京や岩手県から駆けつけていただいた方も。

開会の挨拶は富田秀夫さん、激励の言葉は、野田一夫初代学長、そして私のご挨拶、乾杯は古川電気工業の茂泉社長、スピーチは大崎市の高橋副市長と河北新報社の宮田記者、途中でのスピーチは、宮城大学の日野教授、くりこま高原自然学校の佐々木豊志代表、株式会社時空の檜野社長,株式会社デュナミスの渡辺一馬社長。最後の締めは、パスポートフィルの横野洋卯子社長。

全員がこちらで知り合った親しい友人であり、いい雰囲気で皆さんと挨拶を交わすことができた。

終盤で妻・恭子の挨拶、そして私からの御礼。

会場の出口で、全員と握手をしてお別れをした。

二次会では野田先生の切れ味の良いお話にみんなで感心し、笑いころげた。

実に嬉しく楽しく愉快な壮行会となった。
出席していただいた皆さん、この壮行会を準備運営していただいた皆さん、本当にありがとうございました。

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ちょうどこの日の河北新報夕刊のコラム「河北抄」が私のことをとりあげてくれた。これもありがたいことだと感謝。

 ある大学の教授にコメントを求められたら、手厳しく叱責されたことがあった。奥深い学問の世界をちょっとのぞき見て、分かったような口を利く記者が気に入らなかったのか、不勉強をなじられた。
 そんな学究肌の先生も得難いが、今は市民に向かって分かりやすく情報発信できる教授が社会をリードする。
 宮城大学事業構想学部の教授を三月で退き多摩大学に転出する久恒啓一さんもそんな一人。図解コミュニケーションや自分史などユニークな話題を幾つも提供してもらった。
 忘れられないのが数年前、集団食中毒を起こした有名企業への提言書。学生らが会社の信頼回復の方策を独自にまとめたという面白い話だった。取材に行った時は、東京本社での説明会の日程がすでに決まっていた。
 地域や住民、企業に直言する学問。まさに「実学」を広め実践した十一年間だった。
 大学の仕事の質が一層問われる時代だ。「自分の仕事と社会がどうつながっているか理解することがもっとも大切」。先日の最終講義で久恒さんが話した。
 針路が見えない会社や自治体の人たちへの警句でもあろう。

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