資生堂で講演--国内化粧品事業 事業企画部

k-hisatune2009-03-26

汐留には資生堂のビルが3棟建っている。その中の一つで2時間ほどの講演。

対象は、国内化粧品事業の事業企画部の大前部長以下スタッフ約100人。参加者の部署名を記してみる。

  • マーケッティング戦略室-宣伝媒体・商品マネジメント・商品エンジニア・商品PR・商品PR・マーケッティング戦略
  • 事業マネジメント室---販売業務・販促物購買
  • 事業管理---------------売上管理
  • 店頭企画室-------------売場開発・システムS・SBU流通S・RS活動S
  • 美容統括室-------------BC活動企画
  • 営業戦略室-------------計画管理・企画推進・営業研修
  • SBU-----------------スキンケアU・ヘアボディメンズU・メキャップU・リレーショナルBU・通販事業U
  • 経営企画部-------------コミュニC企画・業務改革・経営企画
  • 資生堂ビジネスS--------テクニカルサポート部(薬事・品質管理・表示)
  • 組織流通部--------------営業サポート・企画推進
  • 専門店部----------------企業型専門店営業
  • ロジスティック部--------需給統括・供給2

この事業企画部は総勢200名以上の大きな組織で、こうやって参加者の部門名を並べてみると、一つの企業の本社部門がワンセット揃っている感じだ。部や室やユニット、グループの名前を眺めてみると様々な面から事業をサポートしている様子が見えるようだ。

この業界でも従来型のビジネスシステム自体の弱体化に面しており、情報を見分け、課題を抽出し、構想力するという「考える力」を磨くことが重要となってきている。そして効果的で効率的な働き方も求められている。

景気の動向には直接の影響を受けない業界ではあるのだが、今回の経済危機においては一気に大きな落ち込みになっているとのことである。化粧品業界では、カネボウを吸収した花王、P&Gなどが競合関係にある企業。

終わって、10数人の方々と懇親会。いくつか質問に答えながらビールでのどをうるおす。

今回の講演は一連のシリーズの一つで、毎月さまざまな分野の講師を招いている。
フジマキジャパンの副社長の藤巻幸夫京都女子大学准教授の西尾久美子、資生堂美容専門学校校長の永嶋久子、演出家・劇作家の鴻池尚史、グロービス代表の堀義人、東大の妹尾堅一郎、ロランドベルガー会長の遠藤功、バイオリストの千住真理子、多摩大の野田稔、リッツカールトン日本支社長の高野登、慶応ビジネススクールの山根節、雅楽師の東儀秀樹、コーチAの鈴木義幸、早稲田ビジネススクールの山田秀夫。
以上がここ1年半の間に呼んだ講師のリストだが、演題もあわせてを見ると、優良企業の企画部門の学びニーズがわかるようだ。