野田一夫学長代行最後の戦略会議、そして教職員懇親会

k-hisatune2009-03-27

16時から品川キャンパスで大学戦略会議。今回から学長室長として司会を担当。野田学長代行最後の会議であり、「所感--学長代行退任に当たって」という文書をもとに、1年間の地ならしの過程で気がついた大学運営の問題点の指摘と、本質の提示、解決の方向について詳しいお話があった。最後に寺島実郎次期学長から総括的な意見表明があった。

終了後、寺島さんと二人で車で新宿へ向かうが、年度末の金曜日ということもあり、道路が混んでいて18時半までには目的地の新宿京王ホテルには到着しない。この間、ゆっくりと話をすることができた。

19時からは、新宿京王ホテルの47階で大学教職員懇親会。寺島さんのあいさつ(地盤をしっかりかためて、心を込めて職責を果たしたい)、野田先生のあいさつ、田村理事長のあいさつ、そして永年勤続表彰ということで、20年、10年勤続の教職員の表彰が行われた。今泉先生、星野克美先生、尾崎総務部長が20年、ということは創立以来の教職員ということだ。

松林グローバルスタディーズ学部長、紺野登先生、田坂広志先生、多摩大総研の松本先生、中庭先生、学園本部の田村常務理事らと親しく歓談することができた。

最後は、野田先生のご挨拶だったが、やはり聞かせる。

マスコミなどの三次情報に惑わされずに、自分の経験と勘という一次情報を頼りにして、人と会うことによって得られる二次情報を大切にして、自身がとるべき道を選べ。経済危機、金融危機などは危機ではない。危機とは首都の破壊だ。日本史上、600年前の応仁の乱の京都破戒、大正時代の関東大震災、第二次大戦の東京大空襲の3回あった。今の日本はそういう危機とは全く違う状況にある。敗戦後の日本はには生き残ったという幸福感と、秩序と活力があった。誠実、几帳面、勤勉さがあった。
今の危機は大した危機ではない。アメリカのルービンは許せない。今日の得は自分のもの、明日の損は他人のものというやり方。こんなものは経済学ではない。信用に基づく取引ではない。経済学者などが「間違っていました」というのは許されるものではない。経験と勘を頼りにしてほしい。

終了後、管野光公先生と樋口裕一先生とコーヒーを飲みながら歓談。

自宅に戻ってテレビ朝日の「報道ステーション」をつけると、寺島実郎さんが出ていて、政局や労働問題にコメントしていた。番組終了後、寺島さんから携帯に電話がある、明日から海外ということだ。