N出版社から来年3月刊行予定の本(NPO法人知的生産の技術研究会編著)の取材で、10時から茂木健一郎さんを訪問取材した。
場所は、五反田のソニーコンピュターサイエンス研究所。取材は八木哲郎氏と私。
極めて多忙な様子。早口で、カンが良いという印象。サービス精神が旺盛な方である。取材終了後は、東京工大の学生・院生への指導の時間だった。とてもいい取材ができた。
詳しくは本で紹介することになるが、キーワードを以下にメモする。
- 独学・私塾・フリーランス・脱藩
- 大学という組織は粗すぎる。カリキュラム自体がナンセンス。PDFで手に入る時代
- 漢文の素読の塾
- 雑学が大事
- 組み合わせの要素の数。10、100、1000、、
- 渡辺京二・林望・梅原猛・吉田秀和・マイケル、、
- 教養とは生きるための知恵。総合的判断。コモンセンス。広さの上に高さがでてくる。多様性。
- 側頭葉前野に図を司る細胞があるらしいが、解明されていない
- 関川夏生の「坂の上の雲」の論評。軽い国家と重い国家。
- 西洋哲学の2000年来のテーマだったクオリアが自然科学の問題になってきた。感覚の中の質感。色。音色。冷たい、熱い。スピノザ、デカルト。1000億個の脳細胞との対応関係。
- 歴史に学ぶとは、歴史上の人物の気持ちに寄り添うこと
- 知の現場。動く。分野を限定しないで人と会う。
- いきなり本論に入る。
- 他人のために頑張っている人は伸びる。エネルギーが出てくる。メッセージも変わってくる。
- 知識を自分のものにする。身体知に関わる。
- 偶有性
- 子供には本物を見せる
- 伊勢神宮、恐山、天の岩戸、高天原、、
- 秘仏。誰も見たことにない、エンプティ(空)の中で本質をみせるという方法
- おまかせ文化など、日本は凄い。しかしサブカルチャーしか輸出できていない。ハイカルチャーのすごさを出す
- 毎日ウイークリーに書いている英文を外国にも配信する話。
- ケン・モギのブログ。英語のブログ。Twitter。
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午後は、九段サテライトで地域活性化マネジメントセンターの第一回の運営委員会。