母の50年ぶりの再会、27年ぶりの再会に立ち会う

九州の母(83歳)が上京し我が家に滞在している。
今日の昼は、私の幼馴染みの樋口裕一さん一家と母を含む我が家の食事会を聖蹟桜ケ丘のエル・ダンジュで開催した。近所の遊び友達の樋口さんは小学校4年を終えて転校してしまっかたから、母と樋口さんとは50年ぶりということになる。樋口さんのお母さんと私の母は昭和2年生まれの同い年だ。昔の話題も多く楽しい会話が続く。母はフランスやドイツなどの海外旅行の思い出などを元気に語り話が弾んでいた。向こうは息子、こちらは娘が欠席となったが、双方とも一人づつ参加したので、進路についての話題も多かった。

また、夕方には、橋本で母と父が27年前にスペインで知り合った青年と会った。それ以来ずっと年賀状のやり取りをしていたようで、互いの近況は知っている様子である。母とはスペインでの闘牛の話題、昼食のレストランの話題、亡くなった父の思い出など、27年ぶりとは思いない親密さだった。こういう縁の不思議さを互いに大事にしている。

私は付き添いでついていったのだが、この元青年は、大手出版社に勤めているという話だったが私と同い年だった。今は取締役になっており、児童対象の本の出版が担当ということなので、「遅咲き偉人伝」で取り上げた石井桃子の話題も出て楽しい時間を過ごした。

50年ぶり、27年ぶりの再会という時間を母と一緒に過ごした時間はとても豊かな時間だった。