現代のコミュニケーション力

他の人の考え、意見を理解する力、自分自身の過去の経験や知識と対話しながら自分の考えを創り出す力、そして他の人に自分の考えを伝える力、そういう力をバランスよく身に着け、人間関係をマネジメントできる力をコミュニケーション力と呼びたい。
また、先に述べたことを前提に、ブログ、ツイッター、SNS、フェイスブックなどのソーシャルメディアを駆使しながら、仲間を巻き込みつつ社会とのコミュニケーションを活性化させ、ものごとを進めていくメディアリテラシーも、今後コミュニケーション力を考えるうえで重要になってくる。

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若い人に人気のikedahayatoさん(http://www.ikedahayato.com/)が、多摩大の岡君を以下にように紹介している。
「とっても面白い才能に出会いました。88世代の岡さんです。彼は中国のソーシャルメディアについて大変深く研究しており、驚くべき知識を持っています。」(For 智民生活http://d.hatena.ne.jp/gangjun/
以下、岡君の「中国のソーシャルメディア「人人網」で過ごした一ヶ月」から。
「コミュニケーション」
SNSの一番の魅力はユーザ間のコミュニケーションですね。初めは数人の友人でしたが、なんとなくコツを得てからはみるみる友人が出来、閲覧数も増えてきました。今では何か書いたら誰かしらがコメントを残してくれます。また、僕をフォローしてくれている人はほぼ皆日本語を勉強している学生なので、日本語で何か書いても日本語でコメントが返されていることもしばしばです。

投稿されたのには、收起回复、分享 、喜欢 のボタンがあります。「收起回复」はコメントを返す。「分享」はシェア、「喜欢」はいいね!ボタンです。さすが、中国版facebook。日記の機能もあって、僕もよく中国の方が興味を持ちそうな日本の情報をキュレートして載せてます。もちろん、日本語で。

「日本って閉鎖的で排他的じゃない?」とちょっと硬めのテーマの記事を、実例を紹介しながら書いたときのものです。タイトルだけは中国語で書いたのですが、まずそのタイトルの添削を中国学生がしてくれました。(たびたびあります)。出てきた意見も多様で面白かったです。島国なので閉鎖的、外国人には溶け込めにくい。会社の日本人上司がまさにそうだ。でも、真面目で礼儀正しいよね。などなど。facebook上ではなかなか出来ない議論かもしれませんね。他にも、中国の記事を投げたら日本語に訳してくれたり、日本のアニメや漫画のネタを投げたらやたらと熱く語ってくれる学生がいたりといつも大変面白いです。強く感じるのは、日本のアニメ漫画などの日本ソフトパワーの強さですね。彼らの多くはそれらから、日本に好感を持ちそれらから日本を学んでいます。日本の何気ない日常の写真等を投稿したりすると、「それ、ちびまる子ちゃんで見たから知っている、EVAで見たことあるよ〜」等返ってきて驚くことがしばしばです。日本に好意や憧れを持っている学生が多く、彼らと接していると、自分が日本人であり日本に生まれたことが大変に大きな付加価値を持っていることなんだと感じます。留学したときも感じたことですが、人人網上の方がより強くまた日常的に感じられます。

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リンクトイン(linkedin)も面白そうだ。
「2003年5月にサービスを開始したソーシャル・ネットワーキング・サービス、及び、同サービスを提供するアメリカ合衆国カリフォルニア州サンタモニカの企業。ビジネスに特化したサービスを特徴としており、2011年3月現在の登録ユーザーは全世界で1億人を超える。利用者の履歴書情報を中心とし、サービスの中で求人や商談を行ったり、専門家とコンタクトを取ることができる。」