放送大学の「問題発見と解決の技法」に出演

本日の放送大学の「問題発見と解決の技法」という講座にゲスト出演した。
この科目は08年度から放映中だが、宮城大時代に収録したものだ。時折、番組を見たという人が現れるのだが、私自身は見たことがなく、今回初めてじっくりと見ることができた。45分番組。

当時の研究室で担当の放送大学客員教授の遠山先生(神奈川工科大学)を迎え、ゼミ室で図解演習をし、4階の応接ルームでインタビューを受けるという構成だ。当時のゼミの学生たちも参加しており懐かしい。私の肩書は「多摩大学教授(前宮城大学教授)」となっているが、微妙な時期の撮影だった記憶がある。
内容は、図解とは何か、図解のメリット、図解の描き方、図解の事例、、。

以下、この科目のシラバスは「問題解決学」を志す多摩大学でも参考になると思われるので、少し詳しく引用してみたい。
http://www.ouj.ac.jp/hp/kamoku/H23/kyouyou/B/kiso/s_1120409.html
「問題発見と解決の技法」の講義概要
私たちは職場だけでなく、地域や個人の生活においてもさまざまな問題に直面し、何とか解決方法を見つけようと悩んでいる。問題解決の仕方に方法があるのであろうか。ここでは問題とは何かから始まり、問題の見つけ方、解決の手順、解決に必要な情報をどのように収集・整理し分析するのか、解決に必要な考え方とは何かなど一連の過程を通して解決策を見いだしていく科学的技法を学ぶ。また、その過程で思考や発想などを目的に沿って他人に伝え、理解してもらうための基本的な技術を習得する。そして、ここでの学習が実際に応用できることをねらいとして、さまざまな分野から問題解決の具体的な事例を集めて紹介する。

授業の目標
この授業の目標は、「問題とは何か、どのようなとらえ方が適切か、そしてどのようにして発想を広げ、必要な情報を収集・整理し、解決策を見出していくのか、そこにおける一連の科学的技法を学ぶ」ことである。また、「それらの過程において思考や発想などを目的に応じて伝達するための基本的な表現技術を習得する」ことも、この授業のねらいとしている。

「問題とは何か」「問題の発見」「目標の設定」「問題解決の手順」「情報の収集と整理」「情報の分析」「発想の手法1・発散的な手法」「発想の手法2・収束的な手法」「グラフによる表現」「図解による表現」「コミュニケーション」「プレゼンテーション」「評価」「総合事例1・2」「総合事例3とまとめ」という15回の講義となっている。


私がゲスト出演している「第8講:図解による表現」の 内容は以下のとおり。
文章で書くと分かりにくい内容を一目見て全体像が理解できる図解について学ぶ。図解は詳細を説明するには必ずしも適さないが、全体像、概略を説明するのによい。自分や自分のグループの考えを聞き手に短時間で正確に理解してもらう手段として有効である。【キーワード】図解表現の目的、図解の種類、論理図解