先週木曜日のリレー講座・沈才彬教授の講義メモから。
- オバマ大統領は演説の中で4回も中国に言及。危機感と焦燥感の現れ。
- 新車販売1800万台。アメリカは120万台。
- 太陽光発電企業サンデリバリー。2001年発足現在世界シェアNO1。本社ビルは2542枚に太陽光パネルでできておりエネルギーゼロ。多国籍人が社員。
中国GDPは昨年10.4%。今後減速はあっても6%以下にはならない。
- 中国の特徴は、高成長・高物価・高消費。
- 共産党独裁のため民主主義のコストを払わなくてよいから意思決定が速い。
- 外部危機に強く、内部危機に弱い。内部危機とは政権交代による幹部の大異動があり経済が悪くなる。劉少奇失脚、四人組逮捕、華国鋒失脚、胡耀邦失脚、趙紫陽失脚。
- 中国の短期リスク。6%になっているインフレ。住宅バブル。企業業績の悪化。
- 中国の長期リスク。1.政権交代による権力闘争。2012年秋から2013年春に要注意。2.格差と腐敗。3.チャイナバッシング。4.民主化リスク。
- 中国は転換点にある。2015年から生産年齢人口減少。2015年から都市化鈍化。
- 2020年まで7%成長が可能。工業化は全国8割完成。2割が未完。
- 重慶モデルに注目。3500万人の人口・農民が過半数。分配重視と内需重視。
- 日本は「親米睦中」のバランスのとれた外交戦略を推進すべきだ。