「世界統計白書2013年版」

午後は、都内の企業で講演・研修。

「世界統計白書2013年版」を眺めている。数字は面白い。失われた20年での日本の国力低下が著しい。

世界統計白書〈2013年版〉

世界統計白書〈2013年版〉

  • 世界人口:2050年の高位推計100.6億人、中位推計89億人、下位推計74億人。2100年:高位140億人、中位91億人、下位55億人。2200年:高位212億人、中位85億人、下位32億人。2300年:高位364億人、中位億人、下位23億人。中位だと地球の限界とされる90億人前後で推移するが、高位だととんでもないことになる。
  • 日本人口(中位推計):2050年1.1億人。2100年0.9億人。2200年0.95億人。2300年1.01億人。1億人前後で安定。
  • 世界人口の年齢別構成(60歳以上):世界11%。アフリカ5%。アジア10%。ヨーロッパ22%。中南米10%。北アメリカ18%。オセアニア15%。そして日本は31%と突出。超高齢社会。
  • GDP(2013年):アメリカ16.2兆ドル。中国9.0兆ドル。日本6.0兆ドル。20年以上前の1990年はアメリカ5.8兆ドル、中国0.4兆ドル、日本3.1兆ドル。この間、4位のドイツ、5位のフランス、6位のイギリスも2倍以上に増えて追い上げられている。日本は2倍までいかいない。
  • 一人当たりGDP(2013年):日本は」4.7万ドルで12位。1位ルクセンブルグ10.4万ドル、2位ノルウェー10.2万ドル、3位カタール10.0万ドル、スイス7.7万ドル。7位スウェーデン、8位デンマーク、111位シンガポールなど上位4カ国、そしてベスト10のうち7各国は小国であることに驚く。2000年にはルクセンブルグノルウェーに続き日本は3位だった。スイス、アメリカより上だった。31位韓国2.4万ドル、85位中国0.7万ドル、108位インドネシア0.4万ドル、138位ベトナム0.2万ドル、177位エチオピア0.05万ドル。
  • 国際競争力ランキング:2013年の日本は10位。11年6位、12年9位と下降。上位はスイス、シンガポールフィンランド、オランダ、ドイツ、アメリカ。ここ3年でフィンランド、オランダ、イギリス、香港に抜かれた。