ディスカバー 「e-book選書」第5弾『図解の技術 表現の技術』を発刊。

『図解の技術 表現の技術ーー知的生産のためのヴィジュアル情報学入門』。

技術一つで、企画書・レポートがわかりやすくシンプルで、かなり差がつくプレゼンテーションの武器に生まれ変わる。お手本図解・事例・ノウハウ満載の、今日から使える図解表現の手引き書。

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動画を学んだ同期会「Hirakikata6期生チーム2」で講義。

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  • 久恒さん。今日はありがとうございました! 「図解」の重要性が自分の物になった感じです。 いままで「見やすい」と思っていた「図解」が「わかりやすい」「伝えやすい」だけでなく、考えを整頓し新しい自分の発見まで出来ることを体験しまた!しかも楽しく♡ 使いこなせるようになったら自分の枠も広がるだろうな〜 今の時代に必要な「図解」の講座の受講感謝の気持ちでいっぱいです!
  • 久恒先生、本日はありがとうございました。 図解とは、具体的に図を描くだけではなく、考え方であることに気がつきました。 ライフプランを考えるワークでは、今まで頭にあることを図に当てはめたことで、整理できました。 議事録を書く仕事が多いので、話し合ったことを構造的にまとめられるようにします。 そのためのアクションプランとして、全体像→各論の順番でまとめたり、お話しできるようにします。
  • 久恒さん、本日はありがとうございました❗️ 鳥瞰図で未来が描ける事が体験できて、とても良かったです。 有難うございました。 そして幸福論ですが、次回1月25日(火)20時〜は、新会社のお話しと私のオリジナル幸福論(Well-Being:良い在り方・良い状態)についてのお話がでければと思います。本日はありがとうございました。引き続き宜しくお願い申し上げます。感謝♪😊

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「名言との対話」11月18日。谷田利景「あなたの会社の魅力を堂々とお客様に言うことができますか」

谷田利景(1926年11月18日ー2018年2月20日)は、日本の経営者。享年91。

愛知県名古屋市生まれ。教員、繊維商社勤務後、28歳でスタンドバー「ニッカバー・ナゴヤ」を始める。カクテルブームで店は繁盛する、中でもレモンを使ったカクテルが人気だった。
1957年、レモン飲料の製造販売会社「ニッカレモン株式会社」(現ポッカコーポレーション)を立ち上げる。多くの人が冬の寒い日によく手にした「ポッカレモン」の誕生である。

また、当時は缶コーヒーはビンでしか飲めなかった。谷田は缶につめて発売することを思いつく。世界で初めての「缶入りコーヒー」とそれを売る「冷温兼用の自動販売機」を世に送り出すことに成功する。谷田は暖かい缶コーヒーの元祖である。

1982年に社名ををポッカコーポレーションとした。1988年に東京証券取引所 1部上場する。社員のほぼ 1割が研究開発に従事しするという商品開発力によって続けた。そして1998年、41年務めた社長を後進に譲り、取締役会長となる。退任後は「NPO食・尾張プロジェクト」を設立し、尾張の食文化「きしめん」の再興に奔走する。また、「商品開発カレッジ」を立ち上げ、若手開発マンの育成に尽力し、中部地方の人材育成と地域の活性化に貢献した。

2011年サッポロホールディングスの子会社となり、2013年ポッカサッポロフード&ビバレッジとなっている。

イデアマンだった谷田は、ゴルフでも「ポッカ」の名前を広めようとニッカボッカと呼ばれるズボンを身につけてプレーをする。独特のポッカニッカボッカの「ポッカ」の谷田さんとしてプレーをして話題になる。

社長退任後に立ち上げた商品開発カレッジでは、「あなたの会社の魅力は何ですか?」と聞き、お客様に正々堂々と語ることをできますか、という問いをしていたというエピソードがある。自社の商品のことを熟知し、その魅力を本当に信じていますかという問いである。サービス企業で働いた経験がある私にも、この問いに「語れます」と自信をもって回答することは案外難しいものだということがわかる。ビジネスマン誰もが真摯に自答すべき究極の問いである。

それができるためには、営業や開発部門だけでなく、商品の特徴を知ることは当たり前で、お客様の感想や意見を丁寧に聞き、それから出てくるヒントやアイデアを開発や製造の担当者に伝え、一緒に商品を育てていくという姿勢が必要になる。そういった経営のダイナミズムを熟知したポッカコーポレーションの創業者・谷田利景の経営の極意だったのだろう。

 

 

 

 



57年にニッカレモン(後のポッカコーポレーション)を設立。レモン汁や缶コーヒーなどヒット商品を生み出し、73年には国内初の冷温式自動販売機も開発した。