図解塾二期⑨のテーマは「図解文章法」の2回目。

図解塾二期⑨のテーマは「図解文章法」の2回目。 

  •  本日もありがとうございました。お疲れ様でした。とてもアタマを使った気がします。まだ、「わたしの文章法」、かけてませんので、資料をみながら、まとめられたらいいなとおもいます。〆切ないので、ゆっくり取り組みたいと思います。いろいろな材料→図解→自分の考え、メッセージ、伝えたいことの明確化→文章→図解→文章、、、、繰り返すと文章がかけそうなきがします。読み手に分かってもらえる、伝わる文章を書けるようになれると嬉しいです。課題が2つということですね。大変そうですが、取り組めるといいなと思います。また次回よろしくお願いいたします。
  • 回も頭の柔軟体操ができました。ありがとうござ,いました。今回、最も驚いたのは、久恒先生が作った文章読本の図解を見て「私の文章法を文章で書いてみましょう。」ということでした。思ったとおりに文章を書くことでさえ悪戦苦闘する私にとっては、「そんなこと私なんかが書いていいの?」って思いました。でも、先生の図解はわかりやすいので、キーワードをいくつかつないでいくと、 何となく「私の文章法」の骨格部分があらわれました。それで、あとは肉付けをどうするか、具体的にどう考えるのかをどんどん書き足していけば仕上げられそうです。これを書き終えたら、今度はその文章法に沿って何か文章を書いてみようと思います。そして、職業病である「箇条書き」文章から脱出して、思ったことを素直に文字にする、気軽に文章でアウトプットができればうれしいです。(久恒先生、文章作成と図解作成を繰り返すことで、思考も少しずつまとまっていくんですよね?)
  • 本日もありがとうございました。いつもながら、非常に勉強になりました。最初の、「GW中にやったこと」もそれぞれの方からとても多くの刺激を受けました。「みんなで小説を書くプロジェクト」とか、「人生鳥瞰図を基にプレゼンをした」とか「VRによるアカデミアキャンプ」などなど・・・・前半では、図解を基に文章化するのは非常にやりやすいということを実感しました。「レイチェル・カーソンの人生鳥瞰図」を文章にしましたが、1時間ちょっとでできました。ただ、文章の骨格を作るところから、読んでもらえる文章にするにはある程度の工夫が必要ですね。そしてそこにどのようにオリジナリティを入れていくか。後半の「私の文章法」の演習は、5人の文章法のまとめと梅棹先生の文章のつくりかたの図解が非常に分かりやすく参考になりました。特に梅棹先生のは、たたんで本にはさんでおいて随時参考にしようと思います。「私の文章法」を書くという課題で、最初に簡単な図を描いたらすぐに文章を書き始められました。「今までの文章法の本の多くは技術的なことにとどまっている。」という言葉通り、重要なのはやはりコンテンツをどう見つけるか、だなと思いました。コンテンツを見出すために図解とは少し離れますが、日々、「?」と「!」(問いと気付き・感動)およびそれをメモする癖(梅棹先生のいう「ウイルソン霧箱」)を身に付けたいと思います。なお、「月刊高校教育」という雑誌の最新号の書評欄に「文部科学省」(中公新書)の書評を載せました。この文の骨子作成も図解塾での学びが大いに役立っています。いずれ、いろいろな本を図解してみたいと思います。
  • 久恒先生、皆様、本日もありがとうございました。本日取り組んだ、「図の文章化」での気付きを記します。「ポンチ絵」です。「ポンチ」とは「punch」であり、いわゆる漫画の様な単純な絵の事を指します。機械系技術者の私は、新入社員の頃よく先輩からしごかれ、これを描くトレーニングに励みました。「○○が壊れた、どこが?どのように?なんで?」その現象がよくわかる角度で、大きさで正確に書きます。当時は書いたレポートが何回もCopy~配布されるので、かすれない様に1本の線で強く濃く書く。だからデッサンとは全く違います。時間も限られていますから、余計な部分は書かない(書けない)。一方最近では、デジカメ写真を張り付けたe-mailを送れば済む世の中です、一見超便利。ですが、却ってこれが「伝わらない」事が多いのです。伝える必要のない周辺の情報までが同時に伝わるので、どこが問題なのかが曖昧になってしまう。おまけに写し方が下手だと何も伝わらないという、なんともお粗末な話。あるとき現場で、見かねて同じ部分をポンチ絵にして、それを使ってもらったら一発で現象が伝わり、遠く離れた別部隊で早速対策が打てた。という笑い話のような経験をしたことがあります。気付きとは「図解」と、今申し上げた「ポンチ絵」が同じ意味合いであり、何を伝えたいかが不明確曖昧だと、たとえ自分の図であっても、今回の「文章に起こす」とか次のプロセスで曖昧になってしまう。そういう凄味があるのだというのが本日の気付きでした。今後の課題も怒涛の勢いで増加傾向か?ドキドキしていますが、何とか乗り切りモノにしたいと思います。次回も宜しくお願い致します。
  • 今夜もありがとうございました。文章でのアウトプットにおいて、頭のどこかで思考と記録の渋滞が起きているような気がして近頃は消化不良が続いていたのですが、、その解決のヒントを垣間見た気がします。(図解という方法を知ったから尚更なのかもしれません)。今回特に納得したポイント。文章法の本は毎年出ているが、文章を書くのが上手くなった人はいない。文章=内容×表現。表現の方法については論じられているが、内容を産む(気付く)、まとめる方法は論じられていない。課題の「私の文章法」、書けるかどうか不安になりますが、今の自分が考える文章法を記すことで次の一歩になるのかな、と思いました。
  • 今日は途中までの参加となってしまい、申し訳ありませんでした。図解を文章にするのは、また別の頭を使っている感じがして、とても面白かったです。図解には骨子しかないから、それを文章にするには肉をつけて皮膚をはって化粧までして、ということを考えるといいんだよ、というアドバイスがとても腑に落ちました。これからも精進します。引き続きよろしくお願いします!
  • 本日はありがとうございました。自由なオリジナル文章法で良いとのことで、勇気づけられました。また、内容ができている(Well-Being:良い在り方・良い状態)との言葉に更に勇気づけられました。ありがとうございました。①体験・経験→②体験・経験による思考・行動→③天啓・閃き(松果体:第三の目)→④実践→⑤図解→⑥文章化と、自分の文章化の流れが明確になった瞬間でした。次回5月26日(水)は途中(多分21時過ぎ頃)からの参加になる可能性が高いですが、何卒よろしくお願い申し上げます。感謝!
図で考えれば文章がうまくなる

図で考えれば文章がうまくなる

 

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「名言との対話」5月12日。佐々木正「共創の思想が日本を救う」

佐々木 正(ささき ただし、1915年大正4年5月12日 - 2018年〈平成30年〉1月31日)は、日本電子工学科学者 

島根県生まれ。京大工学部卒業後、神戸工業に入社。取締役を経て、シャープに入り、副社長となる。電卓の意味の親。液晶、太陽電池の開発に関わった「経営のわかる技術者」だ。 この人の名前はよく耳にしていたが、今回著書を読む機会を得ることができたのは嬉しいことだ。

太っ腹にして謙虚なリーダーだったシャープ創業者の早川徳次と養子の佐伯旭専務の絶妙なコンビ、そして佐々木の技術力でシャープの成長と黄金時代を築いていく。佐々木は「ロケット・ササキ」の異名を持っている。アメリカの技術がつけたあだ名で、「先戦闘機でも追いつけない」という意味で本人も気に入っていた。

 佐々木正『生きる力 活かす力』 (かんき出版)を読んだ。2014年に数えで100歳を迎えたときに書いた本である。後輩たちにやさしく語ったという感じの本だが、内容は深い。以下、そのエッセンスをあげてみたい。

一人の俊英の「 独創力」には限りがある。複数の英知が集う「共創力」は無限だ。成果主義は秘密主義の横行を招く。オープンな共創意識が希薄になる。与えることで、次のものを得る。そこから何かが生まれてくる。特許は公開しロイヤリティを払ってもらえばいい。「価値観が違うから、価値がある」のだから、「共創」の思想でいこう。お互いの信頼関係を築き、お互いの思想を尊重し、そこから新しいものを共に創りあげる。そうすれば日本は必ず活性化できる。もともと日本人の心に根付いている思想だ。ハイテクは高齢社会の杖だ。介護ロボットと人が生きがいを共創する社会を創ろう。

 自らの「人生行路設計」は20年単位で描いてきた。そうしたら100歳になってしまった。20歳までは「共鳴するもの探し」。40歳までは「戦後日本の復興優先」、60歳までは「先義後利」(日本式経営)、80歳までは「恩探し」をして80歳にして「あらためて恩を知る」。90歳にして「恩に報いる」。100歳までは「恩を感じながら、好きなことをやればいい」でやってきた。182歳の「天寿」までは無理でも、できれば120歳の「大還暦」まで生きられるといいな。20年単位の大きな節目で考え、どっしりと構えよう。

新技術や新製品の開発は、年齢とは関係ない。79歳で「国際基盤材料研究所」を設立した。仮説と情熱。「電卓は世界を変える」「液晶で壁掛けテレビを創る」も仮説。仮説とは「夢を描く」ことだ。その仮説を情熱をもって確かめていく。締め切りは2年がいい。1年では短すぎる。3年では長すぎる。技術開発、商品開発でもうまくいった。

「電卓」は左脳の代役。パソコンの登場で、人間はより創造的な仕事に打ち込めるようになった。脳は外界と隔絶され、情報を遮断されると、急速に退化していく。

若きスティーブ・ジョブス孫正義を支援している。両者とも「目力」が強かったと語っている。孫正義は「一番苦しい創業期を支えてくれた恩人」として、毎年主宰する「恩人の日」に招かれていた。ソフトバンクは2020年度は日本史上最高額の4.9兆円の純利益をあげた。失敗や見逃しもあったとし、「この程度で驚かない方がいい」と語っている。

佐々木正が伝えたいことは、自分の役割に気づいて「いつも、現役!」で生きていく、「価値観が違うから、価値がある」、「自分を高める心を忘れない」である。それは「共創」の思想である。危機に瀕している日本への貴重なメッセージであると受け止めたい。

生きる力 活かす力

生きる力 活かす力

  • 作者:佐々木正
  • 発売日: 2014/05/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 

 

 

 

 
 
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