日経支局長送別会とビジネスマン時代の上司との食事会のはしご

日本経済新聞仙台支局長だった篠原昇司さんが東京本社の消費産業部長に栄転する、ということで送別会に参加した。場所は対橋楼春風亭。日経新聞主催の講演会で講演したり、私のやっている勉強会(知的生産の技術研究会仙台)で篠原さんに講演をお願いしたりという付き合いである。冷たい頭脳と温かい心、と人をあらわす言葉があるが、むしろ温かい心と冷たい頭脳とひっくり返し方がぴったりする人物だ。参加者のスピーチからもそういう人柄がにじみ出ていた。


私もスピーチを頼まれたので、日経は経済面は勿論だが、いいのは「文化欄」と「人事欄」であること。人物記念館の旅に役立つ文化欄の話題と、篠原さんの人事が載った人事欄を日経本社の友人が知らなかったことを披露し社内では読まれているのか、という疑問を発したりしながら挨拶。


この会ではいろんな方にお会いした。出雲幸五郎さんなど伝説上の人物や会いたかった有名人や経営者にもお目にかかることができた。出雲さんからは「こうごろう新聞143号」をいただいた。山形のおひな様と、孫とフジテレビ・東京タワー見物の話題だった。


東北日経広告、幸洋堂代表取締役、ゼル代表取締役、よろづ園茶舗常務、東北放送相談役、大江設計代表取締役電通東日本、オオバ司法書士事務所代表、元キリンビール顧問、サンホーム代表取締役仙台放送取締役、白松がモナカ本舗、セザーヌ社長、ライオン社長、スモリ工業代表取締役東日本放送取締役相談役、電通東日本仙台支社、三原本店代表取締役、メディア仙台代表取締役河北新報常務、宮城教育大学名誉教授。



1時間半ほど参加した後、最後に篠原さんにもう一度挨拶してアジュールの銀禅に向かう。

ビジネスマン時代に上司というか同志というか、一緒に面白い仕事をした私とは特別な仲の人が仙台に現れたので、夕食をご一緒した。この柴生田さんは、会社きっての文化人で、広報課長時代は奇抜なプロジェクトの推進者として、また社外の人脈の豊富さもピカ一で、私もこの上司と一緒に楽しく仕事をした。柴生田さんの後任が私という関係だ。

この人のお父さんは柴生田稔といって斉藤茂吉の高弟で有名なアララギ派の重要人物だ。父や祖父の軌跡を追いながら、自らのルーツを探す旅をしており、仙台では二高、木町小学校、そして東北大図書館や宮城県図書館などを歩いたり調べ物をすのが来仙の目的である。

当日の成果やビジネスマン時代のことなどを肴に楽しく痛飲した。