古書店から、ツイッターとネット事業までのミニツアーの日

大学で仕事を終えて、九段へ。

途中の駅の売店で、週刊ダイヤモンドの2010年ツイッターの旅」特集を購入する。「「使えない」では済まされない!140文字、1億人の「つぶやき」革命」という副題がついている。読んでまた感想を書くことにするが、現時点で31万人のフォローワー数がいるホリエモンが対談をしているのを読んだ。以下、ホリエモンの発言から。−−自分のやっていることをプロモートする。Q&A。目利きを通したソーシャルフィルタリング。何が来るのか予測できないから、とにかくなんでもやってちく。新聞の存在意義がないことに誰もが気づく。、、、。

神田神保町で少しの時間だが、古本屋街をぶらぶらする。最近は、九段サテライトに行くときは、神保町で降りて古本屋を冷やかしながら歩くことにしている。坂崎重盛「神保町「二階世界」巡り」(平凡社)と「加藤周一が書いた加藤周一」(鷲巣 力編・平凡社)を買ってみる。坂崎さんのこの本を読むといくつかの古本屋の名前が出てくる「三茶書房」「山田書店」「原書房」「大屋書房」「悠久道書店」「巌松堂図書」「湊川堂書店」「一誠堂」「玉英堂」、、、。この本を道案内に古書店の世界にも分け入ってみることにしよう。

加藤周一が書いた加藤周一」は、知の巨人・加藤周一が60年にわたる「売文業」の中で書いた170冊を超える本の中から、91の「あとがき」と11の「まえがき」を時代順に編集したものである。加藤はその著作が書かれたときの時代状況、なぜそういう主題の本を書いたか、そして私的なことがらを綴るという形式でほぼ一貫して「あとがき」を書いている。だから、それを集めただけでも歴史と個人の関わりをテーマとした一冊の本になるというわけである。私の場合は、梅棹忠夫先生が「まえがき」には、この本を書くに至った経緯を書く、という事をおっしゃっていたことを受けて、そういう書き方になっている場合が多い。いずれにしてもこういう知の巨人達は、どんな場合でもポリシーを持って仕事をしていることを痛感する。

九段サテライトでは、大学院同窓会の幹事会をやっていて旧知のビジネスマンたちに久しぶりに会う。

ギリークラブの渡辺さんに紹介してもらったネットプライスドットコムの小野田美香さんと会う。小野田さんはインキュベーション推進室長と経営戦略室長を兼ねているキャリアウーマンだ。エネルギー溢れる話を聴いていると容易ならざるビジネスが展開していることがわかる。(株)デファクトスタンダード、(株)ショップエアライン、(株)転送コム、(株)もしも、(株)オークション、、こういうネットを用いたビジネスの動きの話は実に面白い。こういう最先端の動きが時代を創っていくのだと感じた。大学とのコラボレーションのアイデアもいくつか出たので、形にしていきたい。

なんだか、今日は、古書店から時代の最先端であるツイッターやネット事業まで、広い空間を旅した感じがする不思議な日になった。

下記は、ユーチューブにアップされている最近の動画です。

Interview of HISATSUNE Keiichi「知の現場」
大きな画面で見るときははこちら。http://www.youtube.com/watch_popup?v=Ad-KyDJqK1A



さよなら講義(ダイジェスト)宮城大学「これまでの10年 これからの10年」
http://www.youtube.com/watch_popup?v=FbzJDFMD9C4
大きな画面で見るときははこちら。http://www.youtube.com/watch_popup?v=FbzJDFMD9C4