インターゼミの前に、神田神保町の古本祭をひやかしてきた。
本好きの人がこんなにいるとは捨てたものじゃないと思いながら、古本を物色。
すずらん通りの出店などの店の趣向も面白い。
ただ、今日は岩波書店で新刊本を買ってしまった。
その中に、同世代の鹿島茂の「神田村通信」(清流出版)があり、帰って野球の日本シリーズ最終戦を見ながら読了。
神保町に住んでいる鹿島茂と逢坂剛の対談も含め、神保町の魅力が整理されている。
都心のど真ん中に移住した団塊世代の報告という趣がある。
- 安くて便利な交通網:都内全域30分。新宿10分、渋谷2分、銀座8分、日本橋5分。終電を気にせずに飲める。
- 文化的アクセスの良さ:都心ライフは美術館巡りに最適。
- 昼食時に街をぶらつく楽しみ:自在に時空間を動き回る散策。
- 自家用車不要:レンタカーのヴィッツ一日6700円。タクシーで1500円でどこでも。
- 仕事:大都会の孤独
古本屋:魚山堂(写真本)。山猫屋(カルトな本屋)。海坂書房(時代小説)。
喫茶:さぼうる。
バー:人魚の嘆き。
食事:ボンディ、マンダラ(カレー)。キッチン南海。丸香(うどん屋)。アルカザール(ステーキ屋)。レストラン七條(エビフライ)。げんぱち(洋食)。
都心ライフの参考書。神保町の隣の九段によく行くので参考にして、鹿島茂のおすすめの古本屋や飲食店をひいきにしてみよう。
「名言との対話」。10月29日。武野紹鴎。
「茶の湯者の茶人めきたるはことの外にくむこと」
[1502~1555]室町後期の富商・茶人。堺の人。号、一閑居士・大黒庵。歌学を三条西実隆に学ぶ。茶の湯では村田珠光の孫弟子にあたり、佗 (わ) びの境地を確立、千利休・津田宗及・今井宗久らの門弟を養成した。
「紹鴎門弟への法度」全12か条。
一 茶の湯は深切に交る事
一 礼儀正敷和らかにいたすべき事
一 他会の批判申間敷事
一 高慢多くいたす間敷事
一 人の所持の道具所望申間敷事
一 道具を専に茶の湯いたし候は甚だ不宜事
一 会席は珍客たりとも茶の湯相応に一汁三菜に過べからざる事
一 数奇者は捨れたる道具を見立て茶器に用候事、況や家人をや
一 茶の湯者の茶人めきたるはことの外にくむこと
一 数奇者といふは隠遁の心第一に侘て、仏法の意味をも得知り、和歌の情を感じ候へかし
一 淋敷は可然候、此道に叶へり、きれいにせんとすれば結構に弱く、侘敷せんとすればきたなくなり、二つともさばすあたれり、可慎事
一 客の心に合ぬ茶の湯すましき也、誠の数奇にあらず、我が茶の湯と言所を心得専要、又、客に手をとらする事あしく候
(『茶道古典全集 第三巻』淡交社 昭和35年11月 「紹鴎遺文」西堀一三)
千利休の師である紹鴎の法度12か条は門弟の茶人に与えた戒めであるが、すべて人の世を渡る処世の秘訣でもある。
「副学長日誌161029」
- 品川キャンパス
修士論文・実践論文予備審査会
徳岡先生、出原先生と一緒に審査。
「リーダーシップ論」「危機管理」「老舗企業」、、。それぞれ興味深いテーマだった。特にネパール人(ネパール料理店)とモンゴル人(人材育成)の事業計画は、国柄と時代を感じさせる内容だった。
大学院教授会
予備審査評価。院生異動。客員教授追加。シラバス。VOICE。入試広報。、、。
大学院を巡る全学状況を発言しておいた。
- 九段サテライト
バートル先生:非常勤教員の科目
金先生:岡山大学の活動のヒント。メモ術。プレゼミ。
インターゼミ
-中澤先生:山形の井上ひさしの遅筆堂文庫、樽平。鎌倉文学館。弘前、太宰と利一。
-中庭先生」金沢のシェア金沢。能登の廃寺のリニュアル。
-越田OB:内閣府の青年交流事業
-葛生OB:ブラックスワンの著者
-学長講話:BS11.「中東、エネルギー、地政学」の反応。体験を凝縮、目撃・文献・気づき・収斂・体系化・作品。つまり何なのか。
-グループワーク。