今日は、九段下、神保町、新宿、立川と動き回った。
まず、九段下の寺島文庫で寺島さんと面談:近況報告。アクティブ・シニア革命。インテリジェンスユニット。シェア本棚。食事会。知人の消息、、、、。林遼太郎さんとも会話。
神保町のシェア書店「ほんまる」で自分の棚を確認。
岩波のカフェで執筆途中の本の原稿。
本日発刊の寺島実郎『21世紀未来圏 日本再生の構想』を購入。
「BOOK HOUSE」で昼食。絵本の語りの会に紛れ込んでしまった。
立川のカフェで執筆途中の本原稿チェック。
オステオパシーで体を整える。
20時:自宅からリモートの「知研読書会」。半分は新メンバーで、紹介された本も多彩で面白かった。共通点は、「よりよく生きるための本」だった。
私は寺島実郎『21世紀未来圏 日本再生の構想』(岩波書店)を紹介。
以下、紹介された本。
- レイチェル・カーソン「センス・オブ・ワンダー」上遠恵子訳・新潮社(1996)、森田真生訳とそのつづき・筑摩書房(2024)
- 執行草舟「生くる」講談社(2010)
- 林健太郎「否定しない習慣」フォレスト出版(2022)
- K「シンクロ二シティ徹底解説読本」廣済堂出版(2021)
- 竹内薫「オヤジも目覚めるChatGPT革命」徳間書店(2023)
- 吉藤オリィ「ミライの武器」サンクチュアリ出版(2021)
- 山口祐加、星野概念「自分のために料理をつくる」晶文社(2023)
- ブレイディみかこ「RESPECT」筑摩書房(2023)
「多彩なバックグラウンドをもって活動されている方々ばかりで、自己紹介を聞くだけでもとても楽しかった会でした。まさに「本を介して人をつなぐ」ということが実感できました。」
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「名言との対話」5月16日、澤田隆治「残さなあ、かわいそうやないですか」
澤田 隆治(さわだ たかはる、1933年〈昭和8年〉3月18日 - 2021年〈令和3年〉5月16日)は、日本のテレビプロデューサー、テレビディレクター、ラジオプロデューサー。テレビランド代表取締役社長。享年88。
大阪府吹田市出身。神戸大学文学部日本史学科卒業後、朝日放送に入社。朝日放送で「魔王」と恐れられるなど活躍、東販企画社長も兼務しプロデューサーとして大活躍する。1980年代の漫才ブームの仕掛け人でもあり、多くの芸人を育てている。
澤田のキャリアはヒット作品の連続だ。私が知っているだけでも、「スチャラカ社員」「新婚さんいらしゃい」「てなもんや三度笠」「伝七捕物帳」「裸の大将」「花王名人劇場」「ジュームイン!!朝」、、などがある。
『私説コメディアン史』などの著作、「NHK人間大学」での「笑い学コウザ」、『ABC落語ライブラリー』なども手がけている。そして「笑いと健康学会」の会長もつとめた。
放送芸術関係やアニメ、映画などの専門学校の校長としても人材の育成を行っている。亡くなる寸前まで、新聞連載、テレビ出演などで「喜劇」の歴史を語り続けた八面六臂の活躍をした超人である。
澤田の多彩な業績の中で特筆されるべきは、映像製作だけでなく、喜劇人たちの足跡の記録を残したことだ。『私説コメディアン史』、千ページを超える『笑人間』、『上方芸能列伝』、『笑いの放送史」、『笑いをつくる』『漫才ブームメモリアル』、『テレビは何を伝えてきたか』そして、花登や雁之助、永田キング、ルーキー新一、さだまさし、森光子、ひょうきん族などを紹介した本も多い。軽く見られがちで、消えていった芸人たちへの愛情を感じる。
テレビの創成期の渦中にいながら、その流れを冷静に見つめ、そして喜劇という分野を、映像などの現物だけでなく、その意味と意義を問い続けた。「残さなあ、かわいそうやないですか」というように、深い愛情と強い意志で記録に残そうとしたのである。澤田隆治という希代の喜劇人の真骨頂はここにある。