夏目漱石「道草」をオーディオブックで読了。
- 作者: 夏目漱石
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1951/11/30
- メディア: 文庫
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その彼の前に、十五、六年前に縁が切れたはずの養父島田が現われ、金をせびる。
養父ばかりではなく、姉や兄、事業に失敗した妻お住の父までが、健三にまつわりつき、金銭問題で悩ませる。その上、夫婦はお互いを理解できずに暮している毎日を丹念に描いた作品だ。
主人公の設定は、海外留学、学者、妻との不和、体調の悪さ、、、など現実の漱石を思わせる。
漱石の細かい心理描写がよく書かれている。漱石の日常と心理状態を知る自伝として読むのがいいようだ。
次は「門」を聴きはじめた。
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名言の暦 6月9日
命日
- ディケンズ1870:私は、時間厳守、整理整頓、勤勉の習慣なくして、また、一時に一つの事に専念するという決意なくしては、私のしてきたことを決して成し遂げられなかった。
- 有島武郎1923:前途は遠い。そして暗い。然し恐れてはならぬ。恐れない者の前に道は開ける。行け。勇んで。小さき者よ。
- 山下太郎1967:人間の価値は、困難のときわかるものである。
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